2020年1月9日、イギリス王室のチャールズ皇太子の次男ヘンリー王子とメーガン妃が、「王室からの離脱」を、自身のインスタグラムで宣言しました。この日は、ちょうどキャサリン妃の38歳の誕生日でしたが、キャサリン妃は家族の祝福を受けるどころか、義弟夫婦から絶縁状を叩きつけられたかたちです。
メーガン妃とヘンリー王子の2人は、世界中から一挙手一投足を注目され、世間からその行動や発言を厳しく批判されることの多い〝公人〟としての王室主要メンバーの立場から引退して、「今後は、王室主要メンバーに要求される公務を拒絶し、主にカナダ→アメリカ(カリフォルニア/ロサンゼルス)で好きなように生活する」と、突然、一方的に発表したわけです。
これを2人は、「王室の高位メンバーから身を引き、経済的に自立する」と表現しています。しかし、彼ら2人の考える『王室高位メンバーからの離脱』および『王室からの経済的自立』の中身とは、いったいどんなものなのでしょうか?
まず、ヘンリー王子とメーガン妃のこれまでの収入は、年間およそ3億円と言われ、父親であるチャールズ皇太子の資金(年間2000万ポンド/29億円)からの経費援助が95%、国民の税金を原資とする王室助成金(年間8200ポンド/117億円)からが5%でした。
彼らは、このうち、王室助成金(収入の5%/年平均およそ1400万円)については受け取らないが、チャールズ皇太子からの支援(収入の95%/年平均およそ2億8600万円)は、今後も変わらず受け続けると発表しました。
チャールズ皇太子による支援の原資は、皇太子の所有権が認められているコーンウォール公領からの収益で、上記したように年収およそ2000万ポンド(29億円)になります。このうち、2人が結婚した2018.5〜2019.4までの最初の1年間については、収益の1/4に当たる合計500万ポンド(7億円)が、ヘンリー王子とメーガン妃によって費やされたそうです。(もちろん、これには50億円かかったとされる結婚式の費用などは含まれていません。)
そして、この「コーンウォール公領資金からの受益については、これからも引き続き貰い続けるつもりだ」という2人の一方的な宣言の中身については、『自由の代償として5%の利益は放棄するが、95%の利益には執着する』という意味であり、相当に身勝手で自分都合な内容であるように思えます。
そもそも、「父親からの援助に頼る状態を経済的自立と呼べるのか?」「援助の有無については、父親チャールズ皇太子の一存にかかっているのでは?」という問題もありますが、それはさておき、もっと根本的な問題があります。
もし、イギリスで、日本の農地改革のような地主制度の解体が行われた場合、そもそもコーンウォール公領自体が消滅していたはずです。このような前近代的な領地制が残っていること自体、王室への国民の敬意の表れであり、「王室の一員であるということは、その権利に見合った相応の義務が要求される」という基本的な事実を、英国王室のメンバーは理解していなければなりません。
しかし、ヘンリー王子とメーガン妃が、そうした認識を持っているかというと、甚だあやしいと言わざるを得ません。
例えば、王室の武装要員による警護費用は、内務省の予算で行なわれています。彼らは、拠点をカナダに移した後も、この金のかかる警護は受け続けるし、サセックス公爵の称号も放棄するつもりはなく、彼らのために王室経費(3.4億円)で改修されたロンドン郊外のウィンザー城敷地内のコテージも、これからもイギリスに立ち寄る時の住居として使用し続けるというのです。
「王室の高位メンバーでもないのに、コーンウォール公領から年間3億円近い受益を受け、約3億4000万円で改修したウィンザー城内のコテージを使う権利を保持し、内務省予算(年間約9000万円)で贅沢な武装警護を受け続け、サセックス公爵を名乗り続けるのか?」というもっともな疑問はさておき、「権利は恣に享受するが、それに伴う義務は放棄する」という我儘な態度は、世間一般の健全な感覚からすれば、まったく通用しない子供の論理であるということに、ともかく彼らは早く気づかなければなりません。
そうでなければ、長い目で見て、王室そのものの存在意義が国民から疑われるようになり、英国王室の存続そのものが危うくなるでしょう。
「英国王室の消滅に最も大きな役割を果たしたのは、ヘンリー王子とメーガン妃だった」と後世の人々に批評されたいのなら構いませんが、2人ともそんなつもりはないのでしょうし、『物事はそんなに自分に都合良くは動かない』という人生の真理を、学ぶ必要があります。
彼らの発表は、王室の了承のもとにではなく、あまりにも唐突に、独断でなされたものです。祖母であるエリザベス女王にとっても、父であるチャールズ皇太子にとっても、兄ウィリアム王子とキャサリン妃にとっても、寝耳に水の話であったと聞きます。家族はみんな、ニュースで初めて知って、とても驚き、失望し、怒り、傷ついたというのです。
わがままな次男ヘンリーと、わがままな元アメリカ女優メーガンによる、あまりにも身勝手な〝造反〟宣言です。その中身については「オレたちは、誰の指図も受けず、勝手気ままに自由にやる!」「でも、金はもらうし、地位も家も名誉も手放さないぞ!」「オレたちは、自分たちの好きなように生きる権利を持った特権階級の大貴族だ!」「これから、2人で荒稼ぎさせてもらう!」ということのようです。
