Tal Farlow - 『Tal』

(1956年)

 

Tal Farlow - g

Eddie Costa - p

Vinnie Burke - b

 

1.Isn't It Romantic
2.There Is No Greater Love
3.How About You
4.Anythings Goes
5.Yesterdays
6.You Don't Know What Love Is
7.Chuckles
8.Broadway

(1956.06.05)

 

...

本作は紹介順で第5番目のアルバムで、Tal Farlow の代表作と認められています。

1956年6月の制作、ギター・ピアノ・ベースのトリオ編成です。

このトリオ編成は、1950年代の Oscar Peterson によるものが有名で、

Tal Farlow も本作と次作『The Swinging Guitar Of Tal Farlow』で採用しました。

 

本当は次作と書いた『The Swinging Guitar ...』のほうが先の録音 (1956.05.31) なのですが、

本作『Tal』のほうが先に発表されましたので、私もこちらを先に紹介することにします。

また本作『Tal』以降は、東海岸・ニューヨーク録音になっております。

でも、東だろうが西だろうが、私はたいして相違ないという意見の持ち主ですので、

気にすることなく楽しめばそれでいいと考えております。

 

本作は、Tal Farlow の代表作と目されているアルバムです。

ひたすら、ギターを弾きまくっています。#7 「Chuckles」 のみトランペッターである 

Clark Terry の曲で、あとは全部スタンダード・ナンバーです。

最小限の編成ですので、ひたすら Tal Farlow のギターを楽しめる好感触のアルバムです。

アップテンポの #5「Yesterdays」が好印象で、ベスト・チューンでしょうか。

ピアノの Eddie Costa も彼らしい低音~中音域のシングルトーンによるアドリブが冴えています。

また Tal Farlow の代表作である本作は、たびたびCDが再発されていますので入手も容易です。

 

...

Isn't It Romantic

 

There Is No Greater Love

 

How About You

 

Anythings Goes

 

Yesterdays

 

You Don't Know What Love Is

 

Chuckles

 

Broadway