昨日、レストランで、ちょうど新型コロナウイルスの話をしている時に、奇妙なことが起こりました。隣の席に、ウェイトレスに案内された中国人留学生の男の子二人が座ったとたん、そのさらに向こうのブースに座っていた全員マスクをつけた女子大学生四人組が、座ったばかりだったのに、注文もせず、いっせいに立ち上がって出て行ってしまったのです。
その後、完全に下を向いて、一度も頭を上げずに、注文をし、料理が来ると黙々と食べ続ける男の子たち二人に「何でそんな風に、顔を上げずに、おかしな食べ方をしているの?」と訊くと、「『顔を上げて食べるな』と言われているから」と言うのです。
聞けば、先ほど出て行った女の子たちは、琉球大学の同じ研究室にいる韓国人留学生たちで、このウイルス騒動が始まって以来、口もきいてくれなくなったのだそうです。大学の食堂でも食べるなと言われているので、仕方なく弁当を買ったり、外で食べたりしていると言うのです。
「日本人の学生も、そんなあからさまに露骨な態度をとるの?」と訊くと、「日本人の学生は、普通に接してくれるけど自分たちは、留学生寮に住んでいるので、普段は日本人学生はいないから」と暗い表情で言います。「他の外国人留学生はどうなの?」と訊くと、「韓国人以外の学生たちは、インドネシア人とかフランス人とかドイツ人とか、みんな普通に接してくれる」と言います。
当然です。沖縄では、まだ感染者は一人も出ていないのですから。そもそも、イタリア人とかロシア人とか、沖縄に住んでいる他の外国人たちは、日本人以上に、感染の恐れなど何も気にしていないのが実情です。私の知り合いの外国人で、ナーバスになっている人など一人もいません。もちろん、マスクなどつけている人など一人もいません。
沖縄県民も、日常生活においては、感染の恐れについて、ほとんど気にしていないのが実情です。その証拠に、その時、このレストランに、マスクをつけているお客さんは一人もいませんでした。それどころか、ウェイトレスさんも、一人もマスクをつけていません。
「ウイルスなんて、沖縄にまったく入ってきていないのに、あの子たちは何がそんなに怖いの?」「誰も気にしていないから、顔を上げて食べないと、かえっておかしい人と思われるよ」と言うと、「僕らもそう思うんだけど、韓国の子たちが、研究室で一緒にいることも嫌がって、授業をボイコットしていて、『研究室に僕らを入れるな』と教授に抗議しているんだ」と言うのです。
「それで、君たちはどこの出身なの?」と訊くと、1人は武漢出身で、「春節にも帰らなかったんだけど、彼女たちは、僕が帰省したと思っているんじゃないかな、よくわからないけど」と言います。
もう1人は湖北省以外と言うので、「じゃあ、問題ないんじゃない?」と言うと、「彼と一緒にいるから、うつっている、と言われている」そうなのです。
「いくらなんでも、そんなに大げさに気にしなくてもいいんじゃない」と言うと、「確かに韓国人以外の子たちは、こんな風にバイキンを見るようなひどい態度は誰もとらないけど、韓国人の子たちは、僕らと同じ外国人寮で生活しているし、同じ研究室だから、『寄るな、近づくな』と、毎日、感染者扱いされて、憂鬱だよ」「『あの中国人学生たちを排除しない限り、自分たちは授業に出ない』と、強硬に授業ボイコットしている子たちに、日本人の教授が、言葉を尽くしてどんなになだめても、理性的になるように説得しても、まったく無駄だったみたいです」とため息をつくのです。
特に、武漢出身の子は、武漢にいる家族のことを、とても心配しているようでした。
それにしても、件の韓国人学生たちについては、海外留学している理系の大学生なら、もう少し理性的であって欲しいものです。このような程度の低い外国人留学生に、日本政府は月15万円もの無償援助を与えていることを考えると、不毛としか思えません。
やはり昨日のBSフジのプライムニュースで、産経新聞の元ソウル特派員だった黒田勝弘さんが、「昨日、ソウルに行ったら、8割以上の人たちがマスクをしていて、電車で自分がちょっとゴホっと咳をしただけで、隣に座っていた女性が、すぐに席を立って離れて行った」「ところが、その後、新宿を歩いたら、マスクをしている人の割合は、5割以下だった」と言っていましたが、さらに言えば、ここ、沖縄では、どんなに人が集まるところでも、マスクをして歩いている人の割合は1割以下です。ですから、マスクをしている人がいると、とても目立ちます。これが、2月11日現在の沖縄の状況です。
