私の大好きなNMB48山本彩が卒業するということで、卒業コンサート、行ってまいりました。

3万人が、山本彩という偉大すぎるアイドルの卒業を、色んな想いを抱えながら見守っている、とてもあったかい時間でした。
勿論、これだけ大きな規模ですから、正直、不満もあります笑
言ってしまえば、野外コンサートの不慣れさみたいなものは、どうしてもありました。私は本当に最後列くらいから参戦していたのですが、スピーカー不足は圧倒的。もっと内向きのスピーカーを置かないと、臨場感、ほとんどない。開演前の影アナとか聞こえない。あとモニターの位置も低い。これも足りてない。
ステージ配置も勿体ない。などなど、普段から野外ロックフェスとかに行っている身としては不満な部分も正直ありますが、コンサートとしての構成は本当に良かったです。
コンサート翌日のSRで「セットリストとかメンバーはほとんど自分で決めさせてもらった」と彩ちゃん自身が話していたのを聞いて、とても納得しました。本当にいいセットリストだったし、山本彩らしい、いいコンサートでした。

たくさん見所があって、もうツイッターで感想を垂れ流すにも限界がありましたので、個人的な感想を少しまとめたいと思います。

1.初めての星
彩ちゃんの、アカペラソロから始まった一曲目。気持ちいいだろうなあ、高揚してるだろうなあって、うわ遂に始まるなあって思ったのと同時に、あー卒業コンサート始まっちゃったなあって、本当に寂しくなりました。大事な大事な歌だということが伝わる歌い上げ方。150メートルあったという花道を進んでいく彩ちゃんの背中がどんどん遠くに行ってしまうのを見つめながら、やっぱり寂しくなりました。

2.転がる石になれ
3.ワロタピーポー
4.イビサガール
5.ナギイチ
6.絶滅黒髪少女
7.RESET
8.約束よ
最高。超最高。この歌いいんですよ、ほんとに。彩ちゃん自身もこの曲が歌いたいと思ってセットリストに入れてくれたみたいですけど、本当にいい曲。明るい曲調なのに、歌詞が寂しくて切ない。ああ泣ける。

9.ジャングルジム
10.抱きしめたいけど
11.孤独ギター
これ、センターステージでこのみんとコラボしていた曲ですね。結局、現場では誰が踊っているか分からなかったんですけどね、モニターすら遠すぎて笑
ただ、あ、彩ちゃん今絶対最高にワクワクしてるなって、遠目から見ても一瞬で分かりました。踊り狂うこのみん、最高に格好良くて、あーこれ彩ちゃんがやりたかったことなんだなぁ、こういう彩ちゃんが自分はもっと見たいんだなあって、すごく実感しました。

12.HA!
13.結晶
14.最後のカタルシス
15.星空のキャラバン
16.365日の紙飛行機
17.夢は逃げない
18.Bird
19.Blue rose
20.嘘の天秤
彩ちゃんがSRで「これが今のNMB、っていう7人を集めた」と話していましたね。彩ちゃんはじめ、夢莉ちゃん、凪ちゃん、城、美瑠、紗英ちゃん、朱里ちゃん。こういう懐かしい曲をちゃんと溢さず入れ込んでくるところ、流石。

21.野蛮な求愛
もう大好き。大好きとしか言えない。ゴリゴリに踊りまくって、極め付けの「口説かせてくれ」はずるい。もうずるい。会場にいた全員口説かれました。最高。

22.友達
「山田は何してんねーん!!!」と、あー菜々ちゃんここ出てこないのか…と、ちょっとだけ寂しくもあり。でも、現役の一期生たちと歌う友達も良かったです。三人それぞれのメッセージも彼女たちらしくて、爽やかに、誇らしげにこの歌を歌う彩ちゃんが印象的でした。

23.俺らとは
まさかと思ったけど、きましたね、俺ら。
みんな踊れる踊れる。本当に卒業してたっけ?ってくらいに違和感がない。一期生って偉大だなあ、って思いました。