野心満々のメーガンが、お坊っちゃんのヘンリーを巻き込んで、王室からのサセックス公爵家の分離独立を画策し、「サセックスロイヤル」という営利団体を立ち上げました。今や、野心家メーガンの思いどおりに英国王室が利用され、食い物にされ、散々に引っ掻き回されている状態です。
そもそも、2人の結婚に際して、王族としての義務を持つ者としてのサセックス公爵の地位を与えたのは、祖母であるエリザベス女王であって、逆に言えば、その義務を放棄する以上、女王の一存で取り上げることもできるのです。
しかも、メーガン妃は、騒動の最中、王室との面倒な交渉の一切合切を夫ヘンリー王子に任せて、草々に独りカナダに戻ってしまいました。「美味しいところは私が頂くわ、でも、面倒臭い厄介ごとはあんたの担当よ!苦労は、ぜんぶ、あんたがしてよね!」という態度です。
「まずは、ヘンリー王子を王室から分断し、その後、徹底した独断専行と脅迫を手段として、王室メンバーに自分の要求を無理矢理にでも認めさせる。」
これが、メーガン妃の戦術です。
けれども、地位も名誉も財産も城も爵位も手放さなければ、本当の自由など決して手に入らないものです。準公金であるコーンウォール公領からの収入を諦め、内務省予算での護衛を取りやめ、ロイヤルファミリーの一員であることを示すサセックス公爵の地位を返上し、「サセックスロイヤル」の商標も取り消し、ウィンザー城の住居も王室にお返しし、その上で、王室から離脱するなら、結構なことだと思います。
逆に、それらを手放したくないなら、自らに課せられた義務を果たす必要があります。選択肢は、二つに一つです。自分都合のごまかしは許されません。
「はやく王室の規制から自由になって『サセックスロイヤル』ブランドで大儲けよ!」なんて、虫のいいことを考えているようでは、ますます英国民からも、エリザベス女王からも、そっぽをむかれるに違いありません。
エリザベス女王からの「もうあなたたちを家族の一員とは認めません」というクリスマスのメッセージは、ヘンリー王子とメーガン妃の心に届いているでしょうか。
残念ながら、ヘンリー王子はともかく、少なくとも、メーガン妃にとっては、「エリザベス女王が、なんか文句言ってる」というのは、次の策略や逆襲や脅迫の動機やきっかけにはなっても、それ以上は何の意味もないものでしょう。
「英国王室の歴史とか伝統とか品格とか義務(ノブレス・オブリージュ/高貴なる義務)とか、何それ?」というレベルの理解でしょうから。
今のところ、メーガン妃の姿勢は、ヘンリー王子に対する王室メンバーの肉親の情と、醜聞を嫌う王室の品の良さを逆手に取って、「私たちの要求を認めなかったら、ただじゃ済まないわよ!」と、英国王室を脅しまくっている戦闘モード全開の模様です。弱肉強食の世界を渡り歩いてきた際限のない野心と闘争心の塊である計算高い策略家メーガンさんの真骨頂です。
ヘンリー王子が、これまでの親しい友人との付き合いをほとんど断ってしまったこともあり、人一倍可愛がられてきたエリザベス女王に反旗を翻したのには、メーガン妃による洗脳ではないかと言われています。少なくとも、英国の大多数の人々はそう思っており、だから、今回の件も、英国のEU離脱「Brexit(ブレグジット)」にちなんで、「megxit(メグジット/メーガンの王室離脱)」と呼ばれているのです。
かつて、メーガン妃に結婚指輪と婚約指輪を書留郵便で送り返されて、唐突に一方的に離婚を通告(2013)された元夫の家族が「メーガンのやり方は、分断し、それから征服するの、いつも同じよ」とコメントしていましたが、わかる気がします。
ヘンリー王子のメーガン妃に対する純朴な愛はホンモノでしょうが、はたしてメーガン妃のヘンリー王子に対する愛はどうなのでしょうか?
メーガン妃に限らず、己の野心のために夫を利用し、夫を不幸に陥れても良心が痛まない人の〝愛情〟って何なのだろうと、いつも思います。そのような母親は、我が子すらも、自分の野心のための道具とするものです。
いずれにせよ、メーガン妃の場合、ロイヤルファミリーの絆を引き裂いた罪はあまりにも大きいです。
ヘンリーが、やがて、失意と傷心と孤独の中で、自分の人生を後悔する日がくるのではないか、と思えてなりません。
しかし、メーガン妃が、こうなったのも、彼女自身だけのせいとは言い切れない面もあります。
実は、メーガン妃自身、実の父親に、似たような脅しをかけられ、あることないことを言いふらされ、お金をせびられて、とうとうたまりかねて、父親に手紙で「親子の縁切り」を通告したところ、その手紙をマスコミに暴露され、骨肉の争いとなっている現実があります。
しかし、だからこそ、そういう父親を反面教師として、自分の人生を違った形で切り開いて欲しかった、とも思うのです。
けれども「働く気は一切ないけど、不労所得はいただくわ」という態度では、ダメな(?)実の父親のやっていることと、本質的には同じではありませんか。「血は争えない」と言われても仕方がない状況を自ら作ってしまっています。
2人の結婚式への出席を、突然、さしたる理由もなくキャンセルした(?)父親と、エリザベス女王の招きによる恒例のクリスマスの家族の集いをすっぽかしたメーガン妃に、違いがあるでしょうか?
