沖縄本島のアメリカン・レストランを紹介します。

ここで挙げるレストランは、下記の3つの条件に当てはまるお店です。

①イタリアンでも、フレンチでもなく、赤身肉のステーキがメインの伝統的なアメリカン・レストランで、アメリカ人に人気があること。

②沖縄本島で、現在、営業しており、少なくとも創業20年以上の老舗であること。

③観光客がメインではなく、地元の人に長く愛されてきた、県民に人気のある店であること。

この3つの条件に合致する店は、沖縄本島広しといえども、そう多くはありません。下記の6つの店は、その条件に当てはまるお店です。どの店も、本場アメリカ本土の同タイプのレストランより、はるかに美味しいアメリカン・スタイルの料理を出します。それでいて、アメリカ本土の店より、ずっとリーズナブルです。

アメリカン・ステーキは、基本、和牛のような霜降りではなく、脂身の少ない赤身のリブロースかサーロインがメインです。赤身の肉の味を楽しむのがアメリカン・スタイルなのです。ただし、リーズナブルな価格で、日本人の繊細な味覚にも耐えうる質の高い赤身肉を提供する店は、本当に限られています。

かつてあった名店も、廃業したり、フレンチやイタリアンに転向したりすることも多く、伝統の味を守っている良心的で本格的なアメリカン・レストランの数は、現在、それほど多くありません。

今回は、選りすぐりの店を、6店舗紹介します。

 

 

総合1位

嘉手納マリーナ シーサイド

読谷村嘉手納町のアメリカ空軍敷地内の一角にある美しいビーチサイド「嘉手納マリーナ」にある空軍経営のレストラン「シーサイド」。嘉手納マリーナは、米軍基地内ですが、ゲートがなく、誰でも入ることができます。

支払いはドルですが、クレジットカードも使えます。メニューも英語で、店員さんも、基本は英語ですが、日本語も通じます。客層は、8割が、基地のアメリカ人ですが、日本人の客も2割ほどいます。日本人客は、地元の人も、観光客もいます。

特筆すべきは、その安さ。10ドルちょっとで、満足できる食事ができます。ただし、支払いの時に、チップが必要になります。この店が、これだけ安く料理を提供できるのは、おそらく日本政府が負担している米軍基地への〝思いやり予算〟のお陰です。

現在は、コロナの影響で、屋外のシーサイド・テラスのみの営業になります。海の上のテラスから望む本島西岸の海の美しさ、すぐ足元を泳ぐ魚たち、海に沈む夕陽の光景、爽やかな風を受けて、ロケーションを楽しみながら、ゆったりと食事ができます。米軍基地内であるため、沖縄や内地の業者に開発されなかったお陰で、いまだに自然が保たれているのです。

ボリュームがあって、コスパが良く、何よりロケーションがナンバーワンです。

おすすめはシーフード。特にガーリックシュリンプのパスタ、ココナッツ・シュリンプのフライ、魚フライのタコスなどです。シーフードスープも美味しい。それから、胃に自信のある人は、ぜひ「リブボーンカウボーイステーキ(680g)」に挑戦してみてください。焼き加減はミディアムで。リブボーンとフィレが合体している、ものすごく分厚いお肉なので、焼き加減ミディアムで、表面カリカリ、中ジューシーな状態になります。

 

総合2位

ローズ・ガーデン

創業1998年

本島中部の北中城村屋宜原に、アメリカ軍人のために、アメリカ人ペインさんが開いた、本格的な純アメリカンの朝食・ランチ・ディナーの店。

客層は、アメリカ人が6割、日本人が4割です。予約はできないので、混んでいる時は、少し待ちます。

おすすめは朝食メニュー。朝昼晩いつでも注文できるので、ランチやディナーに朝食メニューを注文するのもオーケーです。厚切りベーコンとフレンチトーストのセット(1400円)が美味しいです。ワッフル、パンケーキ、トーストも選べます。卵が2個付きますが、スクランブルか目玉焼きを選べます。さらに、大量のフライドポテトが付きますが、これも、カリッと美味しい仕上がりです。正直、全体的にかなりのボリュームです。

