私はワクチン接種拒否派であるが、反ワクチン派ではない。
私は「自分はワクチンを打たないが、打ちたい人は、自己責任で打てばいい」と考えている。
ワクチン接種は強制ではない。個人の判断に任されている。つまりは、自己決定権の問題である。自己決定のために重要になるのは、当然、判断に必要な情報の提供、いわゆるインフォームド・コンセントの充実だ。
この場合の〝情報〟とは、ワクチンを接種しない場合のリスクと、接種した場合のリスクとを比較検討するための、できるだけ正確なデータである。このデータを参照・分析することで、私たちは、ワクチン接種が適切かどうか、正しい判断を行うことが可能となる。
今日、5月20日、モデルナ社・アストラゼネカ社の2種類のワクチンが、日本政府によって新たに認可される予定である。これにより、これまで使用されてきたファイザー社のワクチンを加えて、3種類のワクチンが、国内で使用されることになるだろう。
今後は、65歳未満の若い人たちにも接種が広がっていく予定だ。
ワクチン接種時のリスクについて、重要なことは3つである。
そのうちの一つは、「副反応について」である。いずれのワクチンにおいても、インフルエンザ・ワクチンなどとは比較にならないほど、強い副反応が高い確率で現れている。その主な症状は、発熱、頭痛、立ちくらみ、局所の痛み、全身の倦怠感である。その他、全身の筋肉痛、手の震え、吐き気、悪寒、リンパ腺の腫れなどが、数日から一週間程度続くことが多い。筋肉注射した側の腕が赤く腫れ上がったり、筋肉がひきつって腕が上がらなくなる人もいる。
ワクチンの「効果について」の情報も、また、重要である。加えて、ワクチン接種の「長期的影響について」も、誰もが知りたいだろう。
〈副反応について〉
①副反応は、男性より女性に、老人より若者に、より強く現れる。接種時の副反応は、ワクチンに対する身体のアレルギー反応であり、自然免疫が強い健康な人ほど反応が激しく現れるため、コロナに対する自然免疫が比較的強い東アジア系の若い女性が、より強い副反応を引き起こす可能性が高い。
実際、日本では、ファイザー製ワクチンを、医療従事者380万人に1回の接種、120万人に2回の接種を終えているが、副反応がまったく現れないほうが珍しいくらいで、特に、20代の医療従事者では、2回目接種時に、全体の7〜8割に何らかの目立った副反応が現れたという報告もある。医療従事者全体でも、6人に1人が、38〜40度の高熱を出し、数日間は解熱剤を使用しても熱が下がらなかったと報告されている。
高齢者は副反応が比較的軽いとは言われるが、これも絶対ではない。例えば、イギリスでは、76歳のエリック・クラプトンが、アストラゼネカ製ワクチンを接種したが、1度目の接種時には10日間、2度目接種時には14日間、激しい副反応が続いた。全身に感覚の麻痺が生じて寝込んでしまい、二週間、まったく起き上がることができず、「2度と音楽ができない身体になるのではないかと不安になった」と述べている。
②副反応は、アストラゼネカ製では、1回目に強く現れ、ファイザー・モデルナ製では、2回目に強く現れる傾向がある。アストラゼネカ・モデルナ製は、ファイザー製の2倍以上の確率で強い副反応が現れる。
また、例えば、1回目にアストラゼネカ製を、2回目にファイザー製をと、それぞれ別のワクチンを接種した場合、2度ともアストラゼネカ製を接種した時と比べて、2回目接種時の副反応の確率が跳ね上がる。副反応が厳しくなる一方で、獲得免疫はしっかり得られるようだ。
③まれに、ワクチン接種直後に、じんましんや唇の腫れ、咳や息苦しさや呼吸困難、下痢や嘔吐、血圧低下や意識障害などを含む、アナフィラキシー反応が起こり、重いショック症状では昏睡状態に陥ることもある。ひどい場合には、数ヶ月にわたって入院を強いられたり、亡くなることもある。これも、ワクチンに対する急性のアレルギー反応の一種である。