私から見ると、内地の日本人のやり方も、神経質で大げさ過ぎて、あまり好きではないのですが、まして、上記のような韓国人学生たちの〝感染の不安〟に過剰に怯えるような態度は、理性を失い常軌を逸しているようにしか思えません。
韓国の大学では、春節に中国へ帰郷しなかった中国人留学生が、寮内の学生食堂やジムやカフェテリアで自由に過ごしていることに対して、韓国人学生たちが「中国人を完全隔離しろ!」と、例によって理不尽な要求をしているようです。
また、ホテルもレストランもタクシーも、韓国では「中国人お断り」が増えているそうです。タクシーに乗っても、ちょっと中国語を話すと、すぐにおろされてしまうのです。 日本では、とても考えられない態度です。
「今、中国以外で、ここまで感染の不安に怯えている国は韓国だけだ」と朝鮮日報に書かれていましたが、韓国国内では、NO JAPANのムードが影を潜め、今度は、NO CHINAのポスターがネット上で作られ、話題となっているらしいです。加えて、現在、韓国は、日本と同じく、湖北省・浙江省からの渡航禁止を打ち出しているのですが、『中国人の全面入国禁止』を求める大統領府への嘆願に、70万人近くの署名が集まっています。何事においても、やり方が本当に極端な人たちです。
さらに、韓国政府は、今日、中国以外の日本、シンガポール、台湾、マレーシア、ベトナムへの渡航自粛を国民に呼びかけました。しかし、韓国内の感染者数28人に対し、日本国内の感染者数は、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの135人を除けば、韓国より少ない27人です。しかも、チャーター機による帰国者の感染者数11名を除けば、日本の国内感染者は16名に過ぎません。この状況で、韓国人が感染を恐れて日本への渡航を自粛するとか、本当に意味がわかりません。
別に来たくないなら、来てもらわなくても結構なのですが、ただでさえ情緒に流されやすい韓国国民を、政府が煽ってどうするのですか。
韓国人の皆さん、東京オリンピックの選手村の食材の件(放射能不安?)などでもそうですが、何事も疑心暗鬼になってヒステリックに極端な反応をしないように、せめて、もう少し、理性的に対応しましょう。そして、あまりにも下品な手のひら返しの態度をとるのはやめましょう。
山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁
山川域を異にすれども、風月天を同じくす
これを仏子に寄す、共に来縁を結ばん
※長屋王が、鑑真を招く時、袈裟千着と共に贈った言葉。この言葉を読んで、鑑真は日本行きを決心したのです。
今回、中国語検定HSKの事務局を務める日本青少年育成協会から湖北省への援助物資の段ボール箱に印刷された言葉でもあります。ただ、鳩山元首相が、この言葉を書いた色紙を持って、中国へ映像メッセージを伝えたのは、日本国民に対しては逆効果となったのではないかと思われます。首相時代、母親からの毎月の小遣い3000万円を、どう使っているのか、もらっていることすら頭になかったと答弁した浮世離れした人間に、「心は同じ」とか言われても、中国の方々にしても迷惑でしょう。
それはそれとして、その他、中国へ送られる日本からの支援物資の多くには、他にも
豈曰無衣 與子同袍
豈に衣無しと曰はんや、子と袍を同じうせん
(どうして衣がないなどというのだ、この服にあなたと一緒に包まろう)
など、さまざまな漢詩が付されていることが、中国で大きな話題となっているようです。
それ以外にも、中国では、連日、特に政府系の新聞の一面やネット上で、日本からの支援や声援に対する称賛や感謝の記事や反応が続いているようです。
4月の習近平の国賓来日に向けて、国内の世論を地ならしすると同時に、日中友好の機運を高めていきたいと考えているのだろうとは思います。もちろん、カンボジアのフンセンと同じレベルで中国(習近平)に扱われては、たまったものではありませんが、そうした中国政府の作為的(戦略的)な意図を、多少なりとも感じはするものの、同時に、日本に対する中国国民の自発的で純粋な好意もまた感じないではいられない、ということも確かです。
