Jackie McLean - 『McLean's Scene』

(1956, 1957年)

 

#1,3,4

Bill Hardman - tp

Jackie McLean - as

Red Garland - p

Paul Chambers - b

Art Taylor - dr

 

#2,5,6

Jackie McLean - as

Mal Waldron - p

Arthur Phipps - b

Art Taylor - dr

 

1.Gone With The Wind
2.Our Love Is Here To Stay
3.Mean To Me
4.McLean's Scene
5.Old Folks
6.Outburst

 

(#1,3,4 .. 1956.12.14)

(#2,5,6 .. 1957.2.15)

 

...

 Jackie McLean の Prestige レーベル4枚目の作品になります。

(本当の発売順やセッション順までは、申し訳ありませんがフォローできていません。)

本作は、前回 『Jackie's Pal』 で共演した Bill Hardman とのセッションもいいですが、

やはりワンホーンで決めてくれた、1957年2月15日のセッションがポイントだと思います。

 

本作もすこし不安定感を感じる、独特のアルト・フレーズに魅了されます。

先日書きました Harb Geller や、アルトなら Sonny Stitt や Cannonball Adderley など

もっと技術面で優れたプレイヤーもいる...にもかかわらず、

ついつい優先的に聴いてしまう Jackie McLean の魅力...その正体は表現が難しいです。

 

本作も例に倣って(?)、いつも通りの危なっかしいものの軽快...軽みのあるフレーズが

満載です。音楽は上手ならいい..というわけではないことを実践しています。

特に#6 は珍しくアップテンポで、聴き手にもスリル感が味わえる(?笑)快演です。

 

McLean の特長がしっかり体験できる本作は、聴き応えあるワンホーンの3曲を含めて、

以前紹介した 『4,5 & 6』 にも通じる魅力満点のアルバムと言っていいと思います。

 

...

Gone With The Wind

 

Our Love Is Here To Stay

 

Mean To Me

 

McLean's Scene

 

Old Folks

 

Outburst