さらに、例えば、アストラゼネカ製の接種に伴う自己免疫(アレルギー)反応として、中枢神経系の異常が起こり、急性横断性脊髄炎を発症する事例が複数ある。
一般に、アナフィラキシー反応は、アストラゼネカ製>ファイザー製>モデルナ製の順で、高頻度で起こる。
しかし、日本では、ファイザー製ワクチンの医療従事者への接種が進むにつれて、英米の10〜40倍の頻度でアナフィラキシー反応が報告されており、これはワクチンの種類による差ではなく、民族的なコロナへの自然免疫の差によるものと考えられる。
世界的に男性(10%)より圧倒的に女性(90%)に多い。年齢的には、40代を中心に18歳〜50代で起こっている。これから、10代への接種が進むと、激しいアナフィラキシー反応を起こす人も増えるかもしれない。
しかし、このアナフィラキシー反応は、コロナに感染した時にも、さらに高い頻度で起こると言われる。
④これも、まれな反応だが、血管中に血栓が生じて、脳内出血や心筋梗塞や腸の壊死を起こし、死に至ることもある。アストラゼネカ製では、ファイザー・モデルナ製より、この血栓が生じやすい。また、血栓は、老人より若者に、男性より女性に生じやすい。
基礎疾患のまったくない18歳〜50代の健康な成人男女が、ワクチン接種後に血栓が生じたことによる出血性脳卒中や心疾患によって、世界中で亡くなっている。今後、10代の接種が増えると、10代でも血栓が生じることによる死亡が増えるものと思われる。
そのため、アストラゼネカ製ワクチンは、イギリスでは40歳以上に推奨され、ドイツ・スペインでは60歳以上に限定されている。また、カナダの一部の州、デンマーク、ノルウェーでは、アストラゼネカ製ワクチンは使用を中止している。ブラジルでは、妊婦への使用が中止されている。オーストリアも、6月から使用中止の予定である。
この血栓が生じるリスクの高さは、アストラゼネカ製と同タイプのアデノウイルス・ベクター・ワクチンに共通する特性と考えられている。同タイプのワクチンには、アメリカのジョンソン&ジョンソン、ロシアのスプートニクVなどがある。
また、ファイザー、モデルナでは、絶対に血栓が生じないとは言い切れない。ファイザー製ワクチンを接種した後で死亡した日本の医療従事者に、圧倒的に多い死因は、出血性脳卒中や心疾患であり、この原因が血栓が生じたためである可能性は拭えない。
ただし、コロナ感染時には、ワクチン接種時の10倍の確率で血栓が生じるという研究報告もある。
〈効果について〉
①老人より若者で、効果は持続する。老人の場合は半年、若者は1年で、ワクチンの効力はなくなると考えられている。半年から1年で、再び接種する必要がある。
②変異種への効果については、アストラゼネカ製ワクチンは、南アフリカ株には、ほとんど効果がない。一方で、ファイザー・モデルナ製も、南アフリカ株には、効果が半減する。インド株に対する効果は不明。ウイルスの変異は速いので、遅かれ早かれ、現在のワクチンでは効かなくなる。
③その他の変異種では、一般に、感染率を、ファイザー・モデルナ製で90%以上、アストラゼネカ製で70%程度減らすことができると考えられている。
〈身体への長期的影響について〉
今のところは、まったく不明である。
一般に、自然免疫の弱化によるワクチン依存症の問題などが、指摘される。
明石家さんまさんが、「自分は、これまで一度もワクチンを打ったことがないので、もしコロナワクチンを打ったら、身体が変わってしまうから打たない」と言ったのは、この意味においてであろうと考えられる。
たとえウイルスが身体に侵入しても、自然免疫が十分に働けば、侵入したウイルスを、速やかに撃退することができる。その場合は、獲得免疫がなくとも、ウイルスには感染しない。欧米人よりも、アジア人、特に中国と周辺国は、コロナに対する自然免疫は強いようだ。
一方で、明石家さんまさんのように、ワクチンを打つことで、ウイルス感染後と同様に、自然免疫の硬直化が進み、むしろ、身体全体の免疫機構のバランスが崩れることを心配する人は多い。
