1992〜1997年の6年間にリリースされたか、流行っていた名曲の数々です。♫
眠れない夜を抱いて ZARD(1992.8.5/シングル)
作詞 坂井泉水 作曲 織田哲郎
負けないで ZARD(1993.1.27/シングル)
作詞 坂井泉水 作曲 織田哲郎
君がいない ZARD(1993.4.21/シングル)
作詞 坂井泉水 作曲 栗林誠一郎
揺れる想い ZARD(1993.5.19/シングル)
作詞 坂井泉水 作曲 織田哲郎
You and me(and…) ZARD(1993.7.10/アルバム『揺れる想い』)
作詞 坂井泉水 作曲 織田哲郎
もう少し、あと少し… ZARD(1993.9.4/シングル)
作詞 坂井泉水 作曲 栗林誠一郎
きっと忘れない ZARD(1993.11.3/シングル)
作詞 坂井泉水 作曲 織田哲郎
来年の夏も ZARD(1994.6.4/アルバム『OH MY LOVE』)
作詞 坂井泉水 作曲 栗林誠一郎
こんなにそばに居るのに ZARD(1994.8.6/シングル)
作詞 坂井泉水 作曲 栗林誠一郎
マイ フレンド ZARD(1996.1.8/シングル)
作詞 坂井泉水 作曲 織田哲郎
心を開いて ZARD(1996.5.6/シングル)
作詞 坂井泉水 作曲 織田哲郎
突然 ZARD(1996.7.8/アルバム『TODAY IS ANOTHER DAY』)
作詞 坂井泉水 作曲 織田哲郎
Don’t you see! ZARD(1997.1.6/シングル)
作詞 坂井泉水 作曲 栗林誠一郎
君に逢いたくなったら… ZARD(1997.2.26/シングル)
作詞 坂井泉水 作曲 織田哲郎
永遠 ZARD(1997.8.20/シングル)
作詞 坂井泉水 作曲 徳永暁人
Say Anything X JAPAN(1991.12.1/シングル)
作詞 作曲 YOSHIKI
ART OF LIFE X JAPAN(1993.8.25/アルバム『ART OF LIFE』)
作詞 作曲 YOSHIKI
Tears X JAPAN(1993.11.10/シングル)
作詞 白鳥瞳&YOSHIKI 作曲 YOSHIKI
Rusty Nail X JAPAN(1994.7.10/シングル)
作詞 作曲 YOSHIKI
Longing〜跡切れたmelody〜 X JAPAN(1995.8.1/シングル)
作詞 作曲 YOSHIKI
Forever Love X JAPAN(1996.7.8/シングル)
作詞 作曲 YOSHIKI
CRUCIFY MY LOVE X JAPAN(1996.8.26/シングル)
作詞 作曲 YOSHIKI
はがゆい唇 高橋真梨子(1992.5.16/シングル)
作詞 阿木陽子 作詞 羽田一郎
Sincerely 高橋真梨子(1993.6.23/シングル)
作詞 高橋真梨子 作曲 三井誠
My Heart New York City 高橋真梨子(1993.9.1/アルバム『VERSE』)
作詞 高橋真梨子 作曲 岡本朗
遥かな人へ 高橋真梨子(1994.2.2/シングル)
作詞 高橋真梨子 作曲 松田良
素足のボレロ 高橋真梨子(1994.2.2/シングル)
作詞 高橋真梨子 作曲 岡本朗
ごめんね… 高橋真梨子(1996.6.21/シングル)
作詞 高橋真梨子 作曲 水島康宏
君の海に 高橋真梨子(1997.9.26/アルバム『tip top』)
作詞 高橋真梨子 作曲 鈴木キサブロー
君が思い出になる前に スピッツ(1993.10.25/シングル)
作詞 作曲 草野正宗
空も飛べるはず スピッツ(1994.4.25/シングル)
作詞 作曲 草野正宗
ロビンソン スピッツ(1995.4.5/シングル)
作詞 作曲 草野正宗
涙がキラリ⭐︎ スピッツ(1995.7.7/シングル)
作詞 作曲 草野正宗
チェリー スピッツ(1996.4.10/シングル)
作詞 作曲 草野正宗
