①素朴な疑問なんだが、(カナダもオーストラリアもスイスさえ調印していないのに)日本政府が核兵器禁止条約に調印しないことを非難する人たちは、(周辺国は皆、アメリカも中国もロシアも北朝鮮も核兵器を保有しているのに)日本だけ核兵器を持たず、アメリカの核の傘も拒絶してしまえば、この国は核攻撃の脅威や威嚇や脅迫から免れる、などと本当に思っているのだろうか。核兵器禁止条約が、この国を核の脅威から守るわけではないとわからないのか?


②素朴な疑問なんだが、「米軍基地は日本(沖縄)から出ていけ!」と言い、「日米同盟はいらない!」と主張する人たちは、日米同盟を解消し、この国から米軍基地がなくなれば、日本は他国に侵略されるおそれが一切なくなると思っているのだろうか。それとも、盾と矛のうち、盾しか持たない(専守防衛の)自衛隊だけで、この国の防衛の備えは十分だと本気で思っているのだろうか?


③素朴な疑問なんだが、この国のメディアは、「唯一の核兵器被害国である日本政府が、核兵器禁止条約に調印しないのは許せない!」という立場で政府批判の報道をすることが多い。そのような「この国は、率先して核兵器禁止条約に調印すべきだ!」という国論の喚起を意図して、国民意識を誘導することの危険性や罪深さを、どうして自覚せずにいられるのだろうか。自分たちの偏向報道が国を滅ぼすかもしれないとは思わないのか?


④素朴な疑問なんだが、ロシアによるウクライナ侵攻を非難しながら、イスラエルやアメリカによるイラン攻撃を支持する人たちは、自分たちの主張がおかしいとは思わないのだろうか。ネタニエフは戦争を拡大し続けている。そして、ガザやイランの1の攻撃に200倍返しを続けている。米英独政府のように、ロシアの侵略に反対・対抗しつつ、イスラエルの過剰な攻撃を支持し続けるのは、ダブル・スタンダードだと思わないのだろうか?


⑤素朴な疑問なんだが、新興宗教に高額のお布施をする人たちは、本当に来世とやらがあって、そこで自分が幸せになるために、この出費が効力を持つと信じているのだろうか。あるいは、健康長寿や無病息災、家内安全や商売繁盛、学業成就や運気上昇などの現世利益をも、このお布施によってもたらされると本気で信じているのだろうか?


⑥素朴な疑問なんだが、受験勉強のために、あらゆる自分の時間と精力を注ぎ続ける人たちは、その努力の結果として得られる学歴が、自分を幸せにすると本気で信じているのだろうか。好きな本を読む時間も、好きな音楽を聴く時間も、漫画を読む時間も、映画を観る時間も、ひとりでぼんやりくつろぐ時間も、好きな料理をする時間も、友人や恋人とゆっくり話をしたり、キャンプをする時間も、旅行をする時間も、海や山を散策する時間も、全て犠牲にして、時間を費やす価値があると、本当に信じているのだろうか?


⑦素朴な疑問なんだが、(慶應など)幼稚園お受験のために、子どもを1歳から塾へ通わせることに、世のお受験ママたちは疑問を感じないのだろうか。私から見ると、それは育てるというよりも、調教とかソフト打ち込みによるロボットへのシステム化作業のようにしか思えないのだが。せっかく人間に生まれてきたのに、それはあまりに惨めで無惨ではないか?


⑧素朴な疑問なんだが、あなたは、もし自分が10年しか、あるいは5年しか生きられないと知っても、今、していることをそのまま続けるだろうか。もったいないからと、クーラー代をケチって、蒸し風呂のような室内で過ごし、食費をケチって、炎天下の中、家庭菜園に精を出して、脱水症状で搬送されて亡くなる人のニュースを見るたびに思うのだ。長い老後を予想して、生活費を節約して、そのあげく、無理が祟って早死にするってどうなの?