その後、完全に下を向いて、一度も頭を上げずに、注文をし、料理が来ると黙々と食べ続ける男の子たち二人に「何でそんな風に、顔を上げずに、おかしな食べ方をしているの?」と訊くと、「『顔を上げて食べるな』と言われているから」と言うのです。
聞けば、先ほど出て行った女の子たちは、琉球大学の同じ研究室にいる韓国人留学生たちで、このウイルス騒動が始まって以来、口もきいてくれなくなったのだそうです。大学の食堂でも食べるなと言われているので、仕方なく弁当を買ったり、外で食べたりしていると言うのです。
「日本人の学生も、そんなあからさまに露骨な態度をとるの?」と訊くと、「日本人の学生は、普通に接してくれるけど自分たちは、留学生寮に住んでいるので、普段は日本人学生はいないから」と暗い表情で言います。「他の外国人留学生はどうなの?」と訊くと、「韓国人以外の学生たちは、インドネシア人とかフランス人とかドイツ人とか、みんな普通に接してくれる」と言います。
当然です。沖縄では、まだ感染者は一人も出ていないのですから。そもそも、イタリア人とかロシア人とか、沖縄に住んでいる他の外国人たちは、日本人以上に、感染の恐れなど何も気にしていないのが実情です。私の知り合いの外国人で、ナーバスになっている人など一人もいません。もちろん、マスクなどつけている人など一人もいません。
沖縄県民も、日常生活においては、感染の恐れについて、ほとんど気にしていないのが実情です。その証拠に、その時、このレストランに、マスクをつけているお客さんは一人もいませんでした。それどころか、ウェイトレスさんも、一人もマスクをつけていません。
「ウイルスなんて、沖縄にまったく入ってきていないのに、あの子たちは何がそんなに怖いの?」「誰も気にしていないから、顔を上げて食べないと、かえっておかしい人と思われるよ」と言うと、「僕らもそう思うんだけど、韓国の子たちが、研究室で一緒にいることも嫌がって、授業をボイコットしていて、『研究室に僕らを入れるな』と教授に抗議しているんだ」と言うのです。
「それで、君たちはどこの出身なの?」と訊くと、1人は武漢出身で、「春節にも帰らなかったんだけど、彼女たちは、僕が帰省したと思っているんじゃないかな、よくわからないけど」と言います。
もう1人は湖北省以外と言うので、「じゃあ、問題ないんじゃない?」と言うと、「彼と一緒にいるから、うつっている、と言われている」そうなのです。
「いくらなんでも、そんなに大げさに気にしなくてもいいんじゃない」と言うと、「確かに韓国人以外の子たちは、こんな風にバイキンを見るようなひどい態度は誰もとらないけど、韓国人の子たちは、僕らと同じ外国人寮で生活しているし、同じ研究室だから、『寄るな、近づくな』と、毎日、感染者扱いされて、憂鬱だよ」「『あの中国人学生たちを排除しない限り、自分たちは授業に出ない』と、強硬に授業ボイコットしている子たちに、日本人の教授が、言葉を尽くしてどんなになだめても、理性的になるように説得しても、まったく無駄だったみたいです」とため息をつくのです。
特に、武漢出身の子は、武漢にいる家族のことを、とても心配しているようでした。
それにしても、件の韓国人学生たちについては、海外留学している理系の大学生なら、もう少し理性的であって欲しいものです。このような程度の低い外国人留学生に、日本政府は月15万円もの無償援助を与えていることを考えると、不毛としか思えません。
やはり昨日のBSフジのプライムニュースで、産経新聞の元ソウル特派員だった黒田勝弘さんが、「昨日、ソウルに行ったら、8割以上の人たちがマスクをしていて、電車で自分がちょっとゴホっと咳をしただけで、隣に座っていた女性が、すぐに席を立って離れて行った」「ところが、その後、新宿を歩いたら、マスクをしている人の割合は、5割以下だった」と言っていましたが、さらに言えば、ここ、沖縄では、どんなに人が集まるところでも、マスクをして歩いている人の割合は1割以下です。ですから、マスクをしている人がいると、とても目立ちます。これが、2月11日現在の沖縄の状況です。