渚 スピッツ(1996.9.9/シングル)
作詞 作曲 草野正宗
スカーレット スピッツ(1997.1.29/シングル)
作詞 作曲 草野正宗
浅い眠り 中島みゆき(1992.7.22/シングル)
作詞 作曲 中島みゆき
空と君とのあいだに 中島みゆき(1994.5.14/シングル)
作詞 作曲 中島みゆき
ファイト! 中島みゆき(1995.5.19/シングル)
作詞 作曲 中島みゆき
旅人のうた 中島みゆき(1995.5.19/シングル)
作詞 作曲 中島みゆき
永遠の嘘をついてくれ 中島みゆき(1996.10.18/アルバム『パラダイス・カフェ』)
作詞 作曲 中島みゆき
たかが愛 中島みゆき(1996.10.18/アルバム『パラダイス・カフェ』)
作詞 作曲 中島みゆき
しゃぼん玉 長渕剛(1991.10.25/シングル)
作詞 作曲 長渕剛
巡恋歌’92 長渕剛(1992.10.28/シングル)
作詞 作曲 長渕剛
RUN 長渕剛(1993.9.22/シングル)
作詞 作曲 長渕剛
ひまわり 長渕剛(1997.7.2/シングル)
作詞 作曲 長渕剛
真夏の夜の夢 松任谷由実(1993.7.26/作シングル)
作詞 作曲 松任谷由実
Hello, my friend 松任谷由実(1994.7.27/シングル)
作詞 作曲 松任谷由実
春よ、来い 松任谷由実(1994.10.24/シングル)
作詞 作曲 松任谷由実
島唄(オリジナル・バージョン) THE BOOM(1993.6.21/シングル)
作詞 作曲 宮沢和史
風になりたい THE BOOM(1995.3.24/シングル)
作詞 作曲 宮沢和史
決戦は金曜日 DREAMS COME TRUE(1992.9.19/シングル)
作詞 吉田美和 作曲 中村正人
サンキュ. DREAMS COME TRUE(1995.2.22/シングル)
作詞 吉田美和 作曲 中村正人
LOVE LOVE LOVE DREAMS COME TRUE(1995.7.24/シングル)
作詞 吉田美和 作曲 中村正人
ラブ・ストーリーは突然に 小田和正(1991.2.6/シングル)
作詞 作曲 小田和正
緑の日々 小田和正(1993.3.25/シングル)
作詞 作曲 小田和正
夏の終り 小田和正(1994.7.16/シングル)
作詞 作曲 小田和正
伝えたいことがあるんだ 小田和正(1997.7.25/シングル)
作詞 作曲 小田和正
マンハッタン・キス 竹内まりや(1992.5.25/シングル)
作詞 作曲 竹内まりや
家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム) 竹内まりや(1992.11.10/シングル)
作詞 作曲 竹内まりや
純愛ラプソディ 竹内まりや(1994.5.10/シングル)
作詞 作曲 竹内まりや
今夜はHearty Party 竹内まりや(1995.11.20/シングル)
作詞 作曲 竹内まりや
innocent world Mr. Children(1994.6.1/シングル)
作詞 作曲 桜井和寿
Tomorrow never knows Mr. Children(1994.11.10/シングル)
作詞 作曲 桜井和寿
名もなき詩 Mr. Children(1996.2.5/シングル)
作詞 作曲 桜井和寿
私がオバさんになっても 森高千里(1992.6.25/シングル)
作詞 森高千里 作曲 斉藤英夫
渡良瀬橋 森高千里(1993.1.25/シングル)
作詞 森高千里 作曲 斉藤英夫
気分爽快 森高千里(1994.1.31/シングル)
作詞 森高千里 作曲 黒沢健一
シングルベッド シャ乱Q(1994.10.21/シングル)
作詞 つんく 作曲 はたけ
ズルい女 シャ乱Q(1995.5.3/シングル)
作詞 作曲 つんく
アジアの純情 PUFFY(1996.5.13/シングル)
作詞 井上陽水 作曲 奥田民生