24.プライオリティー
自分でも引くほど沸きましたよね、百花の登場。女の子の黄色い声というか、奇声というか、歓声というか。女性アイドルの現場ではなくなりましたよね、一瞬。おじさん怯んだよね、絶対。百合劇場を挟んでくれて、百ちゃんがとっても百ちゃんらしい在り方で出てきてくれて、それが凄く嬉しかったです。

25.太宰治を読んだか?
由依ちゃんの優しいメッセージビデオのあと、それをオマージュした菜々ちゃんからのメッセージビデオ風茶番。笑
SRで「バレバレやったのぉ?うそぉ!そうなんや、なんでぇ?」と言ってましたが、車の中からの映像、かつあんなにブレブレのカメラとキメキメのメイク見たら、誰でも「お、菜々ちゃん来てる来てる」って気持ちになるでしょうよ笑
彩ちゃんの「おいお前は行くぞ!」の一言が最高。
だって、彩ちゃんが「おいお前」なんて言える相手、この先現れるのでしょうか。
お前って…お前って…苗字呼びも大好きだけど、そんな強気なお前呼び…面と向かったら恥ずかしくなって目もロクに見られないくせに、そういうところがほんと彩ちゃん、って感じですね。
お互い現役時代の時は、曲中一度も目を合わせないなんてこともあったのに。
車から降りて、ステージに先に上がった彩ちゃんが菜々ちゃん来てるかなって後ろを振り返る仕草とか、間奏で目を合わせて笑い合うところとか、最後に小突き合うところとか。あーもう、ホントにさやななは私の青春です…

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26.僕はいない
彩ちゃん歌い出しからの、みるきー登場。本人曰く、すぐイメージが出来ていたようです、この流れになるのは。たしかに、天才的な流れで、誰もが待ち望んでいた胸熱展開。
出てきた瞬間はキリッとしていたみるきーが、彩ちゃんを見るなりいつものふにゃっとした笑顔を見せたり、隣に並んでいるただそれだけなのに、さやみるきーは最強、と思わせてくれたり、途中のハグの嬉しそうな顔だったり。
彩ちゃんの隣に並ぶみるきーは、いつどんな時より一番キラキラしていたなあって。

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27.カモネギックス
28.甘噛み姫
29.北川謙二
楽しいのに泣ける歌、と彩ちゃんがSRで言ってましたね。なんでやろ、と不思議がっていたけど、その気持ちちょっとわかりますよね。あの多幸感。キラキラしてて、ワイワイしてて、今が最高!今がいっちゃん楽しい!!っていう感じ。あれがなんだか無性に切なくなるんです。

30.僕らのユリイカ
31.ずっと ずっと

EN1.忘れて欲しい
EN2.卒業旅行
大好きな曲です。みるきーの卒業のとき、あんなにも涙を流していた彩ちゃんが、綺麗な顔で、可愛く可愛く歌っているものだから。いつだって、卒業して行く子が誰より一番可愛いんだなって実感しました。
ちなみに、美優紀ちゃんがウルトラキュートなのは全人類がお分かりだと思うんですけど、卒業旅行歌ってる間、一人だけ「振り返る」の歌詞で手の甲を頭の横につけて降ろす振り付けずっとやってて、最後「みんなもやって!」って言わんばかりに周りに顔でアピールするとこも美優紀ちゃんらしさ爆発しすぎてましたよね…

EN.三日月の背中
EN.僕だって泣いちゃうよ
EN.青春のラップタイム

卒業1期生MCのあと、ももちゃんが「さやねえ、うち意地はって出えへんって言ってたけど、めっちゃ好きやから出てん」って言ったのに対して「私も。大好き。」って答えた彩ちゃんにやられましたよねー。ももちゃんには本当にいつも素直で可愛らしいんですよ。
そのあとキスされても動じないところが彩ちゃんらしくてまた好きなんですが笑

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MCは、とにかくさやみるななが最高でしたね。あの空気感、何年たっても変わらないものです。
この三人がいたら、NMBは大丈夫、どこまでもいける、あの時そう信じさせてくれていた全てでした、私にとって。

