1946〜1959年の14年間にリリースされたか、流行った名曲の数々です。♫
リンゴの唄 並木路子(1946.1/シングル)
作詞 サトウハチロー 作曲 万城目正
東京の花売娘 岡晴夫(1946/シングル)
作詞 佐々詩生 作曲 上原げんと
憧れのハワイ航路 岡晴夫(1948/シングル)
作詞 石本美由起 作曲 江口夜詩
かえり船 田端義夫(1946/シングル)
作詞 鈴木みのる 作曲 倉若晴生
玄海ブルース 田端義夫(1949/シングル)
作詞 大高ひさを 作曲 長津義司
悲しき竹笛 近江俊朗・奈良光枝(1946/シングル)
作詞 西条八十 作曲 古賀政男
湯の町エレジー 近江俊朗(1948.7/シングル)
作詞 野村俊夫 作曲 古賀政男
夜のプラットホーム 二葉あき子(1947.2/シングル)
作詞 奥野椰子夫 作曲 服部良一
フランチェスカの鐘 二葉あき子(1948.6/シングル)
作詞 菊田一夫 作曲 古関裕而
水色のワルツ 二葉あき子(1950/シングル)
作詞 藤浦洸 作曲 高木東六
雨のオランダ坂 渡辺はま子(1947.5/シングル)
作詞 菊田一夫 作曲 古関裕而
桑港のチャイナ街 渡辺はま子(1950.11/シングル)
作詞 佐伯孝夫 作曲 佐々木俊一
火の鳥 渡辺はま子(1950.11/シングル)
作詞 佐伯孝夫 作曲 佐々木俊一
あゝモンテルパの夜は更けて 渡辺はま子・宇都美清(1952.9/シングル)
作詞 代田銀太郎 作曲 伊藤正康
東京ブギウギ 笠置シヅ子(1948.1/シングル)
作詞 鈴木勝 作曲 服部良一
ジャングル・ブギー 笠置シヅ子(1948.11/シングル)
作詞 黒澤明 作曲 服部良一
買い物ブギー 笠置シヅ子(1950.6.15/シングル)
作詞 作曲 服部良一
東京の屋根の下 灰田勝彦(1948/シングル)
作詞 佐伯孝夫 作曲 服部良一
野球小僧 灰田勝彦(1951.7/シングル)
作詞 佐伯孝夫 作曲 佐々木俊一
君忘れじのブルース 淡谷のり子(1948/シングル)
作詞 大高ひさを 作曲 長津義司
異国の丘 竹山逸郎・中村耕造(1948/シングル)
作詞 増田幸治 作曲 吉田正
月よりの使者 竹山逸郎(1949/シングル)
作詞 佐伯孝夫 作曲 佐々木俊一
長崎のザボン売り 小畑実(1948/シングル)
作詞 石本美由起 作曲 江口夜詩
星影の小径 小畑実(1950.4/シングル)
作詞 矢野亮 作曲 利根一郎
かりそめの恋 三条町子(1949.11/シングル)
作詞 高橋掬太郎 作曲 飯田三郎
長崎の鐘 藤山一郎(1949.7.1/シングル)
作詞 サトウハチロー 作曲 古関裕而
青い山脈 藤山一郎・奈良光枝(1949/シングル)
作詞 西条八十 作曲 服部良一
ニコライの鐘 藤山一郎(1951/シングル)
作詞 門田ゆたか 作曲 古関裕而
銀座カンカン娘 高峰秀子(1949.4/シングル)
作詞 佐伯孝夫 作曲 服部良一
悲しき口笛 美空ひばり(1949.9.10/シングル)
作詞 藤浦洸 作曲 万城目正
越後獅子の唄 美空ひばり(1950/シングル)
作詞 西条八十 作曲 万城目正
東京キッド 美空ひばり(1950.7.20/シングル)
作詞 藤浦洸 作曲 万城目正
リンゴ追分 美空ひばり(1952.5.1/シングル)