これが私の生きる道 PUFFY(1996.10.7/シングル)
作詞 作曲 奥田民生
BRIDGE〜あの橋をわたるとき〜 HOUND DOG(1992.2.9/シングル)
作詞 大友康平、松井五郎 作曲 箕輪単志、後藤次利
悲しみは雪のように 浜田省吾(1992.2.1/シングル)
作詞 作曲 浜田省吾
I LOVE YOU 尾崎豊(1991.3.21/シングル)
作詞 作曲 尾崎豊
OH MY LITTLE GIRL 尾崎豊(1994.1.21/シングル)
作詞 作曲 尾崎豊
あなたに会えてよかった 小泉今日子(1991.5.21/シングル)
作詞 小泉今日子 作曲 小林武史
優しい雨 小泉今日子(1993.2.3/シングル)
作詞 小泉今日子 作曲 鈴木祥子
やつらの足音のバラード 小泉今日子(1994.2.2/シングルB面)
作詞 園山俊二 作曲 かまやつひろし
はじまりはいつも雨 ASKA(1991.3.6/シングル)
作詞 作曲 飛鳥涼
SAY YES CHAGE&ASKA(1991.7.24/シングル)
作詞 作曲 飛鳥涼
YAH YAH YAH CHAGE&ASKA(1993.3.3/シングル)
作詞 作曲 飛鳥涼
あなたに逢いたくて〜Missing You〜 松田聖子(1996.4.22/シングル)
作詞 松田聖子 作曲 松田聖子、小倉良
涙のキッス サザンオールスターズ(1992.7.18/シングル)
作詞 作曲 桑田佳祐
世界中の誰よりきっと 中山美穂&WANDS(1992.10.28/シングル)
作詞 上杉昇、中山美穂 作曲 織田哲郎
ただ泣きたくなるの 中山美穂(1994.2.9/シングル)
作詞 国分友里恵、中山美穂 作曲 岩本正樹
世界が終わるまでは… WANDS(1994.6.8/シングル)
作詞 上杉昇 作曲 織田哲郎
恋しさとせつなさと心強さと 篠原涼子(1994.7.21/シングル)
作詞 作曲 小室哲哉
それが大事 大事MANブラザーズバンド(1991.8.25/シングル)
作詞 作曲 立川俊之
ロマンスの神様 広瀬香美(1993.12.1/シングル)
作詞 作曲 広瀬香美
どんなときも。 槇原敬之(1991.6.10/シングル)
作詞 作曲 槇原敬之
幸せになろう 沢田知可子(1993.7.21/シングル)
作詞 沢ちひろ 作曲 沢田知可子
クリスマスキャロルの頃には 稲垣潤一(1992.10.28/シングル)
作詞 作曲 稲垣潤一
l’m Proud 華原朋美(1996.3.6/シングル)
作詞 作曲 小室哲哉
君がいるだけで 米米CLUB(1992.5.4/シングル)
作詞 作曲 米米CLUB
そばかす JUDY AND MARY(1996.2.19/シングル)
作詞 YUKI 作曲 恩田快人
何も言えなくて…夏 THE JAYWALK(1991.7.21/シングル)
作詞 知久光康 作曲 中村耕一
You’re my sunshine 安室奈美恵(1996.6.5/シングル)
作詞 作曲 小室哲哉
a walk in the park 安室奈美恵(1996.11.27/シングル)
作詞 作曲 小室哲哉
CAN YOU CELEBRATE? 安室奈美恵(1997.2.19/シングル)
作詞 作曲 小室哲哉
ロード THE 虎舞竜(1993.1.21/シングル)
作詞 作曲 高橋ジョージ
PIECE OF MY WISH 今井美樹(1991.11.7/シングル)
作詞 岩里祐穂 作曲 上田知華
PRIDE 今井美樹(1996.11.4/シングル)
作詞 作曲 布袋寅泰
LA・LA・LA LOVE SONG 久保田利伸withナオミ・キャンベル(1996.5.13/シングル)
作詞 作曲 久保田利伸
DEPARTURE globe(1996.1.1/シングル)
作詞 作曲 小室哲哉
Can’t Stop Falling in Love globe(1996.10.30/シングル)
