私が不思議なのは世界一危険だと言われる普天間基地に隣接して、なぜ普天間第二小学校や沖縄国際大学が作られたのか、という疑問です。
危険だと思うなら、なぜわざわざ普天間基地に隣接して、子どもたちの集まる施設をつくったのでしょうか?
当時は、それほど危険だと思っていなかったからではないでしょうか。
それに、普天間飛行場など問題にならないくらい、本当の意味で、世界一危険な飛行場は、旧石垣空港でした。
嘘ではありません。
例えば沖縄県の滑走路の長さをランキングで比較すると以下のようになります。
1位 嘉手納飛行場 3688m
2位 那覇空港(第一滑走路) 3000m
2位 下地島空港 3000m⇦空自基地候補
4位 普天間飛行場 2740m⇦これだけ長い滑走路があるので世界一危険な飛行場とは言いにくい
5位 那覇空港(第二滑走路) 2700m(2020年〜)
6位 宮古・久米島・与那国空港・新石垣空港(2013年開港)2000m
7位 旧石垣空港 1500m 〜2013年まで
◉旧石垣空港は、滑走路があまりに短いため、毎日離発着しているボーイング737が、離陸時には「ロケットスタート」という急加速離陸を行わなければならず、着陸時には最大限の急ブレーキと最大出力の逆噴射で機体が前のめりになるほどの過酷な着陸をしなければならない、普通にソフトランディングしたら速度が落ちきらずオーバーランしてしまう、間違いなく世界一危険な飛行場の一つでした。
※旧石垣空港は、石垣市のど真ん中にあって、高層ビルのスレスレを飛び、停止も常にギリギリだったので、ジェット旅客機が離発着するたびに、乗客にはものすごい緊張感がありました。明らかに普通の離発着とは違ったからです。離発着時におけるGのかかり方が半端ではないからです。
パイロットも、旧石垣空港で離着陸するには、各社が独自の社内訓練プログラムで定めた特殊資格を有する特別な技量を持つパイロットしか許されませんせした。
要するに、2004年に、普天間飛行場が世界一危険な飛行場と呼ばれていた時点で、旧石垣空港は普天間飛行場を遥かに上回る危険すぎる飛行場だったのです。
しかし、新石垣空港建設反対の運動が激しく、建設は遅々として進まず、しかも、新空港建設反対の運動家たちは、普天間基地反対や辺野古移設反対の運動家と同じようなメンバーでした。
私は、普天間飛行場は危険だと大騒ぎする人たちが、旧石垣空港についてはまったく騒がないのが不思議でした。それどころか、滑走路が長くて安全な新石垣空港の建設を妨害し続けて、何十年も工事を遅らせてきた挙句、当初の2500m滑走路計画を頓挫させ、結局、新石垣空港の滑走路は、普天間飛行場よりずっと短い2000mになってしまいました。
それなのに、新石垣空港と比べても滑走路が740mも長い普天間飛行場を、今でも危険と言い続ける意味がわかりません。