彩ちゃんと菜々ちゃんがわあわあ言い合っているのを、ずーっと歯茎見せながらニッコニコ顔で見守る美優紀ちゃんの構図が昔のまんまで、彩ちゃんを挟んだ時の2人の笑顔も昔のまんまで、さやみるきーのあの独特な雰囲気…美優紀ちゃんの甘ったるい雰囲気にあてられた彩ちゃんが、くすぐったそうな顔でイヒヒって笑って、ちょっと甘えた声で話す二人の空気とか。そこに、そんな二人のむず痒い空気を和ませて、いつだって誰より優しくて大らかな菜々ちゃんがいて。彩ちゃんもみるきーも、大好きで、いじりたくて仕方なくて、甘えたくて、そんな菜々ちゃん。
私の大好きな三人は、昔のまま、何も変わっていませんでした。


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私は、彩ちゃんがソロで活動しているの、本当に大好きなんです。
バンドを従えて歌っている彩ちゃんを見ていると、本当に幸せそうで、楽しそうで、好きなことを好きなように、自由に、音で遊べている、音楽やってる、そんな彩ちゃんが大好きです。
勿論、グループを愛して、メンバーを愛して、ファンを愛して、誰よりカッコいいキャプテンをやってくれている彩ちゃんも大好きで。
だからこそ、寂しくもあり、これからが楽しみでもあり。
小さな背中で、たくさんのものを背負ってきてくれました。
私が、心から尊敬している人。
この人と出会えて良かったなあと、思える人。

そんな人の門出に立ち会えたことを誇りに思うし、アイドルになってくれてありがとう、夢を追い続けてくれてありがとう、好きにならせてくれてありがとう、と、色んな想いが浮かびます。

彩ちゃんが飛び立つ空が、どこまでも高く、青く、澄み渡っていますように。
そして、彩ちゃんがやりたいこと、全部できますように。

どうか、ずっとずっと、幸せでありますように。

8年間、お疲れ様。
そして、これからもずっと、ついていきます!
ありがとう!!!




ドッキリだったらいいのに。

心からそう思った。

嘘だよって言ってくれたらいいのに。
解散なんてしませーんってふざけたって構わないのに。
おじいちゃんになってもSMAPだからって、笑ってくれたらいいのに。
やっぱりこの先も五人でやってくよって手を繋いでくれたらいいのに。

悲しくて、悔しくて、虚しくて、つらい。



私が生まれる前から、SMAPはそこにいて、
私が物心ついた頃には、SMAPはスーパースターで、
私が死ぬまでずっと、応援できるのがSMAPだと思ってた。
SMAPがSMAPでいてくれるのが永遠だと無条件に信じていたから、だから、今が信じられない。


この28年、SMAPがいつも私たちに向き合ってくれていたこと。
森くんの脱退、木村くんの結婚、吾郎ちゃんの復帰、つよぽんの復帰、中居さんのパパのことや喉のこと、大震災の時も、小さいことも、大きいことも、いつも彼らの言葉があったから信じられた。
2016年12月26日、SMAPSMAPの終焉は、テレビの終わりだ。

SMAPは、唯一無二のアイドルだと思います。
今までも、これからも、こんなアイドルグループは存在しないし存在できない。

そこで、私はAKBグループのファンでもあるので、どうしても言わせてほしいことがある。


48グループが、中居さんをはじめ、SMAPにとてもお世話になって来たことは事実です。
火曜曲、UTAGE、Momm、スマスマ、その他バラエティー、お芝居、数々共演してきました。
「SMAPさんみたいになりたい」と夢を語ってくれたのは、初代総監督のたかみなや、不動のエース、前田敦子でした。
SMAPのライブリハを見た大島優子とたかみなが、すげえええって、まるで一般人みたいに喜んでいたこと。
ATARUで共演した以来、ぱるるがいつもメデイアを通して中居さんへの想いを言葉にしてくれたこと。
スマスマ最終回のあと、多くの48グループのメンバーがSNSを通してSMAPへの想いを形にしてくれました。

彼女たちのSMAPに対する想いはほかにも様々でしょうが、一番はやはりこのひと。

元AKB48であり現HKT48の指原莉乃さん。

もともと、中居さんに名前すら覚えられていなかったひとです。
それが、彼女は努力と才能をもって、着実に世間に浸透しました。
そしていつしか中居さんにも、きちんとフルネームで名前を覚えられている子になり、その類稀なバラエティー能力を認められた子だと思っています。