あるいは、何の通告もなく娘からの手紙をメディアに公開した父親と、何の通告もなく、義姉キャサリン妃の誕生日に、王室離脱をインスタグラムで宣言したメーガン妃と、なんだか似たもの同士という気がしてなりません。
また、メーガンさんは、6歳の時に両親が離婚して以来、父親とは離れて暮していましたが、定期的に会って、関係は良好だったようです。そして、この父親からの援助で、一家で初めて大学まで進学しました。ある意味、父親は恩人だったのです。
しかし、2016年に、その父親は自己破産してしまいました。また、税金滞納で行政府に訴訟を起こされています。名声を得たメーガンさんにとっては、あまり関わり合いになりたくない親だったのかもしれません。
エリザベス女王は、家族がバッキンガム宮殿にそろう伝統のクリスマスの集いへの女王の招待を無視して、勝手に事前通告なしで、2人が欠席し、カナダの14億円の豪邸(無期限使用貸借?/所有者不明)でクリスマス休暇を過ごした時、その裏切りに大きな衝撃を受けたと言われます。
そして、すでに半分は覚悟していたかもしれませんが、悪意のないものとは思い難い、今回のキャサリン妃誕生日の当日に行われた事前通告なしの王室離脱宣言に関しても、相当に深く心痛を感じてらっしゃるようです。
それでも、2人が、王室離脱までの過渡期として、英国と北米を往復する間は、サセックス公爵の爵位を取り上げるつもりはないようですが、その移行期の後、2人が完全に独立するのであれば、爵位は取り上げるものと見られています。また、チャールズ皇太子の管轄下であるコーンウォール公領からの収入も絶たれると考えるのが自然でしょう。
というのも、多くの国民が、そうであるべきだと考えているからです。「働かざる者、食うべからず」です。
今回の一件について、イギリスの世論調査では、国民のおよそ7割の人たちが、「2人が王室離脱を事前に女王に通知しなかったのはおかしい」「2人は王室から追い出されるべき」「2人は、チャールズ皇太子所有のコーンウォール公領からの収入を受け取るべきではない」「2人の武装警備はいらない」と考えており、6割の人が「2人はウィンザー城内のコテージを王室に返却すべき」と考えているのです。
さらに、カナダ人のおよそ7割が「カナダ政府が、2人の警護費用を出すことに反対」の立場です。
「メーガン妃へのメディアのバッシングは、メーガン妃が黒人の母親の血をひくことから、英国人に根深い人種差別の意識が原因で生じている不当なもの」と、北米のメーガン妃擁護派の人々は主張します。
しかし、私は、逆に、「黒人であれば、何をしても擁護するのか?」と、擁護派の甚だしい〝えこひいき〟の態度を批判したくもなるのです。
これまでの英メディアのメーガン妃への批判にも、無理もないと思える点は多々あります。
例えば「環境保全を訴えておきながら、その一方で、11日間で4回もプライベート・ジェットを多用しているのは何なのだ」とか「5400万円の贅沢極まるベビーシャワーを開催しておきながら、同時に〝貧困を撲滅しよう〟とツイートしているのはどうかと思う」とか、いちいちもっともです。
しかも、ベビーシャワーの費用のほとんどは、友人とは言え、私人であるセリーナ・ウィリアムズやアマル・クルーニーらが負担したようです。これも、王室の一員にあるまじき態度です。
また、今回、「結婚以来のわずか一年の間に、チャールズ皇太子からの援助で、1億3000万円分の衣装代を費やし、50億円の結婚式を王室費用で開いて、エリザベス女王に3億4000万円かけてウィンザー城のコテージを改装してもらって、そのすべてを当然の如く受け取りながら、2年も経たないうちに王室離脱ですか」と指摘されたのも、それは当然の批判であって、人種差別的発言とは言えないでしょう。
「メーガン妃は、そういうメディアの風当たりの強さも、王室の保守的な伝統の強さも、すべて承知の上で、覚悟の上で、それでもなお、『私は王女様になりたい!』と自ら望んで結婚したのでしょう?」と、私は言いたいのです。
にもかかわらず、メーガン妃が「口うるさいメディアを黙らせたいから、ヘンリー王子を傀儡にして王室を分断し、取るもの取って、さっさとトンズラしよう」と望むなら、それ相応の批判は、当然、覚悟の上でしょう。「誰がどう思おうと、私の知ったことではない!」と考えていなければ、できないことです。
ところが、いざ、メディアから、自由すぎる行動を激しく批判されると、「イギリスでは誰も私を理解しない」「人種差別だ!」と嘆いてみせるのは卑怯だし、都合が良すぎるし、非常に策略的だと思うのです。メーガン妃に対して「自分から攻撃を仕掛けておいて被害者を装うのはやめなさい!」という批判もありますが、一理あると思うのです。
ともかく、アメリカ西海岸特有のセレブでオーバーリベラルな感覚で、イギリス王室を批判するのは、まったくもって筋違いです。
そもそも、メーガン妃は、間違っても、ダイアナ妃のように、パパラッチに追われて自暴自棄になるようなやわな人ではないでしょう。その点でも、ヘンリー王子は、自分の伴侶について完全に思い違いをしているのではないでしょうか。
⭐️2020年1月18日、王室からの声明として、ヘンリーとメーガンは、「今後、一切の公務を担わない」と報告されました。ヘンリーとメーガンの『王室からのこれ以上ないキッパリした離脱』が決定したということです。それに伴って、2人は、「殿下」「妃殿下」の称号についても、エリザベス女王に返上しました。「もはや、王室の一員ではない」ということです。
