Tal Farlow  - 『The Artistry Of Tal Farlow (Autumn In New York)』

(1954年)

 

Tal Farlow - g

Gerry Wiggins - p

Ray Brown - b

Chico Hamilton - dr

 

1.I Like To Recognize The Tune
2.Strike Up The Band
3.Autumn In New York
4.And She Remembers Me
5.Little Girl Blue
6.Have You Met Miss Jones?
7.Tal's Blues
8.Cherokee

(1954.11.15, 11.16)

 

...

Tal Farlow の2作目を紹介します。

まずタイトルですが、ジャケット・デザインも変更され『Autumn In New York』という

タイトルで発売されたもののほうが、有名な気がします。

今回の Ultimate Hi Quality CD での再発リリースでは、これを採用しませんでした。

まあ、タイトル・ジャケットが違うだけでコンテンツは一緒ですので、

そんなに深く考える必要もないと思います。

 

メンバーは、Tal Farlow のほかでは ベースに Ray Brown 、ドラムに Chico Hamilton を

迎えたのが本作のポイントです。Ray Brown は Oscar Peterson の The Trio のメンバーですし、

Chico Hamilton は「ウエスト・コースト・ジャズ」の立役者です。

ま、私は先日も書き記した通り「ウエスト・コースト・ジャズ」には地理的な意味以上のものを

基本的に考えていないわけで、Chico Hamilton はアメリカ西海岸で活躍したドラム兼リーダー

といったところとなります。

 

主役の Tal Farlow ですが、テンポの速い曲ではびっくりするほどの速弾きを繰り出し、

あるいは、遅いテンポの #3 Autumn In New York では、すでに円熟味も感じさせる

素晴らしいパフォーマンスです。ハードバップ派(東海岸の黒人系ジャズ)にも十分に訴求できる

1枚に仕上がっていると思います。

 

...

I Like To Recognize The Tune

 

Strike Up The Band

 

Autumn In New York

 

And She Remembers Me

 

Little Girl Blue

 

Have You Met Miss Jones?

 

Tal's Blues
 

Cherokee