事実、子どもがコロナに感染しにくいのは、子どもの身体の自然免疫が、大人よりも柔軟にウイルスに対処することができるためと考えられている。
日本では、コロナ・ワクチンの接種可能年齢を、16歳以上としているが、身体への長期的影響についてわかっていない以上、コロナ感染によって命を失う危険性がほとんどない10代の若者の接種には、私は反対だ。
また、妊婦への接種による胎児への影響についても、まったく不明である。ASDなどの発達障害、喘息、アトピーなどのアレルギーを誘発する懸念について心配されているが、最低でも数年は経過を観察しなければ、何もわからない。
もう一つ、気になる情報は、ファイザー・モデルナといったmRNAワクチンは、女性の胎盤形成を阻害する自己免疫反応を生じさせる可能性があるというものである。女性の不妊化につながるというのだ。
いずれにしても、現状、来年、再来年までは、世界規模でワクチンの治験が続いているものと考えた方がいい。
もちろん、コロナに感染した人にも、人によって、さまざまな後遺症があることが知られている。この後遺症の中には、回復まで長くかかるものもある。
新型コロナウイルスの感染は、若者より老人に、女性より男性に、高い頻度で発症する。重症化率、死亡率も同じだ。
これまでのところ、日本国内で、10代のコロナ感染関連死者はゼロである。20代では4人だが、そのうち3人は基礎疾患があり、1人は基礎疾患のない健康な男性であった。今のところ、20代の健康な女性のコロナ感染関連死者は出ていない。
したがって、我が国の10代の男女と20代の女性には、ワクチン接種をためらう十分な理由がある。ワクチンを接種する方が、接種しないよりリスクが高い可能性があるからだ。
また、欧米に比べて、感染率が人口の1%程度と極端に低く、コロナ関連死者数も、欧米の1/20しか出ていない日本人が、未知のワクチン接種をためらうのも理解できるところである。
健康な10代・20代のオリンピック・アスリートに、ワクチン接種を義務付けるのも、私は絶対に反対する。例えば、ロシアの10代の体操選手が、スプートニクVの接種をためらうのは当然である。選手生命どころか、命にも関わる選択を強いることになる。
ロシアでは、ワクチン接種拒否派の割合は60%を占める。この数値も、理解できないものではない。
我が国では、総人口の10%がワクチン接種拒否派と考えられている。接種を迷っている人も含めると、全体の3割程度と思われる。さらに、「今すぐには打ちたくない人」を含めると、4割近い。その人たちに接種を強いてはならない。ワクチン接種を拒否するのは、接種するリスクとしないリスクを考慮して、自ら決断する個人の権利の行使である。
医療従事者の10%が、ワクチン接種を拒否したのも、上記のワクチン接種リスクを重視したためであり、当然の権利の行使でもある。「今打たなければ、後で打とうと思ってもできないよ」などと脅す不逞のやからの暴言も、医療従事者の風上にも置けぬ、言語道断、極悪非道の所業である。人権無視も甚だしい。
それでも、日本人は、欧米に比べると、ワクチン接種拒否派は、割合的に少ない。日本よりはるかに多くのコロナ感染者や関連死者を出しているにも関わらず、アメリカでは25%、フランスでは30%が、強固なワクチン接種拒否派と言われる。そのため、ワクチン接種のリスクに対する反応も激しい。しかし、その一方で、日本の10〜20倍の感染犠牲者を出しているために、感染蔓延への危機感も強く、ワクチン接種を最後の希望とすがりたい気持ちも強い。そのせめぎ合いの中でも、接種を迷っている人を含めて、「今すぐにはワクチン接種を行いたくない人」は、日本と同じく、アメリカ・フランスでも4〜5割程度は存在する。
ワクチン推進派は、ワクチン・パスポート・システムを導入することで、集団免疫を早く達成するために、ワクチン接種拒否派の権利を侵害することにためらわない姿勢を露わにしている。ワクチン接種しなければ、大学の講義やゼミや実習に出席させない。退職や休職を迫る。公共交通機関に乗車できない。図書館や美術館や研究所に入れない。海外に行けない。
