6月22日の公示から、7月10日の選挙当日まで、18日間の選挙戦のうち、最初の週末(土日)6月25・26日の2日間を、菅義偉元首相は、古謝玄太さんと共に、沖縄本島をまわり、応援演説することに、まるまる費やしました。土曜の夜、沖縄で一泊したわけです。

これは、古謝玄太さんが、菅さんが内閣官房長官だった時に、総務省の一員として、内閣官房付で仕事をしていた縁があり、玄太さんの人となりを知っていることから、特に力を入れて応援しているとのことです。

中央官僚出身の国会議員が、沖縄で初めて誕生するかもしれないということで、自民党本部の力の入れようも尋常ではありません。

6月24日(金)には、金子恭之総務大臣と渡辺博道元復興大臣が応援に来ていました。古謝玄太さんが、総務省出身で、復興庁参事官補佐をしていた縁で、応援にいらしたようです。

明日27日(月)は、参議院幹事長の世耕弘成氏が応援に来ます。さらに、茂木敏充自民党幹事長は、公示前の19日(日)に続いて、明後日28日(火)にも、再び応援に来沖します。以降、29日(水)には小泉進次郎氏、30日(木)には小渕優子氏(自民党組織運動本部長)が応援に来ます。

岸田文雄首相も、7月1日(金)に沖縄入りする予定です。首相の選挙応援での沖縄入りは、2013年の参院選以来だそうです。また、岸田首相が欧州から帰国後、最初に応援演説に立つのが宜野湾市だそうです。

 

↑名護十字路(6月25日17:00)

 

↑嘉手納マリーナ(米軍保養施設:県民の民間利用自由)(6月22日15:00)

附属施設のレストラン「シーサイド」で昼食をとった後、テラスから撮影。

米軍との共生もまた、沖縄の魅力の一つだと思うのですが、そう正直に言うと、選挙では勝てないのでしょうか?

 

↑北谷町商工会ホール(6月27日19:00)

参議院幹事長世耕弘成さんの応援演説です。10年前、古謝玄太さんは、世耕さんが内閣官房副長官だった時の直接の部下だったそうです。

 

↑中城村南上原サンエー駐車場前交差点(6月28日15:40)

市民手作りの応援字幕の下で、右から茂木敏充自民党幹事長、古謝玄太さん、衆議院議員宮崎政久さん。

明日6月29日は、14:30から浦添市組踊公園で小泉進次郎さんが応援演説です。

 

↑浦添組踊公園(6月29日14:40)小泉進次郎さんと古謝玄太さん。

宮古島の「古謝そば」には、お父さんの小泉純一郎さんも、食べにきたことがあるのだそうです。

 

↑宜野湾コンベンションシティー前(7月3日15:10)右から夜回り先生水谷修さん、くぼたてつやさん、古謝玄太さんの奥さま。この直後、大雨になりましたが、その中で、水谷さんの熱い応援演説が続けられました。翌4日も、水谷修さんは、くぼたさん、玄太さんと一緒に、朝から本島をまわるということです。

また、この日(3日)は、たまたま宮古島を訪れていた現役レスラー大仁田厚さん(64歳)が、古謝玄太選挙事務所へ激励に顔を見せられるということもあったようです。

 

※7月2日(土)の林芳正外務大臣の久米島入りは台風のせいで中止になりましたが、台風の中でも、玄太さんは精力的に県内を回っています。そして、台風が明ける7月4日(月)には、小野寺五典元防衛大臣、西村康稔元経済再生担当大臣の沖縄本島入りが決まっています。

7月4日17:00から、西村さんは、マックスバリュー八重瀬店前で、小野寺さんは、同時刻に、玄太さんと一緒に汀良交差点にて街頭演説会を行います。2人の閣僚経験者が、同じ候補者のために、同時刻に別々の場所で、応援演説を行うというのは、国政選挙史上でも前代未聞ではないでしょうか。

↑7月4日(月)、小禄駅前のイオン那覇店前に、19:00〜、水谷修さんと小野寺五典さんが、この日最後の応援演説をしています。

 

7月5日(火)には、二階俊博元幹事長が、浦添てだこホールに応援演説にいらっしゃるそうです。

さらに、7月7日(木)には、河野太郎さんが来るそうです。

加えて、7月8日(金)には、17:30〜パレットくもじ前に、菅義偉元総理が、再びいらして、演説会及び写真撮影会が行われます!

 

7月8日、安倍晋三元首相が、奈良県で、狙撃により死亡。

その日の菅義偉元総理の演説会と撮影会は中止となりましたが、翌7月9日、選挙活動の最終日に、茂木敏充自民党幹事長が選挙戦中、再度、沖縄に応援演説にいらっしゃいました。

7月9日(土)那覇市サンエー・メインプレイス及び県立博物館・美術館前で、選挙戦の打ち上げ式。左から演説中の茂木敏充自民党幹事長、佐喜真淳県知事選候補者、西銘恒三郎衆議院議員、古謝玄太さん、奥さん、SP2名。

 

7月10日(日)投票日。

午後4:00現在、沖縄県は、当日投票率が全国最下位で18%。最高は山形県の27%。全国平均は23%。

午後7:30現在、全国平均投票率は27%。最高は山形県の32%、沖縄県は最低の石川県に次いで22%。

午後8:30現在、全国的には、自民大勝の情勢が色濃く出ていますが、沖縄だけが、自民公認の古謝玄太さんと共産・社民・社大らが推す伊波洋一さんの大接戦となっています。

午後10:16現在、開票率は20%。出口調査では、NHKが伊波洋一氏有利を、ANNが古謝玄太氏有利を伝えています。出口調査で優勢が割れるとは、それだけ接戦ということなのでしょう。

午後11:16現在、開票率は65%。集計票数は逆転に次ぐ逆転で、心臓に悪い。

午後11:38現在、開票率は97.5%。集計票数は2500票差で追いかける展開。

午前0:00現在、伊波洋一氏に当確。開票率は98.7%、票差はわずか4300票。

午前0:30現在、開票率は99.3%で、票差は3000票。ここまでもつれるとは…。

参政党の22000票がなければ、十分、玄太さんの勝利もあり得た。いや、まず、間違いなく勝利していただろう。参政党によって保守の票が割れてしまった。残念なことだ。

 

最後まで、よく戦ったが、あと一歩、及ばなかった。

その一歩とは何なのか。

何が足りなかったのか、しっかり分析して、次に活かして欲しい。

もっとも、既にデジタル投票が実施されていれば、絶対に玄太くんの勝ちだったはず。若者が、もう少し、選挙に行っていれば、玄太くんの楽勝であった。

伊波陣営は、「基地反対の民意が出た」とか言っているが、投票率が50%で、票差は2800票、有権者の1/4の意志が示されただけで、これの何が『沖縄の民意』か?

 

それにしても、安倍さんの訃報の直後で、全国的には自民の大勝であるのに、沖縄だけは共産・社民の勝利に終わるとは、この島は、いったい何なのだ?

情けないわ!