私から見ると、内地の日本人のやり方も、神経質で大げさ過ぎて、あまり好きではないのですが、まして、上記のような韓国人学生たちの〝感染の不安〟に過剰に怯えるような態度は、理性を失い常軌を逸しているようにしか思えません。
韓国の大学では、春節に中国へ帰郷しなかった中国人留学生が、寮内の学生食堂やジムやカフェテリアで自由に過ごしていることに対して、韓国人学生たちが「中国人を完全隔離しろ!」と、例によって理不尽な要求をしているようです。
また、ホテルもレストランもタクシーも、韓国では「中国人お断り」が増えているそうです。タクシーに乗っても、ちょっと中国語を話すと、すぐにおろされてしまうのです。 日本では、とても考えられない態度です。
「今、中国以外で、ここまで感染の不安に怯えている国は韓国だけだ」と朝鮮日報に書かれていましたが、韓国国内では、NO JAPANのムードが影を潜め、今度は、NO CHINAのポスターがネット上で作られ、話題となっているらしいです。加えて、現在、韓国は、日本と同じく、湖北省・浙江省からの渡航禁止を打ち出しているのですが、『中国人の全面入国禁止』を求める大統領府への嘆願に、70万人近くの署名が集まっています。何事においても、やり方が本当に極端な人たちです。
さらに、韓国政府は、今日、中国以外の日本、シンガポール、台湾、マレーシア、ベトナムへの渡航自粛を国民に呼びかけました。しかし、韓国内の感染者数28人に対し、日本国内の感染者数は、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの135人を除けば、韓国より少ない27人です。しかも、チャーター機による帰国者の感染者数11名を除けば、日本の国内感染者は16名に過ぎません。この状況で、韓国人が感染を恐れて日本への渡航を自粛するとか、本当に意味がわかりません。
別に来たくないなら、来てもらわなくても結構なのですが、ただでさえ情緒に流されやすい韓国国民を、政府が煽ってどうするのですか。
韓国人の皆さん、東京オリンピックの選手村の食材の件(放射能不安?)などでもそうですが、何事も疑心暗鬼になってヒステリックに極端な反応をしないように、せめて、もう少し、理性的に対応しましょう。そして、あまりにも下品な手のひら返しの態度をとるのはやめましょう。
山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁
山川域を異にすれども、風月天を同じくす
これを仏子に寄す、共に来縁を結ばん
※長屋王が、鑑真を招く時、袈裟千着と共に贈った言葉。この言葉を読んで、鑑真は日本行きを決心したのです。
今回、中国語検定HSKの事務局を務める日本青少年育成協会から湖北省への援助物資の段ボール箱に印刷された言葉でもあります。ただ、鳩山元首相が、この言葉を書いた色紙を持って、中国へ映像メッセージを伝えたのは、日本国民に対しては逆効果となったのではないかと思われます。首相時代、母親からの毎月の小遣い3000万円を、どう使っているのか、もらっていることすら頭になかったと答弁した浮世離れした人間に、「心は同じ」とか言われても、中国の方々にしても迷惑でしょう。
それはそれとして、その他、中国へ送られる日本からの支援物資の多くには、他にも
豈曰無衣 與子同袍
豈に衣無しと曰はんや、子と袍を同じうせん
(どうして衣がないなどというのだ、この服にあなたと一緒に包まろう)
など、さまざまな漢詩が付されていることが、中国で大きな話題となっているようです。
それ以外にも、中国では、連日、特に政府系の新聞の一面やネット上で、日本からの支援や声援に対する称賛や感謝の記事や反応が続いているようです。
4月の習近平の国賓来日に向けて、国内の世論を地ならしすると同時に、日中友好の機運を高めていきたいと考えているのだろうとは思います。もちろん、カンボジアのフンセンと同じレベルで中国(習近平)に扱われては、たまったものではありませんが、そうした中国政府の作為的(戦略的)な意図を、多少なりとも感じはするものの、同時に、日本に対する中国国民の自発的で純粋な好意もまた感じないではいられない、ということも確かです。