このように、国民のおよそ半数に、自らの意思に反して命に関わる決断を強いるのは、明らかな憲法違反の人権無視である。
彼らワクチン推進派は、ワクチン接種を〝絶対善〟とする感覚が強く、ワクチン接種拒否を愚劣な偏見に支配された「反知性主義」の現れと考える。「ワクチン接種を拒絶する人は、科学的素養がなく知能が低い」「貴様ら愚民どもは、何も考えずに、我々、優秀なエリートに従えばいいのだ」というわけだ。
もっと具体的に、「ワクチン接種をためらう人は、低収入で資産がなく、お金を稼ぐ充分な能力もないために、将来への不安が非常に大きい人に多い」という研究結果を真面目に発表した広島大学人間科学研究科の〝すごい〟教授さえいる。しかし、アメリカではむしろ、「低所得者層やマイノリティのワクチン接種率は、富裕層や白人層よりはるかに高い」という調査もあるのだが。
いずれにしても、この侮蔑の連鎖の構図は、トランプ派と反トランプ派の対立構造に近い。
しかし、実際には、ワクチン接種・接種拒否の判断は、政治的なものでも経済的なものでもなく、自分の命に対するリスクを考慮した結果である。
ワクチン・パスポートが、この命に関わる選択に影響を与えるような事態は、深刻な自己決定権の侵害である。
そう非難されるのを避けるために、ニューヨーク州のクオモ知事は、ワクチン接種に来た人に、最高5億円の宝くじ券を配ると発表した。オハイオ州でも、ワクチン接種者に、1億円の宝くじが当たった。宝くじで接種率を上げる作戦は、アメリカでは効果をあげているようだ。ある意味、アメリカ人らしい選択である。
テレビなどの主要メディアは、ワクチンのプラス面ばかりを強調し、ワクチンのマイナス情報やリスクについて、ほとんど報道しない。そのことが、結果として、個人の自己決定権の行使を妨げている。政治的な忖度に満ちたメディアの印象操作が極めて有害である実例の一つとなっている。
例えば、コロナ関連死は、正確には、コロナに起因する死亡を意味しない。正しくは「コロナ感染者の死亡」である。同様に、ワクチン接種後の死亡は、ワクチン接種が原因の死亡を意味しない。正しくは「ワクチン接種後20日以内の死亡」である。
ところがメディアは、「コロナ感染者の死亡数」を、あたかも「コロナによる死亡数」であるかのように、その数字を大々的に報道し続ける。まるで〝大本営発表〟のように、国別に、都道府県別に、連日その数字を連呼する。
その一方では、「ワクチン接種後の死亡数」については、メディアは完全に黙殺している。政府も、国ごとの数値も、県ごとの数値も、公表していない。しかも、有識者らは、ワクチン接種後の死亡数については〝原因は不明〟であることを強調する。海外の数値など、まったく報道されない。
一方で、コロナ感染者が老衰で死亡した場合は、その老衰の事実や実数を明らかにせず、そのままコロナ関連死としてカウントされているが、ワクチン接種後1〜3日の老衰は3人と公表されている。
また、日本のコロナ感染者数は、パンデミックの1年半の累計で、総人口のわずか1%に過ぎないにもかかわらず、コロナの脅威を過大視して、「ワクチンによる集団免疫の獲得が〝すべての国民にとって〟急務である」とメディアと有識者の多くは主張する。そして、すでに(5/20現在)ワクチン接種者の方が、1回目接種完了者が総人口の5%、2回接種完了者は総人口の2%を超えているのに、「ワクチン接種が遅い!」と騒ぐ。
日本の医療崩壊の危機は、大したことない感染者数のせいであるというよりも、むしろ、コロナ病床確保が遅々として進まない「医療システム」と、金儲けのために病院を老人ホーム化してきた「病院の営業の自由の是非」の問題であるのに、そのことは無視して、「ワクチンが唯一の希望だ!」と騒ぐ。
根拠のないコロナへの不安をかきたてて国民をワクチン接種へと扇動するのがメディアの仕事なのだろうか?