作詞 小沢不二夫 作曲 米山正夫
お祭りマンボ 美空ひばり(1952.8.15/シングル)
作詞 作曲 原六朗
波止場だよ、お父つあん 美空ひばり(1956.11.15/シングル)
作詞 西沢爽 作曲 船村徹
港町十三番地 美空ひばり(1957.3.10/シングル)
作詞 石本美由起 作曲 上原げんと
イヨマンテの夜 伊藤久男(1950.1/シングル)
作詞 菊田一夫 作曲 古関裕而
夜来香 山口淑子(1950.1/シングル)
作詞 佐伯孝夫 作曲 服部良一
白い花の咲く頃 岡本敦朗(1950.11/シングル)
作詞 寺尾智沙 作曲 田村しげる
高原列車は行く 岡本敦朗(1954.2/シングル)
作詞 丘十四夫 作曲 古関裕而
べサメ・ムーチョ 黒木曜子(1950/シングル)
訳詞 鈴木勝 作詞 作曲 コンスエロ・ベラスケス
上海帰りのリル 津村謙(1951.7/シングル)
作詞 東条寿三郎 作曲 渡久地政信
江の島悲歌 菅原都々子(1951.10/シングル)
作詞 大高ひさを 作曲 倉岡晴生
月がとっても青いから 菅原都々子(1955/シングル)
作詞 清水みのる 作曲 陸奥明
愛の賛歌 越路吹雪(1952/コンサート発表)
訳詞 岩谷時子 作詞 エディット・ピアフ 作曲 マルグリット・モノー
テネシー・ワルツ 江利チエミ(1952.1/シングル)
訳詞 音羽たかし 作詞 レッド・スチュワート 作曲 ビー・ウィー・キング
ウスクダラ 江利チエミ(1954.8/シングル)
訳詞 音羽たかし トルコ民謡
赤いランプの終列車 春日八郎(1952.11/シングル)
作詞 大倉芳郎 作曲 江口夜詩
お富さん 春日八郎(1954.8/シングル)
作詞 山崎正 作曲 渡久地政信
別れの一本杉 春日八郎(1955.2/シングル)
作詞 高野公男 作曲 船村徹
山の吊橋 春日八郎(1959/シングル)
作詞 横井弘 作曲 吉田矢健治
毒消しゃいらんかネ 宮城まり子(1953.4/シングル)
作詞 作曲 三木鶏郎
ガード下の靴磨き 宮城まり子(1955/シングル)
作詞 宮川哲夫 作曲 利根一郎
夕刊小僧 宮城まり子(1956.3/シングル)
作詞 宮川哲夫 作曲 利根一郎
納豆売りの唄 宮城まり子(1956.7/シングル)
作詞 宮川哲夫 作曲 宮城秀雄
雪の降る町を 高英男(1953/シングル)
作詞 内村直也 作曲 中田善直
想い出のワルツ 雪村いづみ(1953/シングル)
訳詞 井田誠一 作詞 作曲 シドニー・プロセン
街のサンドイッチマン 鶴田浩二(1953/シングル)
作詞 宮川哲夫 作曲 吉田正
赤と黒のブルース 鶴田浩二(1955/シングル)
作詞 宮川哲夫 作曲 吉田正
君の名は 織井茂子(1953/シングル)
作詞 菊田一夫 作曲 古関裕而
落葉しぐれ 三浦洸一(1953.9/シングル)
作詞 吉川静夫 作曲 吉田正
毬藻の歌 安藤まり子(1953/シングル)
作詞 いわせひろし 作曲 八洲秀章
吹けば飛ぶよな 若原一郎(1954.11/シングル)
作詞 東條寿三郎 作曲 渡久地政信
おーい中村くん 若原一郎(1958/シングル)
作詞 矢野亮 作曲 中野忠晴
岩壁の母 菊池章子(1954.9/シングル)
作詞 藤田まさと 作曲 平川波竜
