1960年代(1960〜1968年)にリリースされたか、流行った名曲の数々です。♫


悲しき六十歳 ダニー飯田とパラダイス・キング(1960/シングル)

訳詞 青島幸男 中東民謡

ビキニスタイルのお嬢さん ダニー飯田とパラダイス・キング(1960/シングル)

訳詞 岩谷時子 作詞 作曲 リー・ポックリス

ステキなタイミング 坂本九(1960)

作詞 草野昌一 作詞 フレッド・トビアス 作曲 クリント・バラード・ジュニア

上を向いて歩こう 坂本九(1961.10.15/シングル)

作詞 永六輔 作曲 中村八大

見上げてごらん夜の星を 坂本九(1963.5.1/シングル)

作詞 永六輔 作曲 いずみたく

明日があるさ 坂本九(1963.12.1/シングル)

作詞 青島幸男 作曲 中村八大

幸せなら手をたたこう 坂本九(1964.5.15/シングル)

作詞 作曲 木村利人

涙くんさよなら 坂本九(1965.5.15/シングル)

作詞 作曲 浜口庫之助

恋のバカンス ザ・ピーナッツ(1963.4/シングル)

作詞 岩谷時子 作曲 宮川泰

ウナ・セラ・ディ東京 ザ・ピーナッツ(1963.11.20/シングル)

作詞 岩谷時子 作曲 宮川泰

銀色の道 ザ・ピーナッツ(1966.10/シングル)

作詞 塚田茂 作曲 宮川泰

恋のフーガ ザ・ピーナッツ(1967.8.10/シングル)

作詞 なかにし礼 作曲 すぎやまこういち

高校三年生 舟木一夫(1963.6.5/シングル)

作詞 丘灯至夫 作曲 遠藤実

学園広場 舟木一夫(1963.10/シングル)

作詞 関沢新一 作曲 遠藤実

仲間たち 舟木一夫(1963.11/シングル)

作詞 西沢爽 作曲 遠藤実

君たちがいて僕がいた 舟木一夫(1964.3)

作詞 丘灯至夫 作曲 遠藤実

高原のお嬢さん 舟木一夫(1965.10.5/シングル)

作詞 関沢新一 作曲 松尾健司

絶唱 舟木一夫(1966.8.5/シングル)

作詞 西条八十 作曲 市川昭介

夕笛 舟木一夫(1967.8/シングル)

作詞 西条八十 作曲 船村徹

美しい十代 三田明(1963.10.10/シングル)

作詞 宮川哲夫 作曲 吉田正

学生時代 ペギー葉山(1964/シングル)

作詞 作曲 平岡精二

水戸黄門旅日記 三波春夫(1964/シングル)

作詞 藤田まさと 作曲 福島正二

世界の国からこんにちは 三波春夫(1967.3.1/シングル)

作詞 島田陽子 作曲 中村八大

哀愁波止場 美空ひばり(1960.7.1/シングル)

作詞 石本美由起 作曲 船村徹

 美空ひばり(1964.11.20/シングル)

作詞 関沢新一 作曲 古賀政男

悲しい酒 美空ひばり(1966.6.10/シングル)

作詞 石本美由起 作曲 古賀政男

真赤な太陽 美空ひばり(1967.5.25/シングル)

作詞 吉岡治 作曲 原信夫

君だけを 西郷輝彦(1964.2.15/シングル)

作詞 水島哲 作曲 北原じゅん

星のフラメンコ 西郷輝彦(1966.7.1/シングル)

作詞 作曲 浜口庫之助

アンコ椿は恋の花 都はるみ(1964.10.5/シングル)

作詞 星野哲郎 作曲 市川昭介

ああ上野駅 伊沢八郎(1964.5/シングル)

作詞 関口義明 作曲 荒井英一

ごめんネ…ジロー 奥村チヨ(1965.10.5/シングル)

作詞 多木比佐夫 作曲 津野陽二

知りたくないの 菅原洋一(1965.10/シングル)

作詞 なかにし礼 作曲 ドン・ロバートソン

アカシヤの雨がやむとき 西田佐知子(1960.4/シングル)