エリック・クラプトンも、「これほどの副反応を覚悟する必要があるとは誰も教えてくれなかった」「『ワクチン接種には何の心配もない!』と宣伝するワクチン・プロパガンダは、大きな問題だ」と述べている。
私には、多くの日本人にとってワクチンが本当に必要とはまったく思われない。欧米の数十倍の副反応を覚悟してまで、敢えて打つべき状況にはない。ワクチンを好む人、どうしても打ちたい人は打てばよい、と思うぐらいだ。
「ロシア人の56%が、コロナ感染を恐れない(だから、大多数の人がワクチンを打たない)」という調査結果があるが、ロシアの1/9の感染状況に過ぎない日本でならば、90%の人が感染を恐れないとしても、何の不思議もない。
ところが、現実には、「コロナ感染に不安を感じる」という回答が、5/15の電話世論調査で90%だったそうだが、もしこれが本当なら、日本人は、ある種の病的な不安症に冒された民族ということになる。
だが、本当にそうなのだろうか、まったく恐れていない人々が、実は結構多いのではないか?
また、このように生真面目で不安症の日本人によって感染対策のとられた店で、感染が広がっているなどということがあるだろうか?
真実は、緊急事態でも何でもない。一部のまったくモラルのない店で、モラルのない無軌道で恐れ知らずの躾の悪い若者たちが、目も当てられない大騒ぎを繰り広げて、感染を広げているだけの話だ。これは教育の失敗、あるいは多文化主義の失敗だ。
その連中を懐深く抱え込み、ある程度の感染拡大には余裕で対応できる医療を構築できていないのは、もう一つの問題だ。これは、日本医師会や医療専門家のオピニオン・リーダーたちの無責任と利己主義と無策と無能と自堕落によるものだ。
これで、オリンピック中止などという情けないことになれば、この国のメンツもクソもない。中国に笑われる。そのような脆弱な国は、遠からず滅びるだろう。
メディアには、そんな当たり前のことを指摘する定見もない。本当の意味で、何が危機なのか、何もわかっていない。
パンデミック発生から1年半で、関連死者1万2000人というのは、新型インフルエンザ流行時の死者数にも及ばない。しかも、新型インフルの死者数は超過死亡から割り出された「インフルエンザを原因とする死者数」であり、「コロナ感染者の老衰や事故死や末期ガン患者の死も含む(インチキ?)コロナ関連死者数」とはまったく異なるホンモノの数値である。しかし、インフルエンザで、連日、感染者数や死者数がカウントされ、ニュースがインフル一色に染め上げられる状況など、これまであっただろうか。インフルの死者数や自殺者数はどうでもよくて、コロナの死者数だけが特別なのか?