話し上手で、バラエティーの順応性も高く、ステージにこめる想いは熱く、メンバー想いな彼女は、どこか中居さんに通じるところがあります。

SMAPの27時間テレビで、指原さんはファンに報いることをSMAPから学びました。あのノンストップライブで、すべてが変わったと言っています。

あの時、あの時間、ライブを今にも泣きそうな顔で見つめていた指原さん。彼女があのステージから、いろんなものを受け取ったことは表情を見ていれば誰にだってわかったことだとは思うけれど、彼女はそれを、例の報道以来、表に出してくれるようになりました。おじゃMAPで直接慎吾くんに伝えてくれたこともあった。TwitterでSMAPに触れるようになった。始めたばかりのインスタ、一枚目の写真にスマショのクラッチバッグを持って映った。
彼らとの仕事を通して、きっとたくさん学んだ。それが伝わるし、伝えてくれるのが指原さんなのです。
いつか終わりが来ることを覚悟している彼女は
、これから、スマスマの最終回をどう受け止めるのだろう。
アイドルには終わりがある。それが常識だった。
それを覆したのがSMAP。
ならきっと、受け継いでくれるのが指原さんなのかなとも思う。

スマスマ終了後、指原さんがTwitterでこんなことを言いました。


「27時間テレビのライブを生で見て、メンバーの皆さん、ファンの皆さんの姿を見ているだけに、今番組を見れない。

ある日、「パーフェクトビジネスアイドル」のお話をたくさんしてもらって、、、(すっごくいいお話。)約束してやらなきゃいけないことがあるんだ😃だから頑張る。」


これは慎吾くんのことかな。
やらなきゃいけないことがある。

SMAPファンも、きっとそう。

SMAPから、言葉を聞いてません。
僕たちはもう解散しますって、言われてません。
諦めてくれ、忘れてくれ、ほっといてくれって、何一つ言われてない。
サヨナラだって、言われてない。

ならば?
諦めません、
忘れません、
ほっときません、
サヨナラは言いません。

SMAPがSMAPでいられなくなっても、SMAPはSMAPです。
いつか、中居正広と木村拓哉と稲垣吾郎と草なぎ剛と香取慎吾が同じグループで活動していたことを知らない世代が出てきても、
私が胸を張って答える。

あの人たち、おんなじグループにいて、超国民的アイドルだったんだよ、って。
歌もダンスも特別上手じゃなかったけどね、子供もおじいちゃんも女の子も男の子もみんな好きで、名前だってみんな知ってて、本当に凄かったんだって。

納得できないことばかりで、信じたくないことばかりで、デビュー25周年なのに全然お祝いされなくて、そんな逆境の塊。
なんで、どうして、って泣いて縋り付きたい気持ちでいっぱいで。
けど、ファンは負けなかった。
信じてたし、信じてる。
だから花を摘んだ。花束を贈りたくて必死だった。
いつか帰って来るその日を願って、25周年をお祝いした。


SMAPが、あと5日で解散する。
回避できるものならしてやりたい。
覆せるものならしてやりたい。

でもどうしてもその日が来てしまうなら、
私は待つことにします。

何も言えずに、じっとじっと耐えているSMAPが、どうか笑って2017年を迎えられますように。
「ウチらSMAPだから」って笑う五人が、いつかまた、戻って来てくれますように。


ずっと愛してます。
重たいファンだから、ごめんなさい。
5.60年とは言わず、永遠に。

まだ、諦めるわけにはいかないよ。


新国立劇場という歴史ある大きな舞台の真ん中に、今日、小さな小さな身体の座長が立っていた。



川栄李奈、AKB48卒業後間も無くの初舞台、そして初主演。
「AZUMI~幕末編~」を観劇してきましたので、その感想を。


彼女がAKB48の卒業を決めた時、歌って踊るアイドルを辞める時、本音を言えば私は凄く寂しくて。もう少しだけでいいから、アイドル川栄李奈を見ていてかったなあと思ってしまうのは事実で。
だけど、女優として立派に舞台に立つ彼女を見たら、嬉しくて涙が出ました。
愛嬌があって、まっすぐで、能動的で、そして大胆で。彼女の目が好きなんです。肝の据わった怖いもの知らずなその感じが、好感でしかない。