作詞 水木かおる 作曲 藤原秀行

コーヒー・ルンバ 西田佐知子(1961/シングル)

作詞 あらかわひろし 作曲 ホセ・マンソ・ペローニ

エリカの花散るとき 西田佐知子(1963.2/シングル)

作詞 水木かおる 作曲 藤原秀行

女の意地 西田佐知子(1965.10.5/シングル)

作詞 作曲 鈴木道明

ヨイトマケの唄 美輪明宏(1965.7/シングル)

作詞 作曲 美輪明宏

恍惚のブルース 青江三奈(1966.6.21/シングル)

作詞 川内康範 作曲 浜口庫之助

伊勢佐木町ブルース 青江三奈(1968.1.5/シングル)

作詞 川内康範 作曲 鈴木庸一

ラブユー東京 黒沢明とロス・プリモス(1966.4.1/シングル)

作詞 上原尚 作曲 中川博之

こまっちゃうナ 山本リンダ(1966.9.20/シングル)

作詞 作曲 遠藤実

星影のワルツ 千昌夫(1966.3.24/シングル)

作詞 白鳥園枝 作曲 遠藤実

君がすべてさ 千昌夫(1968.12.1/シングル)

作詞 稲葉爽秋 作曲 遠藤実

この広い野原いっぱい 森山良子(1967.1.2/シングル)

作詞 小薗江圭子 作曲 森山良子

今日の日はさようなら 森山良子(1967.8.25/シングルB面)

作詞 作曲 金子詔一

骨まで愛して 城卓也(1966.1/シングル)

作詞 川内康範 作曲 北原じゅん

世界は二人のために 佐良直美(1967.5.15/シングル)

作詞 山上路夫 作曲 いずみたく

兄弟仁義 北島三郎(1965.3.10/シングル)

作詞 星野哲郎 作曲 北原じゅん

帰ろかな 北島三郎(1965.4.20/シングル)

作詞 永六輔 作曲 中村八大

函館の女 北島三郎(1965.11.10/シングル)

作詞 星野哲郎 作曲 島津伸男

カスバの女 緑川アコ(1967.6/シングル)

作詞 大高ひさを 作曲 久我山明

ブルー・シャトウ ジャッキー吉川とブルー・コメッツ(1967.3.15/シングル)

作詞 橋本淳 作曲 井上忠夫

こんにちは赤ちゃん 梓みちよ(1963.11.1/シングル)

作詞 永六輔 作曲 中村八大

銀座の恋の物語 石原裕次郎・牧村旬子(1961.1/シングル)

作詞 大高ひさを 作曲 鏑木創

赤いハンカチ 石原裕次郎(1962.10/シングル)

作詞 萩原四朗 作曲 上原賢六

二人の世界 石原裕次郎(1965/シングル)

作詞 池田充男 作曲 鶴岡雅義

夜霧よ今夜も有難う 石原裕次郎(1967.2/シングル)

作詞 作曲 浜口庫之助

島のブルース 三沢あけみ(1963.4.20/シングル)

作詞 吉川静夫 作曲 渡久地政信

硝子のジョニー アイ・ジョージ(1961)

作詞 石濱恒夫 作曲 アイ・ジョージ

赤いグラス アイ・ジョージ/志摩ちなみ(1965/シングル)

作詞 門井八郎 作曲 牧野昭一

出世街道 畠山みどり(1962.12.20/シングル)

作詞 星野哲郎 作曲 市川昭介

潮来笠 橋幸夫(1960.7.5/シングル)

作詞 佐伯孝夫 作曲 吉田正

いつでも夢を 橋幸夫・吉永小百合(1962.9.20/シングル)

作詞 佐伯孝夫 作曲 吉田正

帰って来たヨッパライ ザ・フォーク・クルセイダーズ(1967.12.25/シングル)

作詞 松山猛・北山修 作曲 加藤和彦

悲しくてやりきれない ザ・フォーク・クルセイダーズ(1968.3.21/シングル)