今のメディアのコロナ狂騒は異常である。事実を無視して、勝手に舞い上がり、勝手にワクチンに依存する。
総人口の0.01%に過ぎない死者数に慌てふためいて、未知の副反応を無視して「総人口の70%のワクチン接種による集団免疫を目指す」というのは、国を滅ぼす気狂いの所業である。
〈ワクチン接種後の死亡〉
日本国内→40人(ファイザー製)
韓国→192人(ファイザー製25%/アストラゼネカ製75%)
※日本も韓国も2回目接種120万人、1回目接種380万人の段階である。
※日本と韓国の差は、ファイザーとアストラゼネカの差、および、日本人と韓国人の免疫力の差によると考えられる。人口あたりコロナ関連死者数から考えても、日本より韓国の方が、若干コロナへの免疫が強いと推測できる。
※日本では、その後、5/21までに、601万人に866万回接種し、死亡例の累計は85人となった。死因は、大半が出血性脳卒中や心不全。子宮から出血という例もある。
〈ワクチン接種後の血栓発生による死亡〉
イギリス→58人(アストラゼネカ製)
ドイツ→9人(アストラゼネカ製)
※英独の「ワクチン接種後の死亡数」は、当然、上記の数値より桁が一つ、二つ上である。
〈「あなたはワクチンを接種したいですか?」日本のネット調査〉5/14
今すぐ接種したい→38%
もう少し様子を見てから接種を考えたい→33%
まだ決められない→11%
なるべく接種したくない→13%
絶対に接種しない→5%
※絶対に接種しない人(5%)となるべく接種したくない人の半数(6%)が、ワクチン接種拒否派(11%)と推測される。一方で、接種をしたい人の割合は、最大で71%である。
〈「ワクチン接種をどうするか?」毎日新聞世論調査〉5/22
すぐに接種を受けたい→63%
急がずに様子を見る→28%
絶対に接種しない→6%
※電話での調査では、同調圧力が強く働くためか、ネット調査に比べて、今すぐ接種したい人の割合(63%)が高い。それでも、接種を拒否、ないしは、ためらう人の割合は3割以上(34%)ある。
〈国際世論調査〉4/21
①国のコロナ対応を評価する
イギリス→74%(死者13万人/人口6700万人)
スウェーデン→63%(死者1万4千人/人口1000万人)
アメリカ→52%(死者58万人/3億3000万人)
ドイツ→43%(死者8万6千人/8300万人)
フランス→39%(死者10万7千人/6700万人)
日本→21%(死者1万1千人/1億3000万人)
※日本人の国への不満の高さは、コロナ禍の犠牲者の少なさに完全に反比例している。日本人の長年の教育によって培われた自虐意識の強さが浮き彫りとなった調査結果である。欧米コンプレックスに冒された〝根性なしメディア〟による印象操作の悪影響も大きいと思われる。日本では、何も非常事態ではないのに、「非常事態だ!」と事実と異なる間違った大騒ぎをしているのだ。誰も自分の頭で考えようとしない。これも教育の失敗だ。
②ワクチンをすでに接種した、あるいは(すぐに/いずれ様子を見て)接種したい
イギリス→90%(接種率1回目→54%/2回目→30%)
スウェーデン→84%(接種率1回目→32%/2回目→10%)
ドイツ→78%(接種率1回目→37%/2回目→11%)
アメリカ→76%(接種率1回目→47%/2回目→36%)
日本→70%(接種率1回目→3%/2回目→1%)
フランス→69%(接種率1回目→30%/2回目→13%)
※日本は、コロナ禍の犠牲者の少なさに比例して、ワクチン接種のスピードが緩やかである。これは自然なことだ。世界的に大手メディアはワクチン礼賛報道一辺倒ではあるが、各国で接種に慎重な人も多い。フランスの場合は、コロナ禍の犠牲者の多さにも関わらず、ワクチン接種への拒否意識が強い。
※今すぐには接種したくない人は、各国とも、意外と多い(4割程度?)と考えられる。その人たちは、今は接種しないので、これ以降は、各国とも、接種率が、なかなか上がらないだろう。
アメリカやフランスの場合、政府の対応如何によっては、政府の強権的で強引なワクチン接種強要政策を人権抑圧と捉え、政府への抗議の意味で、ワクチン接種を拒否する市民も増えるかもしれない。