パートタイム王族として、部分的には王室の義務を果たしたいと望んでいたヘンリーにとっては、「今後、2人は、王族としての全ての公務から完全に離れる」という決定はショックでもあり未練も大きいようですが、メーガンとしては想定内でしょうし、「もはや公人ではないのだから、完全にプライバシーが守れる」という点で、むしろ、積極的に歓迎するところでしょう。
実際、公務に出ないのであれば、もうカナダの豪邸からイギリスへわざわざ来る必要もなくなるわけで、必要がなくなったウィンザー城内のコテージを返上すればいいと思うのですが、そうはせず、王室の裁定で、コテージの改修にかかった3億4000万円を返済することと決定したようです。
つまり、王室のヘンリーへの肉親としての温情であると同時に、「メーガンさんは、どれほど批判されても、あくまでも、コテージの所有権を手放す気はないだろう」という前提の上での決定ということでしょう。しかし、今後は、コテージの賃貸使用料として、王室へ月額430万円の支払い義務が生じます。
警備の費用については「コメントする意思はない」そうです。これは、「王室は、それを決定する立場にない」ということで、同時に、メーガンさん側からすれば、「あんたたち、下々の人間たちに説明する必要はない」「私たちの警備の費用について、あんたたちに心配される筋合いはないわ」という感じでしょうか。
一方、2人は、コーンウォール公領からの収益を辞退したり、サセックス公爵の爵位を返上するつもりは、当然、かけらもないようです。しかし、王室は、コーンウォール公領からの年額3億3200万円の利益配分を、今年度一年限りとしたいようです。そして、父親であるチャールズ皇太子からのこの資金が、今後1年間のセキュリティー費用になるのかもしれません。その後は、自費でということになる可能性もあります。
しかし、ヘンリーには、母親であるダイアナ妃から相続した数百億円の資産があり、「サセックスロイヤル」からの年収100億円が見込まれるとも言われる事業収入もありますから、今後も経済的に困ることはまったくないでしょう。(ただし、一家の警備費は、トータルで年11億円かかるという説もあります。)
結論として言えば、「メーガンは、一度手に入れたものは、絶対に手放さない」「メーガンは、結婚当初からの目的であった『英国王室の分断と征服』に、ほぼ成功したようだ」と言ってもいいのではないでしょうか。
ただし、今後、「サセックスロイヤル」の営利活動が目にあまる場合には、爵位の返上を迫られることになるかもしれませんが。また、そもそも王室を完全に離れる以上、「サセックスロイヤル」の商号は使えないのではないか、という意見もあります。
しかし、メーガンさんの次なる野望は、「アメリカ大統領になること」らしいという話もあり、もはや、英王室など用なしということなのかもしれません。
⭐️⭐️2020年1月18日、メーガンさんと不仲の父親トーマス・マークル氏は、インタビューに答えて、「女の子なら誰でも憧れるプリンセスの地位を、ポイッと投げ捨てた」「長年に渡って存続しているイギリス王室を破壊し、品位を落とし、落ちぶれさせた」「王室をウォルマートに冠を載せたような姿に変えてしまった」と失望をあらわにしました。
また、同18日、メーガンさんの異母姉であるサマンサ・マークルさんは、インタビューでの「王室離脱は、夫婦共同の決定だと思うか」との質問に対して、「公に批判されたことが不満で、彼女が決めたことだと思います」と答えています。さらに「当初、彼女は、王室の生活を楽しんでいたと思う」「ファブ4と崇められて、不自然にイギリス英語のアクセントで話してみたり、当時は、すべて素晴らしいと感じていたはずです」「大きな出費をしたり、王室の伝統を破り、風向きが変わりました」「女性支援団体を訪問したりするのも、彼女の単なる人目を引くためのPR活動という気がしてならない」と答えています。
メーガンさんと対立する家族の意見ではありますが、メーガンさんと関わるあらゆる家族が、激しく分裂して、修復不能となり、終わらない争いを生じてしまうというのは、とても残念なことです。
元夫とその家族、実父と異母姉など、メーガンさんと対立関係に陥った家族は、皆、メーガンさんに対して強い恨みを抱いているように思えます。しかも、その理由について、彼らは一様に、「利用できる間は、その恩恵を大いに享受し、自分の喜びや野心のために絞り尽くしておきながら、利用価値がなくなると、唐突に、無慈悲に、手のひらを裏返し、紙屑のように捨てるのが、彼女のやり方」と言います。一種のサイコパスであるかのような評価です。
自分がカナダで女優としての成功を手にした時点で、利用価値のなくなったハリウッドの映画プロデューサーの元夫を、唐突に切り捨て、結婚指輪を郵便で送り返したのも、その一例でしょう。メーガンさんは、相手を切り捨てるときには、無駄な時間や体力を使いません。