高原の宿 林伊佐夫(1955/シングル)
作詞 高橋掬太郎 作曲 林伊佐夫
そっとこのまま 林伊佐夫(1957/シングル)
作詞 横井弘 作曲 林伊佐夫
赤いカンナの花咲けば 松島トモ子(1955.5/シングル)
作詞 西条八十 作曲 古関裕而
ビルマに眠るお父さま 松島トモ子(1955)
作詞 村越利一良 補作 西沢爽 作曲 米山正夫
おんな船頭歌 三橋美智也(1955/シングル)
作詞 藤間哲郎 作曲 山口俊郎
あの娘が泣いてる波止場 三橋美智也(1955/シングル)
作詞 高野公男 作曲 船村徹
リンゴ村から 三橋美智也(1956/シングル)
作詞 矢野亮 作曲 林伊佐夫
哀愁列車 三橋美智也(1956/シングル)
作詞 横井弘 作曲 鎌田俊与
お花ちゃん 三橋美智也・斉藤京子(1956/シングル)
作詞 矢野亮 作曲 吉田矢健治
母恋吹雪 三橋美智也(1956/シングル)
作詞 矢野亮 作曲 林伊佐夫
おさげと花と地蔵さんと 三橋美智也(1957/シングル)
作詞 東條寿三郎 作曲 細川潤一
夕焼けとんび 三橋美智也(1958/シングル)
作詞 矢野亮 作曲 吉田矢健治
赤い夕陽の故郷 三橋美智也(1958/シングル)
作詞 横井弘 作曲 中野忠晴
古城 三橋美智也(1959.6.21/シングル)
作詞 高橋掬太郎 作曲 細川潤一
喫茶店の片隅で 松島詩子(1955/シングル)
作詞 矢野亮 作曲 中野忠晴
この世の花 島倉千代子(1955.3.1/シングル)
作詞 西條八十 作曲 万城目正
りんどう峠 島倉千代子(1955.9/シングル)
作詞 西條八十 作曲 古賀政男
東京だョおっ母さん 島倉千代子(1957.3.10/シングル)
作詞 野村俊夫 作曲 船村徹
からたち日記 島倉千代子(1958/シングル)
作詞 西沢爽 作曲 遠藤実
東京アンナ 大津美子(1955.9/シングル)
作詞 藤間哲郎 作曲 渡久地政信
ここに幸あり 大津美子(1956/シングル)
作詞 高橋掬太郎 作曲 飯田三郎
狂った果実 石原裕次郎(1956/シングル)
作詞 石原慎太郎 作曲 佐藤勝
俺は待ってるぜ 石原裕次郎(1957/シングル)
作詞 石崎正美 作曲 上原賢六
錆びたナイフ 石原裕次郎(1957/シングル)
作詞 萩原四郎 作曲 上原賢六
嵐を呼ぶ男 石原裕次郎(1958.2/シングル)
作詞 井上梅次 作曲 大森盛太郎
十九の浮草 松山恵子(1956.10/シングル)
作詞 牧喜代司 作曲 袴田宗孝
未練の波止場 松山恵子(1957.5.10/シングル)
作詞 松井由利夫 作曲 水時冨士夫
だから云ったじゃないの 松山恵子(1958.3/シングル)
作詞 松井由利夫 作曲 島田逸平
お別れ公衆電話 松山恵子(1959.11/シングル)
作詞 藤間哲郎 作曲 袴田宗孝
若いお巡りさん 曽根史郎(1956.4/シングル)
作詞 井田誠一 作曲 利根一郎
愛ちゃんはお嫁に 鈴木三恵子(1956/シングル)
作詞 原俊雄 作曲 村沢良介
十九の春 神楽坂浮子(1956/シングル)
作詞 吉川静夫 作曲 清水保雄
チャンチキおけさ 三波春夫(1957.6/シングル)
作詞 門井八郎 作曲 長津義司
東京のバスガール 初代コロンビア・ローズ(1957.10/シングル)
作詞 丘灯至夫 作曲 上原げんと
