こんにちは。シニアAです

本日からSE道場なるものを開設します

この道場は私が体験してきたシステム話や、設計のコツ、コーディングの技などを披露していきたいと思う

乞うご期待・・・
私が29歳の時の話である。
皆さんは4ビットCPUなどはご存じだろうか

64ビットCPUの時代にそんな小さいビット数のCPUなんか知らないっていう人がほとんどだろう。
仮に知っていた人でもせいぜい8ビットCPUまでだろう。
4ビットCPUのプログラム領域は256バイト、拡張領域を付けて512バイトがすべてだった。
こんなに少ない領域でも1バイト命令と2バイト命令で結構なことができるものだ

4ビットCPUのプログラミング方法は、コンパイラとかないため、直接マシン語で入力する

マニュアル片手に入力することでも十分やっていける。
引き合いに出ていた仕事は、先人が作ったポータブル端末料金制御装置を改良する仕事だった。
あるタイミングでメッセージをだすだけだ。これは簡単
と思い、仕事を引き受けた。

いざ仕事を始めてみると、空きは1バイトもなく埋まっていた。
これではなにもできない

そこで私は領域を空けることから開始した。
複数バイト命令語を調べてはバイト数の少ない命令語で書き直す

同じ処理があれば、サブルーチンを横から呼び出して、同じ処理を1つにする

ようやく5バイト領域だけ空けることができたが、これではまだ使えない。
1ヶ所にまとめる工夫を施して、とうとう連続5バイト領域を確保した

で、無事に仕事を終えることができた

先人ががちがちに作っていたら、空き領域は作れなかったに違いない

先人に感謝しつつ、祝杯をあげた

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