知らない部屋 | 俺とニュースとハードとソフト。

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霊感だの何だのと言うのはさておき、奇妙な体験は結構してるほうだと思う。
中には夢だったりするのもありそうだけど、何となくそういうのを書いてみようかと。

いや、思いついたので。

 * * *

多分俺が小学5年~6年頃。当時俺はそろばん塾(今は知らんが昔は結構メジャーだったんだよw)に通っていた。
多分通い始めてそんなに経っていなかった頃だったと思うんだが……、その日の塾を終えて帰路についたんだが、方向音痴だった俺は見事に迷った。

確か20分程度の道だったと思うんだが、1時間くらいうろうろしていたと思う。そしてやっとのことで家(当時は団地…と言うか社宅に住んでいた)に着いた。
ただ、何か変だな、という気がしてた。ここ本当の自分とこかな、と言う違和感だな。

だけど気にせず、ああ疲れた、遅くなっちゃった、腹減ったなぁ、と住んでいた四階まで上がり、鍵を開け、玄関から上がる。

……だが、そのリビングに居たのは、俺の家族じゃなかった。

覚えているのはおっさん一人だが、他にも数人誰かが居たと思う。そいつらは一斉に振り向いて俺を見る。どうやら夕食時だったらしい。
おっさんは「どちらさん?」みたいな事を言いながら俺に近寄ってくる。

ただ、様子がおかしい。食事をしていたように見えるのにおっさんが持っているのは変な棒(30センチくらいだったかな)で、それを持ったまま俺の方に近寄ってくる。
何で違う人が、ここ俺の家じゃ、いやでも、とひたすら混乱しながら、慌てて「ごめんなさい!」と叫んで逃げた。

逃げた後も塾の近くまで行っては更に帰ろうとするんだが、何度やってもさっきの妙な「自宅に似ている場所」にしか到達できない。

最終的には塾に戻り、泣きながら塾の人に電話してもらって母親に迎えに来てもらった。
なので、ひょっとしたら母親は覚えているかもしれない。

あれは一体どこで、何だったのか。
俺は自宅の鍵でドアを開けたはずなのに。

偶に思い出すと、妙に怖くなる記憶の一つ。