Zoot Sims - 『Zoot Sims On Ducretet-Thomson』

(1956年)

 

#1-#7

Zoot Sims - ts

Jon Eardley - tp

Henri Renaud - p

Benoit Quersin - b

Charles Saudrais - dr

(1956.03.16)

 

#8-#11

Zoot Sims - ts

Jon Eardley - tp

Henri Renaud - p

Eddie De Haas - b

Charles Saudrais - dr

(1956.03.15)

 

1.Captain Jetter
2.Nuzzolese Blues
3.Everything I Love
4.Evening In Paris
5.On The Alamo
6.My Old Flame
7.Little Jon Special
8.Charlie Went To Cherbourg
9.Crazy Rhythm
10.I've Found A New Baby
11.Charlie Was In Rouen

 

...

このアルバムは Zoot Sims 1956年、4枚目の紹介になります。

CDのパッケージには 『Zoot Sims In Paris』 とだけ記載されているのですが、

国内盤の帯には 『ズート・シムズ・オン・デュクレテ・トムソン Plus』 とありまして、

そちら(国内盤)のタイトルを採用しました。

何故かといいますと、 『Zoot Sims In Paris』 というタイトルのアルバムは、

1961年録音のものにもあるわけで、混乱を避けた...というわけです。

 

さて、本作は 1956年の4枚目です。しかもまだ3月です。制作意欲旺盛だったようですね。 

メンバーですが、フロントは、 Jon Eardley (tp) との2管で、

バックは、ピアノーベースードラムス というオーソドックスなものですが、

アメリカ勢のフロントと、フランス勢のリズムセクションの妙味を鑑賞できる名盤でもあります。

 

曲目はメンバーの作曲によるもの、スタンダードナンバー、ジャズオリジナルと多彩です。

とりわけ #1,#2,#7,#8,#11 がメンバーの作曲とクレジットされております。

作曲といっても、ヘッドアレンジ程度のものでしょうが、モダンジャズの旨味は即興演奏に

ある...と自信をもっている感じ(?)が、またいいですよね。

また #5 「On The Alamo」 は Zoot Sims お気に入りの曲のようで

上に記しました 『Zoot Sims In Paris』(1961年) でも演奏しています。

 

本作は、「アドリブが聴ければ、もう幸せ...」というような1枚といえるでしょう。

Zoot Sims は本当にうまいなぁ...と納得のアルバムです。

現在流通しているCDは #8~#11 が収録されていませんが、それでもぜひお手に取り

じっくり聴いてほしいアルバムです。推薦します。

 

...

Captain Jetter

 

Nuzzolese Blues

 

Everything I Love

 

Evening In Paris

 

On The Alamo

 

My Old Flame

 

Little Jon Special

 

Charlie Went To Cherbourg

 

Crazy Rhythm

 

I've Found A New Baby

 

Charlie Was In Rouen