上述の異母姉サマンサさんは、メーガンさんの「私には『大丈夫か?』と尋ねてくれる人があまりいません(2019年10月)」という発言に対して、怒りを露わに、「じゃあそういうあなたは、父親が二度も心臓発作で倒れた時、『大丈夫か?』と尋ねたことがあったのか?」「まったく偽善も甚だしい!」と激しく攻撃しています。そして、「彼女は、自分の目的が何か、よくわかっている」「そして、欲しいものは必ず手に入れる」「私が思うに、数億円の護衛をつけて、世界中をプライベートジェットで旅する億万長者が不平不満を言うのは馬鹿げている」と、徹底的に批判しています。
現在のイギリス王室に対するメーガンさんの唐突であっさりした態度を見ると、これもいかにも〝メーガン流〟という気がして、彼ら元(?)親族の言い分を頭から否定して、「故なき逆恨みによる非難中傷だ」とは言えないのではないか、と感じてしまいます。
メーガンさん自身は、「王室引退はヘンリーにとって生涯最高の出来事」「王室生活でヘンリーの魂は潰されかけていた」「私の愛が彼を救い出した」「私たちは、どこへ行こうと何をしようと王族」「カナダでは、イギリスでは感じたことのない幸せを感じる」「15億円の豪邸には、いつまでも好きなだけ居ていいと言われている」と、あまりにもおめでたい見当違いな言い分を、友人たちに語っているという記事もあります。
一方で、カナダ人の73%は、公費での彼らの護衛に反対しています。警護費自己負担を求める署名数も、10日間で9万人を超えたそうです。「もう王室の一員じゃないし、お金あるんだから、億万長者のセレブらしく、年間総額10億円超の警護費は自費で負担してください」ということのようです。
しかし、メーガンさんは、そのうち、カナダ人にもウンザリして、カナダも切り捨て、「やっぱり、生まれ故郷はいいわ!」とロサンゼルスに戻り、手始めに、カリフォルニア知事選あたりに出馬するかもしれません。
何しろ「究極の目標は、アメリカ大統領になること」ですから。周囲のあらゆるモノを自分の野心のために利用し尽くし、要らなくなったモノは、次々と無慈悲に放り捨て、一顧だにしない。それが、彼女のやり方なのかもしれません。
メーガン妃とヘンリー王子の2人は、世界中から一挙手一投足を注目され、世間からその行動や発言を厳しく批判されることの多い〝公人〟としての王室主要メンバーの立場から引退して、「今後は、王室主要メンバーに要求される公務を拒絶し、主にカナダ→アメリカ(カリフォルニア/ロサンゼルス)で好きなように生活する」と、突然、一方的に発表したわけです。
これを2人は、「王室の高位メンバーから身を引き、経済的に自立する」と表現しています。しかし、彼ら2人の考える『王室高位メンバーからの離脱』および『王室からの経済的自立』の中身とは、いったいどんなものなのでしょうか?
まず、ヘンリー王子とメーガン妃のこれまでの収入は、年間およそ3億円と言われ、父親であるチャールズ皇太子の資金(年間2000万ポンド/29億円)からの経費援助が95%、国民の税金を原資とする王室助成金(年間8200ポンド/117億円)からが5%でした。
彼らは、このうち、王室助成金(収入の5%/年平均およそ1400万円)については受け取らないが、チャールズ皇太子からの支援(収入の95%/年平均およそ2億8600万円)は、今後も変わらず受け続けると発表しました。
チャールズ皇太子による支援の原資は、皇太子の所有権が認められているコーンウォール公領からの収益で、上記したように年収およそ2000万ポンド(29億円)になります。このうち、2人が結婚した2018.5〜2019.4までの最初の1年間については、収益の1/4に当たる合計500万ポンド(7億円)が、ヘンリー王子とメーガン妃によって費やされたそうです。(もちろん、これには50億円かかったとされる結婚式の費用などは含まれていません。)
そして、この「コーンウォール公領資金からの受益については、これからも引き続き貰い続けるつもりだ」という2人の一方的な宣言の中身については、『自由の代償として5%の利益は放棄するが、95%の利益には執着する』という意味であり、相当に身勝手で自分都合な内容であるように思えます。
そもそも、「父親からの援助に頼る状態を経済的自立と呼べるのか?」「援助の有無については、父親チャールズ皇太子の一存にかかっているのでは?」という問題もありますが、それはさておき、もっと根本的な問題があります。
もし、イギリスで、日本の農地改革のような地主制度の解体が行われた場合、そもそもコーンウォール公領自体が消滅していたはずです。このような前近代的な領地制が残っていること自体、王室への国民の敬意の表れであり、「王室の一員であるということは、その権利に見合った相応の義務が要求される」という基本的な事実を、英国王室のメンバーは理解していなければなりません。
しかし、ヘンリー王子とメーガン妃が、そうした認識を持っているかというと、甚だあやしいと言わざるを得ません。
例えば、王室の武装要員による警護費用は、内務省の予算で行なわれています。彼らは、拠点をカナダに移した後も、この金のかかる警護は受け続けるし、サセックス公爵の称号も放棄するつもりはなく、彼らのために王室経費(3.4億円)で改修されたロンドン郊外のウィンザー城敷地内のコテージも、これからもイギリスに立ち寄る時の住居として使用し続けるというのです。
