Walt Dickerson - 『The Complete New Jazz Recordings (CD2)』
(1962年)
(#1-7) 『Relativity』
Walt Dickerson - vib
Austin Crowe - p
Ahmed Abdul-Malik - b
Andrew Cyrille - dr
(#8-10) 『To My Queen』
Walt Dickerson - vib
Andrew Hill - p
George Tucker - b
Andrew Cyrille - dr
1.Relativity
2.It Ain't Necessarily So
3.I Can't Get Started
4.Steppin' Out
5.The Unknown
6.Sugar Lump
7.Autumn In New York
8.To My Queen
9.How Deep Is The Ocean?
10.God Bless The Child
...
前回に引き続き 『The Complete New Jazz Recordings』 です。
ＣＤ２枚目を今回紹介します。
彼(Walt Dickerson)のことを 「ヴィブラフォンのコルトレーン」（？）と
どこかで記事になっていたのを読んだ記憶があります。
どこがどういう風にコルトレーンに似ているのかよく分りませんが、
スピード感あるマレットさばきをコルトレーンに例えたのかもしれません。
アルバム 『Relativity』 はそんなことを思わせるまずまずの内容です。
さて問題は 『To My Queen』 なのですが、表題曲 「To My Queen」 は17分もの長さで、
しかも演奏が少し退屈なため、集中力を持続できません。
今回の 『Relativity』 は悪くないのですが、私は先日紹介したＣＤ１のほうが断然好きです。
また４枚とも同じ編成（ヴィブラフォン＋ピアノ・ベース・ドラム）であるのは
Walt Dickerson に思うところがあってのことでしょうが、
各アルバムの個性を評価しにくくなってしまっているような気がします。
あと Bobby Hutcherson のように Blue Note レーベルへの録音があったならば
もっと知名度（？）が上がったのではないかと思いました。
...
https://www.youtube.com/watch?v=VlmnmKtu13Y
Relativity
https://www.youtube.com/watch?v=aaa-FSVk-LM
It Ain't Necessarily So
https://www.youtube.com/watch?v=0YB2bwb70ZM
Steppin' Out
https://www.youtube.com/watch?v=Y_htTdR9I18
Autumn In New York
https://www.youtube.com/watch?v=2J8sMq1ath4
To My Queen (17分です)