Archie Shepp - 『Live In San Francisco』
(1966年)
Archie Shepp – ts, p, recitation
Roswell Rudd – tb
Donald Garrett – b
Lewis Worrell – b
Beaver Harris – dr
1.Keep Your Heart Right
2.The Lady Sings The Blues
3.Sylvia
4.The Wedding
5.Wherever June Bugs Go
6.In A Sentimental Mood
(1966.02.19)
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本作は Archie Shepp の Impulse! レーベル4作目のアルバムになります。
フロントは Shepp と Roswell Rudd の2人、バックはピアノレスでベース2人とドラムの
3人によるクインテット編成です。
Shepp も自分で弾くときは別ですが、ピアノレスという編成にこだわっていますね。
前作『On This Night』でも書いた Ornette Coleman の影響でしょうか。
自分は、ピアノレスということで、よりアドリブといいますかインプロヴィゼーションの
自由度を増す試みなんだと感じています。
さて、本作はライブ・アルバムです。でもちょっと演奏のノリという点で減点なのです。
この演奏で「拍手」する観客も少し違和感(?)があります。
でも、ノリというより、Shepp は今後の見通し、自分のスタイルをどうするのがいいのか、
過渡期、実験段階...なのかもしれません。New Thing といいますか Free Jazz としての
Shepp 自身の在り方を模索しているかのような感想を持ちました。
それで、演奏自体は完全フリーというわけではなく、フリーがかっても元に戻ってくるような
Ornette Coleman 的な「自由スタイル」で構成されています。まだまだ破綻のない演奏です。
ただやはり、Free Jazz の経験のない方には、おそらく難解な印象でしょう。
以前紹介しました『Four For Trane』『Fire Music』を先にお聴きいただくのがよいかと思います。
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https://www.youtube.com/watch?v=Fq3eEFaloKE
Keep Your Heart Right
https://www.youtube.com/watch?v=avaGAtIMvUA
The Lady Sings The Blues
https://www.youtube.com/watch?v=kYAjc53vj08
Sylvia
https://www.youtube.com/watch?v=LAgCc3fAKbk
The Wedding
https://www.youtube.com/watch?v=5559qDhZ77Y
Wherever June Bugs Go
https://www.youtube.com/watch?v=QCLDrepqpmM
In A Sentimental Mood