お客様の専門用語 | 株式会社ネーブルス代表取締役福田一成の公式ブログ

お客様の専門用語

我々は、システム開発を生業としています。

お客様との打ち合わせでは、
なるべく専門用語を使わずに、誰にでも分る様に
説明をする事を心掛けていますが、

時々、専門用語が通じるお客様がいます。

このお客様は、専門用語が通じると思うと
人間は楽を選ぶもので、
つい、先程の心がけを忘れ専門用語を使ってしまいます。

これが、後々痛い目に合う事があるのです。

「入力したデータをデータベースに保存して下さい。」

とお客様に言われ、
この方は「データベース」と言う専門用語を知っている。
では、データベースと言う言葉を使って良いと思い、
そのまま話を進めてしまいました。

しかし、
データベースにテーブルを作成し保管する様に設計書を書いたところ、
お客様から、

「このデータベースは何で開けるの?」

とのお言葉を。

「えっと~。開くとは?」

いやな予感とともにお客様に確認します。
データベースは、ファイルだと思ったようです。
Microsoft Accessをお使いの様で
Accessのファイルをデータベースファイルとの印象で、
勘違いされていたようです。

これは、私にも落ち度があるので、何とも言えないのですが、
お客様の言葉をうのみにしないで、
よくよく聞かなければならないと考えさせられました。

また、
システムを発注される場合、
下手にチョッと知っている専門用語を
使用されない方が良いと思います。