ディナーメニューでは、穀物牛のチルドリブアイステーキ(300g/2520円)がおすすめです。赤身のお肉自体に味があって美味しい。焼き加減は、ミディアムかミディアムレアで。あと、ココナッツシュリンプ(750円)も美味しい。

 

総合3位

シーサイド・ドライブイン

創業1967年

恩納村仲泊のシーサイドに、県内初のドライブイン・レストランとして創業し、以来、50年以上、24時間営業しています。大きな窓から、全面に、本島西海岸の海が見えます。

客層は、主に地元の沖縄県民が集まりますが、アメリカ人も1割ほどいます。ローズ・ガーデンより庶民的な雰囲気で、洋食・和食・中華のメニューがあり、テイクアウトコーナーもあります。地元では、ともかく人気が高く、24時間、お客さんが途切れません。

創業以来、置いてある年代物のジュークボックスにコインを入れると、今でも70s、80sの懐かしい音楽が流れます。

名物は、テイクアウトも多いポタージュのスープ(250円)です。味は、50年変わりません。

洋食メニューでは、白身魚のフライ(800円)が美味しいです。

和食メニューでは、カツ丼(800円)、とんかつ定食(1200円)、エビフライ定食(1500円)がおすすめです。カツ丼は、なんだか懐かしい味です。

ともかく、コスパが良いです。支払いは、現金のみで、クレジットカードは使用できません。

 

総合4位

レストラン フリッパー

創業1971年

伝統的にイルカ漁が盛んで、イルカの街として有名な、本島北部の名護市の海沿いにある、イルカがトレードマークのステーキ・レストラン。

客層は、ほとんどが地元沖縄の人です。地元で50年愛され続けてきた老舗で、今も行列ができる名店です。ともかく地元のお客さんが多く集まるので、待合室で1時間近く待たされることもよくあります。

おすすめは、オーストラリア産穀物牛のジャンボリブロースステーキ(300g/3200円)です。ガーリックとバターと特製ソースの絡みが絶妙で、ともかく最高に美味しいです。焼き加減は、ミディアムが、おすすめ。ソースは、A1ソースでは、くどすぎて、せっかくの肉の味がわからなくなるので、特製ソースを使用するべき。

チーズバーガー(480円)も、とても美味しいです。テイクアウトで、持ち帰っても、レンジで温めて美味しいぐらいの沖縄一のハンバーガーです。

あと、ホットコーヒーが美味しい。

支払いは、クレジットカードが使えず、現金のみです。

 

総合5位

チャーリーレストラン

創業1973年

本島南部の南城市にある大衆レストラン。地元で50年近く愛されてきたファミレスの元祖のような店です。ランク的には、ローズ・ガーデンやフリッパーより、庶民的な雰囲気の店です。洋食・和食・中華・沖縄料理、なんでもござれのお店で、安くてボリュームも多いです。

客層は、ほぼ地元の人で、南部ではもっとも人気のあるレストラン。

おすすめは持ち帰りできる特製の手作りアップルパイ。出来たての温かい状態でも美味しいですが、持ち帰って、冷蔵庫で冷やして食べるのがベスト。

あとはチャーリーステーキも、手頃な値段(2080円)で、なかなか美味しいです。焼き加減は、ミディアムレアで。特製ソースが、お肉によく合います。

支払いは、クレジットカードが使えず、現金のみです。

 

総合6位

パブラウンジ エメラルド

創業1979年

本島中部の北中城村島袋で、40年続く老舗ステーキ・レストラン。テラスからは、本島東南の海が望める高台にあります。

お客さんは、アメリカ人も日本人もいますが、行きつけの常連さんが多いです。観光客は、ほとんど来ないのではないでしょうか。

おすすめはエメラルド特製ジャンボプレミアムリブステーキ(450g/3500円)です。焼き加減は、ミディアムかミディアムレアが良い。肉の味の方は、まあまあ、なんとか及第点というところです。