作詞 作曲 小室哲哉
田園 玉置浩二(1996.7.21/シングル)
作詞 作曲 玉置浩二
MR. LONELY 玉置浩二(1997.8.6/シングル)
作詞 作曲 玉置浩二
STEADY SPEED(1996.11.18/シングル)
作詞 作曲 伊秩将弘
White Love SPEED(1997.10.15/シングル)
作詞 作曲 伊秩将弘
flower L’Arc〜en〜Ciel(1996.10.17/シングル)
作詞 作曲 hyde
虹 L’Arc〜en〜Ciel(1997.10.17/シングル)
作詞 hyde 作曲 ken
survival dAnce〜no no cry more〜 trf(1994.5.25/シングル)
作詞 作曲 小室哲哉
BOY MEETS GIRL trf(1994.6.22/シングル)
作詞 作曲 小室哲哉
ほんの短い夏 伊勢正三(1993.5.21/シングル)
作詞 作曲 伊勢正三
DA.YO.NE EAST END✖️YURI(1994.8.21/シングル)
作詞 GAKU Mummy-D 作曲 YOGGY
SO.YA.NA WEST END✖️YUKI(1995.2.22/シングル)
作詞 今田耕司、東野幸治、伊藤洋介 作曲 石嶋和雄、YOGGY
幸せな結末 大瀧詠一(1997.11.12/シングル)
作詞 多幸福 作曲 大瀧詠一
強く儚い者たち Cocco(1997.11.21/シングル)
作詞 こっこ 作曲 柴草玲
もののけ姫 米良美一(1997.6.25/シングル)
作詞 宮崎駿 作曲 久石譲
魂のルフラン 高橋洋子(1997.2.21/シングル)
作詞 及川眠子 作曲 大森俊之
僕がどんなに君を好きか、君は知らない 郷ひろみ(1993.1.21/シングル)
作詞 芹沢類 作曲 楠瀬誠志郎
木蘭の涙 スターダストレビュー(1993.7.25/シングル)
作詞 山田ひろし 作曲 柿沼清史
時代は、バブル崩壊後の失われた30年に入ったばかりで、当時は失われた10年という言葉さえ、もちろんありませんでした。バブル崩壊後の不況に突入してはいたものの、まだ、それが、さほど深刻には感じられておらず、いずれ日本は立ち直ると誰もが考えていました。
中国経済は、まだ、GDPで日本の1/4の規模しかなく、韓国もまた、今ほど発展しておらず、北朝鮮は飢餓に苦しんでおり、日本は、あいかわらず、世界第2位の経済大国でした。
この国の文明は、すでに頂点を過ぎ、斜陽へと向かいつつありましたが、その危機感はあまりなく、危機感のないままに、不良債権の健全な処理を怠った市中銀行の連続倒産を招こうとしていました。さらに、日本の経済不振を元凶とする世界的な通貨危機を起こそうとしていました。
しかし、それら、国際経済のカオスも、日本国民には対岸の火事としか感じられず、その間にも、この国の斜陽はゆっくりと深刻度を深めていきました。
オーム真理教の地下鉄サリン事件や阪神淡路大震災は、そうした斜陽の時代の災厄を代表する事件でした。
そんな中、1990年代の平成の人々は、昭和の時代にはあまり感じられなかった、ある種の精神の空虚さを抱えて生きていました。
多くの日本人は、自分たちがどこへ向かって走っているのか、よくわかりませんでした。目的の喪失は、充足感の欠如を伴い、同時に社会の連帯感も失われて、人々の孤独の影はさらに色濃く深まりました。
当時、J-POPと呼ばれるようになっていた1990年代の音楽は、1980年代の音楽が豊かに持っていた多様性・個性を失って、洗練と様式化が進みました。
経済の興隆期がピークを過ぎて、文化もまた、爛熟期へと入りました。大衆音楽の進化もまた、その頂点を過ぎ、もはや、進化の袋小路へと入っていました。だから、この時代の音楽、例えば上記の名曲の数々は、今、聴いても、まったく古さを感じませんが、それはつまり、この30年間、この国の音楽が、ほとんど進化してこなかったことの証であるとも言えるでしょう。