近所のスーパーで、アサリが売られていました。
つい最近ニュースになったばかりだったので、「どこ産だろう?」と見てみると、案の定、件の熊本産で、しかも、産地が「熊本産(中国産)」と表示されていました。
よく見ると、但し書きがあって、「アサリの稚貝を中国から買って、それを熊本で育てたものなので、熊本産(中国産)アサリです」と記載されていました。説明まで、灰色です。
「どのくらいまで育った中国産アサリを業者は買ってきて、そのアサリを、どのくらいの期間、熊本の漁師さんは育てたのだろう?」と、つい、思ってしまいました。
「熊本では、3日間、育てました」とか、思わず、返事を想像してしまいました。まさか、そんなことはないと信じたいのですが、このアサリ、実は、ほぼ中国産で、熊本は経由しているだけ、という可能性もないとは言い切れません。事実、これまで、熊本のアサリに関しては、そういう詐欺まがいのことをする業者が大半だったはずです。しかも、今回のように、バレても業者への罰則もないので、これからも産地偽装はやりたい放題です。
この数十年で、中国沿岸の海産資源は採り尽くされており、沿岸の汚染もひどいと聞いています。なぜ、熊本の業者は、そういうヤバい環境で育てられた中国産アサリを買わなければならないのか、はなはだ疑問です。とりあえず、経歴の怪しい「熊本産」アサリについては、当分、誰も買わないでしょうが。
そもそも、『熊本のアサリは怪しい』という情報は、もう20年以上前から言われていたことで、その意味では「今さら」という感がしないでもないのです。地元の漁協組合長が告白していたように、業者が輸入した中国・韓国産アサリを、熊本の漁師が1週間ほど「養殖」して、熊本産アサリとして出荷するという詐欺まがいの違法行為は、熊本の漁業関係者の総意によって、数十年間、常態化していたのです。
どうして今頃になって、急に、産地偽装の問題が取り沙汰されているのか、むしろ、不思議ではあります。
いずれにせよ、私としては、「食の安全」の立場から、これを機に、中国・韓国産アサリが、消費者の意向によって市場から淘汰されることを願います。