作詞 サトウハチロー 作曲 加藤和彦

いい湯だな(ビバノン・ロック) ザ・ドリフターズ(1968.6.10/シングル)

作詞 永六輔 作曲 いずみたく

山谷ブルース 岡林信康(1968.9.25/シングル)

作詞 作曲 岡林信康

川は流れる 仲宗根美樹(1961.9/シングル)

作詞 横井弘 作曲 桜田誠一

王将 村田英雄(1961.11/シングル)

作詞 西条八十 作曲 船村徹

柔道一代 村田英雄 (1963.2/シングル)

作詞 星野哲郎 作曲 山路進一

夫婦春秋 村田英雄(1967.7/シングル)

作詞 関沢新一 作曲 市川昭介

ソーラン渡り鳥 こまどり姉妹(1961.4.20/シングル)

作詞 石本美由起 作曲 遠藤実

君恋し フランク永井(1961/シングル)

作詞 時雨音羽 作曲 佐々紅華

おひまなら来てね 五月みどり(1961.5/シングル)

作詞 枯野迅一郎 作曲 遠藤実

スーダラ節 植木等(1961.8.20/シングル)

作詞 青島幸男 作曲 萩原哲晶

可愛いベイビー 中尾ミエ(1962.5/シングル)

作詞 漣健二 作曲 ビル・ニューマン

島育ち 田端義夫(1962/シングル)

作詞 有川邦彦 作曲 三界稔

下町の太陽 倍賞千恵子(1962.10.10/シングル)

作詞 横井弘 作曲 江口浩司

さくら貝の歌 倍賞千恵子(1963.11.10/シングル)

作詞 土屋花情 作曲 八洲秀章

さよならはダンスの後で 倍賞千恵子(1965.3.10/シングル)

作詞 横井弘 作曲 小川寛興

遠くへ行きたい ジェリー藤尾(1962/シングル)

作詞 永六輔 作曲 中村八大

ちいさい秋みつけた ボニージャックス(1962.4.10/シングル)

作詞 サトウハチロー 作曲 中田喜直

北帰行 小林旭(1961.10.5/シングル)

作詞 作曲 宇田博

小指の想い出 伊東ゆかり(1967.2.10/シングル)

作詞 有馬三恵子 作曲 鈴木淳

恋のしずく 伊東ゆかり(1968.1.20/シングル)

作詞 安井かずみ 作曲 平尾昌晃

朝のくちづけ 伊東ゆかり(1968.10.10/シングル)

作詞 有馬三恵子 作曲 鈴木淳

てなもんや三度笠 藤田まこと(1962)

作詞 香川登志緒 作曲 林伊佐緒

恋のハレルヤ 黛ジュン(1967.2.15/シングル)

作詞 なかにし礼 作曲 鈴木邦彦

乙女の祈り 黛ジュン(1968.1.5/シングル)

作詞 なかにし礼 作曲 鈴木邦彦

天使の誘惑 黛ジュン(1968.5.1/シングル)

作詞 なかにし礼 作曲 鈴木邦彦

霧の摩周湖 布施明(1966.12.1/シングル)

作詞 水島哲 作曲 平尾昌晃

渚のうわさ 弘田三枝子(1967.7.10/シングル)

作詞 橋本淳 作曲 筒美京平

枯葉のうわさ 弘田三枝子(1967.11.1/シングル)

作詞 橋本淳 作曲 筒美京平

涙のドライブ 弘田三枝子(1968.3.15/シングル)

作詞 橋本淳 作曲 筒美京平

君こそわが命 水原弘(1967.2/シングル)

作詞 川内康範 作曲 猪俣公章

ゆうべの秘密 小川知子(1968.2.1/シングル)

作詞 タマイチコ 作曲 中洲朗

お座敷小唄 和田宏とマヒナスターズ・松尾和子(1964.8/シングル)

作詞 不詳 作曲 陸奥明

愛して愛して愛しちゃったのよ 和田宏とマヒナスターズ・田代美代子(1965.6/シングル)

