自民が単独で衆議院の2/3を超える316議席を得ました。

しかも、自民はいくつかの比例代表ブロックで比例代表名簿に記載されている立候補者の人数が足りなかったため、14議席を無駄に失い、他党に配分されるという大失敗をしていました。その分も加えれば、単独で330議席を得ていたでしょう。

一つの政党が、衆議院の2/3の議席を占めるのは、戦後政治で初めてのことです。

投票所で調査された高市内閣支持率は全国平均で70%を超えていました。この内閣への絶大な支持が、今回の歴史的大勝につながったことは明らかです。

厳しい寒波の中であったにも関わらず、投票率も55.68%と、前回、衆院選の53.85%より多くの有権者が投票に行きました。

国民の選挙への関心も高く、浮動票が大きく動いたものと考えられます。


国民は高市政権の何を支持したのでしょうか?

私が思うのは、やはり、『中国の横暴な振る舞いと理不尽ないじめの攻撃の的にされながら、力強く持ちこたえ、じっと耐える高市首相に対して、国民として支援したい』という強い思いが多くの日本人を動かしたのだと思うのです。

それは同時に、あまりに傲慢な中国の振る舞いや日本への卑劣な脅迫を非難せず、逆に高市首相を批判する、この国の情けないメディアや野党、主に親中派とされる公明、立憲、共産、れいわ、社民の言動に対する溜まりに溜まった強いフラストレーションを伴っていたと感じます。

なぜ日本の危機なのに、日本が悪いと非難して中国を擁護するのか、いったいぜんたい、彼らは、どこの国の政治家なのか、どこの国のメディアなのか。

そうした国民の不満と怒りが爆発したのだと思うのです。


沖縄でも、共産と社民は、それぞれ小選挙区の唯一の議席を失い、4選挙区すべてで自民党が勝利するという史上初の歴史的事態となっています。

玉城デニー知事を擁する反米・反基地・反自民の「オール沖縄」勢力の完全な敗北です。

こんなことは、これまで一度もなかったことです。

沖縄も含めて、日本国民は、日米同盟の強化、日本の独自防衛力・抑止力の強化を含む、確かな安全保障環境が構築されることを望んでいるようです。そして、不合理で卑怯な中国の脅しに屈しない強い政府を望んでいるということです。

今回は、それがはっきり示された選挙だったと言うことができるでしょう。


また、今回、立憲の野田さんは公明にはめられたと思います。

人が良すぎて、またしても他党にだまされ、利用されてしまったのです。

公明の斉藤鉄夫さんは、比例名簿の上位に公明党出身候補者の名を優先して記載させて、公明出身候補者全員(7議席増の28議席)を手堅く当選させ、しかも、小選挙区には公明党出身者が一人も立候補せず、選挙区での惜敗率で順位を争うこともなく、何の努力もなしで濡れ手で粟の比例議席を得ました。その一方で、旧立憲議員の議席はわずか21議席(小選挙区7/比例区14で123議席減)しか当選せず、立憲系候補者はほぼ壊滅状態になりました。

立憲創始者の枝野さんも幹事長の安住さんも重鎮の小沢さんも落選しました。高市発言を引き出す要らない質問をしつこく迫ったことで、その後の日中の軋轢を生んだ岡田克也氏も落選しました。

立憲だけでなく、反自民の左派系政党は、軒並み議席を減らしました。共産も4議席減の4議席、れいわは6議席減の1議席、社民は議席ゼロです。

ここ数ヶ月、メディアと共に中国に味方し、高市内閣を理不尽に攻撃していた左派政党は、すべて議席を減らしたのです。

リベラル・左派の票が中道から共産やれいわや社民に流れたわけでなく、リベラル・左派系を支持する民意(票)が減ったのです。

これが日本国民の主権者としての判断です。


これから高市首相は、国内の強い支持を背景に、諸外国と堂々と渡り合うことが可能になります。どこの国も、国内で今にも倒れそうな弱い政権など相手にしないからです。

かつて、最初は中国から恫喝された安倍首相が、選挙に勝ち続けたことで、習近平と互角に渡り合えるようになったように、今後は「国内で圧倒的な支持がある高市政権に喧嘩を売るのは、日本国民の反中感情を激化・深化させる恐れがあり、危険である」と中国も考えるようになるでしょう。

高市首相の日本国内での強い支持が、敵対的な周辺諸外国に対しては、強い抑止力として働くのです。このため、今後、中国といえども、日本に対して融和的にならざるを得ない面が出てくるはずです。

それでも、高市首相は中国の態度の変化を歓迎しつつも、油断することなく、しっかりと中長期的安全保障戦略を構築していってくれるでしょう。

そして、主権者である日本国民もまた、高市政権にそのような姿勢を期待しているのではないでしょうか。