台湾や、ああ尖閣や、沖縄や、ついには国も、獲られるか
「矛と盾」とか、「双務性」とか、都合の良い話だ。なぜアメリカ人の若者が、日本を守るために、日本人の若者の代わりに、血を流さねばならないのか。
コロナ犠牲者が、日本の50倍も出ているイギリスでは、20〜30代の志願者たちが、ワクチンの効果を検証するために、わざとコロナウイルスに感染してもらって、経過をみるという大規模な実験が、年明けから行われる。このワクチン治験の被験者として、4万人の志願者がいるという。
腐っても大英帝国。これが〝愛国心〟である。
己の利益のみを求めて、権威と権力と財力に従順であることを是とする、日本の今の若者たちには、残念ながら、身の危険を顧みずに、公のために立ち上がる心意気はどこにもない。だから、中国の王毅外相にも舐められる。
こんな国は、滅びるよりほかないだろう。
「いかなる国の圧力に対しても、我が国の主権を守り抜く。それが、日本政府の意思です。同時に、それが、主権者たる日本国民の意思であると私は信じます。」
我が国の外務大臣は、なぜ、これしきのことも、中国の外相に対して、公衆の面前で公言することもできないのか。情けない話である。
だが、一番悪いのは、情けないのは、それを許す国民自身である。依存心強く、何事にも利己心のみに動く、この国の国民自身が、ついには国を滅ぼすのだ。
それを避けたければ、自ら考え、情報を分析して、判断できる国民になることだ。
一身独立して、一国独立す。