作詞 作曲 浜口庫之助

東京ドドンパ娘 渡辺マリ(1961/シングル)

作詞 宮川哲夫 作曲 鈴木庸一

空に星があるように 荒木一郎(1966.9.5/シングル)

作詞 作曲 荒木一郎

ベッドで煙草を吸わないで 沢たまき(1966.4.15/シングル)

作詞 岩谷時子 作曲 いずみたく

唐獅子牡丹 高倉健(1966/シングル)

作詞 矢野亮・水城一浪 作曲 水城一浪

若いってすばらしい 槇みちる(1966.3.5/シングル)

作詞 安井かずみ 作曲 宮川泰

バラが咲いた マイク眞木(1966.4.5/シングル)

作詞 作曲 浜口庫之助

逢いたくて逢いたくて 園まり(1966.1/シングル)

作詞 岩谷時子 作曲 宮川泰

夢は夜ひらく 園まり(1966.9.5/シングル)

作詞 中村泰士・富田清吾 作曲 曽根幸明

夕陽が泣いている ザ・スパイダーズ(1966.9.15/シングル)

作詞 作曲 浜口庫之助

想い出の渚 ザ・ワイルドワンズ(1966.11.5/シングル)

作詞 鳥塚繁樹 作曲 加瀬邦彦

亜麻色の髪の乙女 ヴィレッジ・シンガーズ(1968.2.25/シングル)

作詞 橋本淳 作曲 すぎやまこういち

小さなスナック パープル・シャドウズ(1968.3.25/シングル)

作詞 牧ミエコ 作曲 今井久

花の首飾り ザ・タイガース(1968.3.25/シングル)

作詞 菅原房子 穂作詞 なかにし礼 作曲 すぎやまこういち

シー・シー・シー ザ・タイガース(1968.7.5/シングル)

作詞 安井かずみ 作曲 加瀬邦彦

小樽の人よ 鶴岡雅義と東京ロマンチカ(1967.9.25/シングル)

作詞 池田充男 作曲 鶴岡雅義

花と小父さん 伊東きよ子(1967.6/シングル)

作詞 作曲 浜口庫之助

霧にむせぶ夜 黒木憲(1968.4.1/シングル)

作詞 丹古晴己 作曲 鈴木淳

涙の太陽 青山ミチ(1965.5.25/シングル)

作詞 湯川れい子 作曲 中島安敏

君といつまでも 加山雄三(1965.12.5/シングル)

作詞 岩谷時子 作曲 弾厚作

夜明けのうた 岸洋子(1964.9/シングル)

作詞 岩谷時子 作曲 いずみたく

女心の唄 バーブ佐竹(1964.12/シングル)

作詞 山北由紀夫 作曲 吉田矢健治

別れの入場券 松山恵子(1963.5/シングル)

作詞 松井由利夫 作曲 袴田宗孝

ハモニカ小僧 中山千夏(1961.12/シングル)

作詞 菊田一夫 作曲 古関裕而

愛のさざなみ 島倉千代子(1968.7.1/シングル)

作詞 なかにし礼 作曲 浜口庫之助



1960年代を俯瞰して見れば、60年代後半に若者を熱狂させたグループサウンズも、60年代末に爆発的に若者に支持されたフォークも、王道の懐メロ歌謡曲に比べれば、さほど目立った比重はないのがわかります。

懐メロ歌謡曲こそが、世界にも通用する60年代の日本の歌の代表だったと言えるでしょう。

1964年の東京オリンピックをクライマックスとして、日本の戦後の復活と急成長を印象づけた、明るい勢いのある時代でした。

今日より明日は素晴らしいと無邪気に信じられた、日本が一番元気だった時代です。

その一方で、60年安保と70年安保に挟まれたこの時期は、若者の反政府意識・反体制意識が強く、若者のスタンスが反体制の左翼であることが、当然のように考えられていた時期でもあります。若者たちもまた、激しいエテルギーを持て余していました。

貧困層と富裕層の格差も、まだまだ激しかった。鬱屈と爆発、そういう社会の光と闇が交差する時代でもありました。