ドナルド・トランプ前大統領が狙撃された。

弾丸は、演説中に右の方を振り向いたトランプ氏の右耳を貫通した。振り向いていなければ、あるいは、弾道が1センチズレていれば、弾丸は頭部に命中していただろう。

トランプ氏は「懐かしい古き親友(とも)の声が聞こえて振り向いた、それがなければ自分は死んでいただろう、シンゾーに救われた」と語ったという。

しかし、周囲は、「今は、そういうことを公に語るのはマズイ、頭のおかしい人と思われる、神のご加護とでも言っておくべき」とトランプ氏の証言を止めているらしい。同時に、選挙の障害とならないように、世間に漏れ出た不都合な真実を、デマとして否定し、ウワサをかき消すように動いていると言うのだ。

「トランプはシンゾーの霊に救われた」より、「トランプは神に祝福された存在」の方が、コアな支持層であるキリスト教福音派の原理主義者たちに崇拝と熱狂を生みやすいという戦略的判断があったためだという。

一方では、もともと批判的な中間層を取り込むためには、トランプ神格化は逆にマイナスではないかという議論もある。

「神よりシンゾーに助けられたと言っている方が、かわいらしく、微笑ましいではないか」という話である。


信じられないような本当のような、不思議なウワサのファンタジック・ストーリー。