有楽町で逢いましょう フランク永井(1957.7/シングル)
作詞 佐伯孝夫 作曲 吉田正
夜霧に消えたチャコ フランク永井(1959/シングル)
作詞 宮川哲夫 作曲 渡久地政信
東京ナイト・クラブ フランク永井・松尾和子(1959.7/シングル)
作詞 佐伯孝夫 作曲 吉田正
誰よりも君を愛す 松尾和子・和田宏とマヒナスターズ(1959.12/シングル)
作詞 川内康範 作曲 吉田正
メケ・メケ 丸山明宏(美輪明宏)(1957/シングル)
訳詞 丸山明宏 作詞 シャルル・アズナブル 作曲 ジルベール・ベコー
バナナ・ボート 浜村美智子(1957.3/シングル)
ジャマイカ民謡
柿の木坂の家 青木光一(1957.9.15/シングル)
作詞 石本美由起 作曲 船村徹
十代の恋よさようなら 神戸一郎(1957.12/シングル)
作詞 石本美由起 作曲 上原げんと
喜びも悲しみも幾歳月 若山彰(1957.9/シングル)
作詞 作曲 木下忠司
お月さん今晩は 藤島桓夫(1957/シングル)
作詞 松村又一 作曲 遠藤実
月の法善寺横丁 藤島桓夫(1960/シングル)
作詞 十二村哲 作曲 飯田景応
星は何でも知っている 平尾昌晃(1958.7/シングル)
作詞 水島哲 作曲 津々美洋
ダイナマイトが百五十屯 小林旭(1958/シングル)
作詞 関沢新一 作曲 船村徹
ギターを持った渡り鳥 小林旭(1959/シングル)
作詞 西沢爽 作曲 狛林正一
無法松の一生 村田英雄(1958.7/シングル)
作詞 吉野夫二郎 作曲 古賀政男
人生劇場 村田英雄(1959.4/シングル)
作詞 佐藤惣之助 作曲 古賀政男
浅草姉妹 こまどり姉妹(1959/シングル)
作詞 石本美由起 作曲 遠藤実
三味線姉妹 こまどり姉妹(1959/シングル)
作詞 作曲 遠藤実
可愛い花 ザ・ピーナッツ(1959.5/シングル)
作詞 音羽たかし 作曲 シドニー・べシェ
情熱の花 ザ・ピーナッツ(1959.9/シングル)
作詞 音羽たかし・水島哲 作曲 ベートーヴェン
僕は泣いちっち 守屋浩(1959.9.15/シングル)
作詞 作曲 浜口庫之助
南国土佐を後にして ペギー葉山(1959.4/シングル)
作詞 作曲 武政英策
黒い花びら 水原弘(1959.7/シングル)
作詞 永六輔 作曲 中村八大
黄色いさくらんぼ スリー・キャッツ(1959/シングル)
作詞 星野哲郎 作曲 浜口庫之助
終戦後の焼け野原の中から出発して、敗戦後の虚無と喪失感から立ち上がり、必死に今を生きながらも、明るい明日を夢見た時代の音楽です。
この時代、男性も女性も、三橋美智也や小林旭、島倉千代子や松山恵子やこまどり姉妹のような、現代にも通じる突き抜けるような、鮮やかな高音の魅力を持ったボーカルもある一方で、今ではほとんど聴かれない、フランク永井や石原裕次郎、大津美子のような渋い低音の包み込むような深い声が魅力の歌い手もいました。春日八郎や田端義夫やザ・ピーナッツのように、スモーキーでハスキーなヴォイスが魅力の歌い手もいました。
歌い手の個性が今よりも強く、バラエティーに富んでいて、歌に込められた想いもストレートで純朴で、それでいて、今よりもはるかに成熟していた気がします。唄が、普通の庶民の大人の心に寄り添っていた時代です。