人を斬りながら、誰かのために、国のために、と命を懸けて闘い続けてきたあずみ。強い心を持ちながら、どこか心の奥で悩み葛藤し生きてきたあずみ。本当はただの女の子なのに。まっすぐな、優しい女の子なのに。

あずみは、川栄李奈でした。

周りの演者に助けられながら、スポットライトを一身に浴びて。川栄の覚悟みたいなものを、その芝居から、その言葉から、その立ち姿から受け取りました。

殺陣も、思っていたよりずっと本格的。小さな身体で剣を振り回す様を見て、これが座長の意地と責任かと。

それに、川栄のための場面が劇中何度か見られます。そこだけを切り取っても、川栄が愛されてるワケがよくわかる。そういう、とっても心が温まる場面です。
ここで、ほんのちょっとだけネタバレ。




川栄李奈へのアドリブクイズシーン。おそらく全公演で漢字のクイズを出しているのかな。
どどんと出たのは「月極」の二文字。
その瞬間「…一回ヒント」の回答。つい頭を抱えて(おまえねぇ…)となってしまうほど。いやいやさっきまでのあずみはどこ行ったんだ嘘だろうが……と思わず言いたくなるような。結局「これはどんなものですか?」「つききょく!」と笑
ちなみに「攘夷って知ってる?」と共演者に聞かれた彼女、ただただ笑って「もーやだー」と返したらしいですから、ええ。



そんな、時折笑える川栄らしいシーンも挟まったこの舞台。

事前にSNSなんかで前評判を見ていたのですが、やはりこの日も客席は満員ではありませんでした。二階の空席は目立つ。
満員御礼でないのが、こっちのほうが悔しい。
勿論、舞台というエンターテイメントがどの人にとっても身近なものだとは思っていません。興味とか関心とか、きっかけがないと出会わない世界だと思ってます。だけどもっと多くの人に出会って欲しかった。川栄李奈が演じる、あずみと。
私は川栄のあずみが百点満点だったと思います。でも、次の瞬間思い直しました。ああ、数字の評価なんて、そんなのこの際どうでもいいんだ、と。
願わくば、この舞台が誰かの心に残って、届いて、響いて、川栄がまた新しい舞台に立てるように。


残りあと数公演。
千秋楽を終えた彼女には、是非、大きな大きな赤い花マルをあげたいと思います。




池袋サンシャイン劇場にて、「Mr.カミナリ」を観劇。ゲストヒロインに乃木坂46から衛藤美彩さんと桜井玲香さんがWキャストで出演。私は桜井さんの演じる七音(どれみ)先生を観てきました。

通称ぽんこつキャプテンな桜井さん。最初こそ「ヒロインなんて本当に大丈夫なのかな…」とハラハラしながら見守っていたのですが、脇を固めている演者の皆さんがどっしり構えてくれているので、玲香ちゃんも安心して身を投じてお芝居しているようだったし、後半はその自由に楽しんでいる姿を見て心から楽しめました。

とはいえ、座長である三宅さんと小倉さんの狡さ。あんなに面白おかしくアドリブされたらそりゃあ桜井さんも埋れちゃう!ずるいよおじさまたち!

挟み込まれるネタやジョークは正直古いので、平成生まれとしてはジェネレーションギャップを凄く感じます。いやいやそれ誰?えーまってまってその歌何?みたいな場面がちょこちょこ。それでもお腹を抱えて笑える。なぜなら演者の皆さんの勢いと流れと引力にぐんと引っ張られるから。しょーもなくて(と言ってしまったら失礼かもしれないけど)超たのしい。日本のおっさんたちってカッケエわ…って胸が熱くなる。

そんなおっさんたちが恋をする、(もしかしたら悪魔の)どれみちゃん。泣き真似には目薬をあっさり使うし、思ってもいないくせに「素敵な」って太鼓持ちするし、すぐ女の武器使うし。おいおい桜井さんはまり役じゃん!(というのは本当に失礼?笑)
いやでも何が言いたいかというと、おじさんたちをメロメロにしながら、可愛い可愛いヒロインであって、いざという時に中心に立ったり誰かを守って盾になったり。桜井さんの色に染まった可憐などれみちゃんを演じていたな、ということです。セリフがない場面でのリアクションを見ているといつもの桜井さんに近い感じで、とっても自然体。女優桜井玲香を見られたことが嬉しくなります。

