Shades Of Sal Salvador

Sal Salvador - 『Shades Of Sal Salvador』

(1956年, 57年)

 

(#1,#6,#11)

Sal Salvador - g
Phil Woods - as
Eddie Bert - tb
Johnny Williams - p

Eddie Costa - vib

Sonny Dallas - b

Jimmy Campbell - dr

(#5,#7,#9,#10)
Sal Salvador - g
Phil Woods - as
Ralph Martin - p

Dante Martucci - b

Joe Morello - dr

 

(#2,#3,#4,#8)

Sal Salvador - g
Eddie Costa - p

Bill Crow - b
Joe Morello - dr

 

1.Delighted
2.Two Sleepy People
3.Joe And Me
4.Flamingo
5.Carioca
6.I've Got A Feelin' You're Foolin'
7.I Hadn't Anyone 'Till You
8.They Say It's Wonderful
9.I Got It Bad (And That Ain't Good)
10.You're Driving Me Crazy
11.Took The Spook

(1956.10,1956.12,1957.01)

 

...

本作は Sal Salvador によるベツレヘム・レーベル２作目のセッションを収録したアルバムです。

ディスコグラフィがあいまいであり、どのメンバー編成でいつ制作したか...が分かりません。

でも、音楽を楽しむことができるなら充分で、たいして問題ではないかと思います。

 

セプテット (7人) 編成 (#1,#6,#11) は、アンサンブルを聴かせつつ、アルトの名手 Phil Woods、

ヴィブラフォンで参加の Eddie Costa が印象に残ります。ニューヨーク制作ですが、

ウエスト・コースト・ジャズのエッセンスも感じさせる、興味深い演奏です。

 

クィンテット (5人) 編成 (#5,#7,#9,#10) は、アルトの Phil Woods と Salvador が主役です。

Phil Woods の存在が緊張感を出しているためか、本作で最も充実した演奏を聴かせてくれる

セッションだと思います。

 

カルテット (4人) 編成 (#2,#3,#4,#8) は前作の延長上にある内容です。

クィンテット編成もそうでしたが、ドラムの Joe Morello のポイントが高いように思いました。

彼は Dave Brubeck のバンド・メンバーとして、非常に大きな仕事を残した人でもあります。

 

本作は３種類の編成で演奏を楽しむことができ、

前作に負けない内容と言えます。ぜひお聴きいただきたいアルバムです。

 

...

Delighted

 

Two Sleepy People

 

Joe And Me

 

Flamingo

 

Carioca

 

I've Got A Feelin' You're Foolin'

 

I Hadn't Anyone 'Till You

 

They Say It's Wonderful

 

I Got It Bad (And That Ain't Good)

 

You're Driving Me Crazy

 

Took The Spook