「王室の高位メンバーでもないのに、コーンウォール公領から年間3億円近い受益を受け、約3億4000万円で改修したウィンザー城内のコテージを使う権利を保持し、内務省予算(年間約9000万円)で贅沢な武装警護を受け続け、サセックス公爵を名乗り続けるのか?」というもっともな疑問はさておき、「権利は恣に享受するが、それに伴う義務は放棄する」という我儘な態度は、世間一般の健全な感覚からすれば、まったく通用しない子供の論理であるということに、ともかく彼らは早く気づかなければなりません。
そうでなければ、長い目で見て、王室そのものの存在意義が国民から疑われるようになり、英国王室の存続そのものが危うくなるでしょう。
「英国王室の消滅に最も大きな役割を果たしたのは、ヘンリー王子とメーガン妃だった」と後世の人々に批評されたいのなら構いませんが、2人ともそんなつもりはないのでしょうし、『物事はそんなに自分に都合良くは動かない』という人生の真理を、学ぶ必要があります。
彼らの発表は、王室の了承のもとにではなく、あまりにも唐突に、独断でなされたものです。祖母であるエリザベス女王にとっても、父であるチャールズ皇太子にとっても、兄ウィリアム王子とキャサリン妃にとっても、寝耳に水の話であったと聞きます。家族はみんな、ニュースで初めて知って、とても驚き、失望し、怒り、傷ついたというのです。
わがままな次男ヘンリーと、わがままな元アメリカ女優メーガンによる、あまりにも身勝手な〝造反〟宣言です。その中身については「オレたちは、誰の指図も受けず、勝手気ままに自由にやる!」「でも、金はもらうし、地位も家も名誉も手放さないぞ!」「オレたちは、自分たちの好きなように生きる権利を持った特権階級の大貴族だ!」「これから、2人で荒稼ぎさせてもらう!」ということのようです。
野心満々のメーガンが、お坊っちゃんのヘンリーを巻き込んで、王室からのサセックス公爵家の分離独立を画策し、「サセックスロイヤル」という営利団体を立ち上げました。今や、野心家メーガンの思いどおりに英国王室が利用され、食い物にされ、散々に引っ掻き回されている状態です。
そもそも、2人の結婚に際して、王族としての義務を持つ者としてのサセックス公爵の地位を与えたのは、祖母であるエリザベス女王であって、逆に言えば、その義務を放棄する以上、女王の一存で取り上げることもできるのです。
しかも、メーガン妃は、騒動の最中、王室との面倒な交渉の一切合切を夫ヘンリー王子に任せて、草々に独りカナダに戻ってしまいました。「美味しいところは私が頂くわ、でも、面倒臭い厄介ごとはあんたの担当よ!苦労は、ぜんぶ、あんたがしてよね!」という態度です。
「まずは、ヘンリー王子を王室から分断し、その後、徹底した独断専行と脅迫を手段として、王室メンバーに自分の要求を無理矢理にでも認めさせる。」
これが、メーガン妃の戦術です。
けれども、地位も名誉も財産も城も爵位も手放さなければ、本当の自由など決して手に入らないものです。準公金であるコーンウォール公領からの収入を諦め、内務省予算での護衛を取りやめ、ロイヤルファミリーの一員であることを示すサセックス公爵の地位を返上し、「サセックスロイヤル」の商標も取り消し、ウィンザー城の住居も王室にお返しし、その上で、王室から離脱するなら、結構なことだと思います。
逆に、それらを手放したくないなら、自らに課せられた義務を果たす必要があります。選択肢は、二つに一つです。自分都合のごまかしは許されません。
「はやく王室の規制から自由になって『サセックスロイヤル』ブランドで大儲けよ!」なんて、虫のいいことを考えているようでは、ますます英国民からも、エリザベス女王からも、そっぽをむかれるに違いありません。
エリザベス女王からの「もうあなたたちを家族の一員とは認めません」というクリスマスのメッセージは、ヘンリー王子とメーガン妃の心に届いているでしょうか。
残念ながら、ヘンリー王子はともかく、少なくとも、メーガン妃にとっては、「エリザベス女王が、なんか文句言ってる」というのは、次の策略や逆襲や脅迫の動機やきっかけにはなっても、それ以上は何の意味もないものでしょう。
「英国王室の歴史とか伝統とか品格とか義務(ノブレス・オブリージュ/高貴なる義務)とか、何それ?」というレベルの理解でしょうから。
今のところ、メーガン妃の姿勢は、ヘンリー王子に対する王室メンバーの肉親の情と、醜聞を嫌う王室の品の良さを逆手に取って、「私たちの要求を認めなかったら、ただじゃ済まないわよ!」と、英国王室を脅しまくっている戦闘モード全開の模様です。弱肉強食の世界を渡り歩いてきた際限のない野心と闘争心の塊である計算高い策略家メーガンさんの真骨頂です。
ヘンリー王子が、これまでの親しい友人との付き合いをほとんど断ってしまったこともあり、人一倍可愛がられてきたエリザベス女王に反旗を翻したのには、メーガン妃による洗脳ではないかと言われています。少なくとも、英国の大多数の人々はそう思っており、だから、今回の件も、英国のEU離脱「Brexit(ブレグジット)」にちなんで、「megxit(メグジット/メーガンの王室離脱)」と呼ばれているのです。
かつて、メーガン妃に結婚指輪と婚約指輪を書留郵便で送り返されて、唐突に一方的に離婚を通告(2013)された元夫の家族が「メーガンのやり方は、分断し、それから征服するの、いつも同じよ」とコメントしていましたが、わかる気がします。
ヘンリー王子のメーガン妃に対する純朴な愛はホンモノでしょうが、はたしてメーガン妃のヘンリー王子に対する愛はどうなのでしょうか?