しかし、カーテンコールになった途端ぽんこつ桜井さんが全開。流石。
「今日で何ステージ目?」と三宅さんに聞かれて「…?」と口ごもる姿も、「残りあと3ステージだね」と言われて「ヤですぅぅぅぅ~」って顔へにゃらせる姿も、「毎ステージ良くなってるね」と褒められて「…っ!?」っていうリアクション姿も全て愛おしさの塊。


途中三宅さんに突っ込まれてリアルに「…あう」って声漏らした時は流石に巻き戻したかったですね…笑
あの場面よもう一度…!!



小さな小さな体から、大きな大きなエネルギー。桜井さんの発声は気持ちがいい。歌も本当に御上手。
ああまたいつか、どこかのステージに立つ桜井さんが見たいなあ。もっともっと歌声を聞きたかった。



古き良き日本の在り方。
便利になった環境。
和と、個。
心を重ねる、ということ。
笑うことの大切さ。
そんなことを考えた二時間。



千秋楽、まもなくです!
当日券もあるみたいです、まだの方、迷ってる方、行って損はありません!!急げ!!



初めて青山円形劇場でお芝居を観ました。あの距離感、押し迫ってくるような感覚、すぐそばに演者がいる緊張感、全てが特別な空間。閉鎖が決まっていると知って、今物凄く哀しくて物凄く残念です。

さて、今回観劇した「生きてるものはいないのか」
七年ぶり?の再演らしいのですが、私は初めて知る舞台でした。どうやら映画化もされているようで。
元々は川口春奈ちゃんの舞台初主演だということと、乃木坂46メンバー若月佑美ちゃんが出演するということで観劇することを決めました。
事前情報を何も得ずに向かったこともあって、その衝撃たるや。
人がばたりばたりと死に続ける二時間。

私が観劇した日は終演後に前田さん(作者/演者)と若月さんとほかお二人演者の方によるアフタートークがありました。その中で、前田さんから印象的なお言葉があったので書いておきます。


「私たちは生きながら、生きているという実感を持ちながら、それでいて確実に死に続けている。しかし何かを削りながら過ごしているという実感よりも、むしろ何かを積み重ねながら過ごしている気がする。」

アフタートーク冒頭にこういった内容のことをお話しされていました。これを聞いてわたしは(ああたしかに)と納得。
生きているということは、死に続けているということ。そういう得体の知れない違和感。


「死は普段隠されているもので、それが目の前でばたばた起きている、という光景は不思議ですよね。」
ということもおっしゃっていて。

人があっけなく、あっという間に死んで行く、のにその出来事があまりにも笑える。その滑稽さ、あっけなさ、シュールさ。
なんだかとても違和感のある不思議な二時間を目撃しているような気持ちでいました。



さて、それではここからは若月佑美さん中心にアフタートークレポです。

前半にぎゅぎゅっと見所と見せ場が詰め込まれている若月さんは、始まって早々?わりと早い段階でお亡くなりになります。笑
言わば物語のスターター。死に始め。しかも死んだ登場人物は小さな舞台上で死にっぱなし。…ということで「舞台上で(死んだあと)何考えてる?」と聞かれた若月さん。
→「正直、半分は息です。(「息?」と聞かれる)あの、死んでる人って息しないじゃないですか。横から観た時にこう(胸やお腹が上下)ならないように。あとの半分は、正直なことを言うと、終わったら何食べよっかな~って毎日考えてます笑」


前半で倒れてから、一度だけ友人に体を揺さぶられるもののあとはずっと床に寝転ぶだけの若月さん。衣装のパーカーに触れて。
→「衣装にフードがついている本当の理由は、(頭の下にクッションとして敷いて)痛くならないようにってことだったんですけど、全然意味なくてw」
髪型も、後頭部が痛くならないように随分試行錯誤したらしいです。「若月さん髪型も三回くらい変えてるよね」と前田さんに指摘されていました。


