Archie Shepp - 『The Magic Of Ju-Ju』

(1967年)

 

Archie Shepp - ts
Martin Banks - tp, flh
Mike Zwerin - bass-tb, tb
Reggie Workman - b
Norman Connors - dr
Beaver Harris - dr
Frank Charles - talking drum
Dennis Charles - percussion
Ed Blackwell - rhythm logs

 

1.The Magic Of Ju-Ju
2.You're What This Day Is All About
3.Shazam
4.Sorry 'Bout That

(1967.04.26)

 

...

さあ、『The Magic Of Ju-Ju』 です。Impluse! レーベル6作目の紹介になります。

このアルバム、とにかくタイトル曲をじっくり聴いてほしいです。

パーカッション奏者のイントロから、すぐ Shepp のソロになります。それを曲の終わりまで

ずっと吹き続けているのです。曲は 18:38 で、初めから終わりまで吹きっぱなし...。

 

途中からドラムが入ります。2人クレジットされていますが、2人とも同時に入るのかどうか

そのあたりは、混然としていてよく分かりません。

最後の最後にアンサンブルとなります。それで演奏終了です。

その間、くどいようですが、Shepp の独壇場、今回久々に聴いた『The Magic Of Ju-Ju』でしたが

こんなにすごいミュージシャンだったとは、ちょっと記憶になかった(?)ですね。

 

もっとも、ジャズ初心者が聴いて面白いという内容ではありません。前作『Mama Too Tight』と

同じで、ジャズの「耳」ができてこないと楽しめないのだと思います。

でも、Archie Shepp を聴くとなれば、絶対はずせないのが本作...でもあり、

また本作が Shepp のベスト・プレーだと思います。

なんだか衝撃的で気味が悪いジャケットですが、Shepp 渾身の一撃、ぜひ堪能してほしいです。

 

最後になりましたが、残りの #2~#4 について一言。

#2 はゆったりとしたアンサンブルの小品、#3 はちょっと過激ですがモダン・ジャズ、

#4 はメイン・テーマにファンキーさも感じられる演奏、すべてひっくるめて

「ブラック・ミュージック」ということになるのでしょうか。Shepp は奥が深いです。

 

...

The Magic Of Ju-Ju

 

You're What This Day Is All About

 

Shazam

 

Sorry 'Bout That