メーガン妃に限らず、己の野心のために夫を利用し、夫を不幸に陥れても良心が痛まない人の〝愛情〟って何なのだろうと、いつも思います。そのような母親は、我が子すらも、自分の野心のための道具とするものです。
いずれにせよ、メーガン妃の場合、ロイヤルファミリーの絆を引き裂いた罪はあまりにも大きいです。
ヘンリーが、やがて、失意と傷心と孤独の中で、自分の人生を後悔する日がくるのではないか、と思えてなりません。
しかし、メーガン妃が、こうなったのも、彼女自身だけのせいとは言い切れない面もあります。
実は、メーガン妃自身、実の父親に、似たような脅しをかけられ、あることないことを言いふらされ、お金をせびられて、とうとうたまりかねて、父親に手紙で「親子の縁切り」を通告したところ、その手紙をマスコミに暴露され、骨肉の争いとなっている現実があります。
しかし、だからこそ、そういう父親を反面教師として、自分の人生を違った形で切り開いて欲しかった、とも思うのです。
けれども「働く気は一切ないけど、不労所得はいただくわ」という態度では、ダメな(?)実の父親のやっていることと、本質的には同じではありませんか。「血は争えない」と言われても仕方がない状況を自ら作ってしまっています。
2人の結婚式への出席を、突然、さしたる理由もなくキャンセルした(?)父親と、エリザベス女王の招きによる恒例のクリスマスの家族の集いをすっぽかしたメーガン妃に、違いがあるでしょうか?
あるいは、何の通告もなく娘からの手紙をメディアに公開した父親と、何の通告もなく、義姉キャサリン妃の誕生日に、王室離脱をインスタグラムで宣言したメーガン妃と、なんだか似たもの同士という気がしてなりません。
また、メーガンさんは、6歳の時に両親が離婚して以来、父親とは離れて暮していましたが、定期的に会って、関係は良好だったようです。そして、この父親からの援助で、一家で初めて大学まで進学しました。ある意味、父親は恩人だったのです。
しかし、2016年に、その父親は自己破産してしまいました。また、税金滞納で行政府に訴訟を起こされています。名声を得たメーガンさんにとっては、あまり関わり合いになりたくない親だったのかもしれません。
エリザベス女王は、家族がバッキンガム宮殿にそろう伝統のクリスマスの集いへの女王の招待を無視して、勝手に事前通告なしで、2人が欠席し、カナダの14億円の豪邸(無期限使用貸借?/所有者不明)でクリスマス休暇を過ごした時、その裏切りに大きな衝撃を受けたと言われます。
そして、すでに半分は覚悟していたかもしれませんが、悪意のないものとは思い難い、今回のキャサリン妃誕生日の当日に行われた事前通告なしの王室離脱宣言に関しても、相当に深く心痛を感じてらっしゃるようです。
それでも、2人が、王室離脱までの過渡期として、英国と北米を往復する間は、サセックス公爵の爵位を取り上げるつもりはないようですが、その移行期の後、2人が完全に独立するのであれば、爵位は取り上げるものと見られています。また、チャールズ皇太子の管轄下であるコーンウォール公領からの収入も絶たれると考えるのが自然でしょう。
というのも、多くの国民が、そうであるべきだと考えているからです。「働かざる者、食うべからず」です。
今回の一件について、イギリスの世論調査では、国民のおよそ7割の人たちが、「2人が王室離脱を事前に女王に通知しなかったのはおかしい」「2人は王室から追い出されるべき」「2人は、チャールズ皇太子所有のコーンウォール公領からの収入を受け取るべきではない」「2人の武装警備はいらない」と考えており、6割の人が「2人はウィンザー城内のコテージを王室に返却すべき」と考えているのです。
さらに、カナダ人のおよそ7割が「カナダ政府が、2人の警護費用を出すことに反対」の立場です。
「メーガン妃へのメディアのバッシングは、メーガン妃が黒人の母親の血をひくことから、英国人に根深い人種差別の意識が原因で生じている不当なもの」と、北米のメーガン妃擁護派の人々は主張します。
しかし、私は、逆に、「黒人であれば、何をしても擁護するのか?」と、擁護派の甚だしい〝えこひいき〟の態度を批判したくもなるのです。
これまでの英メディアのメーガン妃への批判にも、無理もないと思える点は多々あります。
例えば「環境保全を訴えておきながら、その一方で、11日間で4回もプライベート・ジェットを多用しているのは何なのだ」とか「5400万円の贅沢極まるベビーシャワーを開催しておきながら、同時に〝貧困を撲滅しよう〟とツイートしているのはどうかと思う」とか、いちいちもっともです。
しかも、ベビーシャワーの費用のほとんどは、友人とは言え、私人であるセリーナ・ウィリアムズやアマル・クルーニーらが負担したようです。これも、王室の一員にあるまじき態度です。
また、今回、「結婚以来のわずか一年の間に、チャールズ皇太子からの援助で、1億3000万円分の衣装代を費やし、50億円の結婚式を王室費用で開いて、エリザベス女王に3億4000万円かけてウィンザー城のコテージを改装してもらって、そのすべてを当然の如く受け取りながら、2年も経たないうちに王室離脱ですか」と指摘されたのも、それは当然の批判であって、人種差別的発言とは言えないでしょう。
「メーガン妃は、そういうメディアの風当たりの強さも、王室の保守的な伝統の強さも、すべて承知の上で、覚悟の上で、それでもなお、『私は王女様になりたい!』と自ら望んで結婚したのでしょう?」と、私は言いたいのです。
にもかかわらず、メーガン妃が「口うるさいメディアを黙らせたいから、ヘンリー王子を傀儡にして王室を分断し、取るもの取って、さっさとトンズラしよう」と望むなら、それ相応の批判は、当然、覚悟の上でしょう。「誰がどう思おうと、私の知ったことではない!」と考えていなければ、できないことです。
