Buddy Rich - 『Buddy Rich In Miami』

(1957年)

 

Flip Phillips - ts

Ronnie Ball - p

Peter Ind - d

Buddy Rich - dr

 

1.Lover Come Back To Me
2.Topsy
3.Undecided
4.Broadway
5.Jumpin' At The Woodside

(1957.5)

 

...

アメリカで絶大な人気を誇ったドラマー Buddy Rich のライブ・アルバムです。

制作は 1957年、ハードバップ全盛(と言っていいでしょうか?)の頃にあたります。

 

メンバーは上記の通りですが、フロントに Flip Phillips という、どちらかというと

モダンジャズというより(評論家用語で)「中間派」と呼ばれた方です。

そしてピアノは Ronnie Ball 、ベースに Peter Ind というレニー・トリスターノ派の2人です。

Flip Phillips はわかるのですが、Ronnie Ball と Peter Ind の2人がちょっと意外な感じです。

でも、しかし実際に演奏を聴けば、何の問題もなく仕事をしている...そんな印象ですね。

 

いずれの曲もリーダーである Buddy Rich のドラムソロ(ないしはドラムソロとの交換)があり、

「リーダーは自分だ」(笑)と言わんばかりの見せ場を聴くことができます。

またどの曲も大変すばらしい演奏で、どの曲が...と選ぼうとしても難しいですが、

ベスト・チューンとして2曲目の「Topsy」を私は選択しておこうと思います。

 

ただどういう訳かあまり人気がないようで、私の手元にはずいぶん前に紙ジャケットで再発された

ものがある限りです。その後、国内盤で再発されたということを聞いたことがありません。

Amazon Music 等で楽しんでほしいです。

 

...

Lover Come Back To Me
 

Topsy

 

Undecided

 

Broadway

 

Jumpin' At The Woodside