アフタートーク中の若月さんは、前田さんのお話を聞いてる時に凄く熱心に頷いたり、リアクションとったり。現場でたくさん影響を受けながら、吸収してるんだろうなあって思って見てました。きっと凄くいい経験になったことでしょう。
劇中、川口さんが人を殺す場面が二回ほどあるんですが、そのシーンについては前田さんが「人を殺す、というのを凄くあっけなく描いています。あんな短時間じゃ(殺すのは)無理があるけど、(実際に舞台中)五分も六分も締めてたら(観客も)飽きちゃうから(川口さんに)早めに殺してもらって」とブラックジョークを入れつつ。殺す、というキーワードで「最近魚釣りをして、鯖を殺したんですけど。鯖ってペットボトルくらいあるんですよね」という前田さんの言葉に、手元にあったペットボトルに触れてまじまじ見る若月さん。こういうところが可愛い。生真面目なんです。


あとは、前田さんから「円形だから演出が面倒臭くて。」とポロリ本音も。
ある男性キャストが死に際台の上に背中を乗せるのですが、前田さんからは「無理やり台の上に乗って死んでもらったんだけど、それは(床で寝転がってしんでしまうと)反対側からは舞台セットの影に隠れて死んで行く様がまったく見えないから」と説明が。たしかに、正面の演者の影やセットの影に隠れてよく見えないやりとりもしばしば。
ほかにも、最初はずっとその場を動く予定のなかった前田さんも、それじゃあある方向のお客さんからは若月さんがまったく見えなくて流石にまずい、とあとから演出を練ったりしたらしいです。
アフタートーク中も近くのお客さんに「若月さん見えませんよね?すみません」と笑ってました。


さて劇中では、俳優の木村了くん(マッチ)と若月佑美さん(ナナ)がカップルです。何気無い会話ではありましたが、
マッチ「ねえサボテンしまっといてくれたぁ?」
ナナ「あ、わすれたー!」
マッチ「えー雨降るからしまっといてって言ったじゃーん!」
ナナ「だーいじょーぶだって」
マッチ「だぁめぇだーよーーー」って喋りながらはけていくシーンがもうツボでした。そのかわいさったら。木村くんも若月さんもほんとかわいい。

ちなみに若月さん。咳き込む演技がとっても自然体。実は酢こんぶを食べているうちに咳き込んで死ぬ、というとんでもなくシュールなシチュエーションなんですよねここ。でも若月さんに食べかけの酢こんぶ差し出されて「食べる?」って聞かれてる演者さんを若干羨みました。いわれたい。
若月さんは「私が一番最初に死んじゃうんですけど、え?そんな感じで死んじゃうの?って皆さん思ったと思うんですけど。そう思ってもらえてたら。」と話していました。前田さんも「ヒロインっぽく見せておいて、しかも都市伝説が好きだから謎を解き明かしていくポジションかと思えば一番最初にあっさり死んで行く」と笑っていましたね。


なんでもない日常の、どうでもいい会話とか、本当に大切なものってなんなのかとか、ああこんな会話よくあるなあとか、死ぬ最期の言葉は「ありがとう世界」だなとか。観劇したあとに色々と考えさせられる舞台でした。

女優若月佑美でありながら、アイドル若月佑美は、そんな舞台を凄く楽しんでいたなあ、という感想。
素直に楽しいんだろうし、だけど葛藤していることもあるだろうし、もっともっと、って求めるものが今たくさんあるんだろうな…っていう感じ。
川口さんは、透明感が凄まじい女優さんでしたね。主演でありながら、その存在が儚すぎて。手を伸ばしたら触れられそうな距離にいるのに、瞬きひとつしたら消えちゃうような。俯いた顔が凄くドラマチックで目が素敵な女の子。川口さんがアフタートークに参加する回も別日にあったので、是非この作品に対して考えていることとか聞いてみたかったなあ、と思ってしまいました。



「生きてるものはいないのか」
そのタイトル通りのラストシーン。一人でいたかったものが、一人でいたくなかったものを残して死んで行く。生きてるってなんだろう。一人ってなんだろう。

良い死に様を見せたいものです。