ところが、いざ、メディアから、自由すぎる行動を激しく批判されると、「イギリスでは誰も私を理解しない」「人種差別だ!」と嘆いてみせるのは卑怯だし、都合が良すぎるし、非常に策略的だと思うのです。メーガン妃に対して「自分から攻撃を仕掛けておいて被害者を装うのはやめなさい!」という批判もありますが、一理あると思うのです。
ともかく、アメリカ西海岸特有のセレブでオーバーリベラルな感覚で、イギリス王室を批判するのは、まったくもって筋違いです。
そもそも、メーガン妃は、間違っても、ダイアナ妃のように、パパラッチに追われて自暴自棄になるようなやわな人ではないでしょう。その点でも、ヘンリー王子は、自分の伴侶について完全に思い違いをしているのではないでしょうか。
⭐️2020年1月18日、王室からの声明として、ヘンリーとメーガンは、「今後、一切の公務を担わない」と報告されました。ヘンリーとメーガンの『王室からのこれ以上ないキッパリした離脱』が決定したということです。それに伴って、2人は、「殿下」「妃殿下」の称号についても、エリザベス女王に返上しました。「もはや、王室の一員ではない」ということです。
パートタイム王族として、部分的には王室の義務を果たしたいと望んでいたヘンリーにとっては、「今後、2人は、王族としての全ての公務から完全に離れる」という決定はショックでもあり未練も大きいようですが、メーガンとしては想定内でしょうし、「もはや公人ではないのだから、完全にプライバシーが守れる」という点で、むしろ、積極的に歓迎するところでしょう。
実際、公務に出ないのであれば、もうカナダの豪邸からイギリスへわざわざ来る必要もなくなるわけで、必要がなくなったウィンザー城内のコテージを返上すればいいと思うのですが、そうはせず、王室の裁定で、コテージの改修にかかった3億4000万円を返済することと決定したようです。
つまり、王室のヘンリーへの肉親としての温情であると同時に、「メーガンさんは、どれほど批判されても、あくまでも、コテージの所有権を手放す気はないだろう」という前提の上での決定ということでしょう。しかし、今後は、コテージの賃貸使用料として、王室へ月額430万円の支払い義務が生じます。
警備の費用については「コメントする意思はない」そうです。これは、「王室は、それを決定する立場にない」ということで、同時に、メーガンさん側からすれば、「あんたたち、下々の人間たちに説明する必要はない」「私たちの警備の費用について、あんたたちに心配される筋合いはないわ」という感じでしょうか。
一方、2人は、コーンウォール公領からの収益を辞退したり、サセックス公爵の爵位を返上するつもりは、当然、かけらもないようです。しかし、王室は、コーンウォール公領からの年額3億3200万円の利益配分を、今年度一年限りとしたいようです。そして、父親であるチャールズ皇太子からのこの資金が、今後1年間のセキュリティー費用になるのかもしれません。その後は、自費でということになる可能性もあります。
しかし、ヘンリーには、母親であるダイアナ妃から相続した数百億円の資産があり、「サセックスロイヤル」からの年収100億円が見込まれるとも言われる事業収入もありますから、今後も経済的に困ることはまったくないでしょう。(ただし、一家の警備費は、トータルで年11億円かかるという説もあります。)
結論として言えば、「メーガンは、一度手に入れたものは、絶対に手放さない」「メーガンは、結婚当初からの目的であった『英国王室の分断と征服』に、ほぼ成功したようだ」と言ってもいいのではないでしょうか。
ただし、今後、「サセックスロイヤル」の営利活動が目にあまる場合には、爵位の返上を迫られることになるかもしれませんが。また、そもそも王室を完全に離れる以上、「サセックスロイヤル」の商号は使えないのではないか、という意見もあります。
しかし、メーガンさんの次なる野望は、「アメリカ大統領になること」らしいという話もあり、もはや、英王室など用なしということなのかもしれません。
⭐️⭐️2020年1月18日、メーガンさんと不仲の父親トーマス・マークル氏は、インタビューに答えて、「女の子なら誰でも憧れるプリンセスの地位を、ポイッと投げ捨てた」「長年に渡って存続しているイギリス王室を破壊し、品位を落とし、落ちぶれさせた」「王室をウォルマートに冠を載せたような姿に変えてしまった」と失望をあらわにしました。
また、同18日、メーガンさんの異母姉であるサマンサ・マークルさんは、インタビューでの「王室離脱は、夫婦共同の決定だと思うか」との質問に対して、「公に批判されたことが不満で、彼女が決めたことだと思います」と答えています。さらに「当初、彼女は、王室の生活を楽しんでいたと思う」「ファブ4と崇められて、不自然にイギリス英語のアクセントで話してみたり、当時は、すべて素晴らしいと感じていたはずです」「大きな出費をしたり、王室の伝統を破り、風向きが変わりました」「女性支援団体を訪問したりするのも、彼女の単なる人目を引くためのPR活動という気がしてならない」と答えています。
メーガンさんと対立する家族の意見ではありますが、メーガンさんと関わるあらゆる家族が、激しく分裂して、修復不能となり、終わらない争いを生じてしまうというのは、とても残念なことです。
元夫とその家族、実父と異母姉など、メーガンさんと対立関係に陥った家族は、皆、メーガンさんに対して強い恨みを抱いているように思えます。しかも、その理由について、彼らは一様に、「利用できる間は、その恩恵を大いに享受し、自分の喜びや野心のために絞り尽くしておきながら、利用価値がなくなると、唐突に、無慈悲に、手のひらを裏返し、紙屑のように捨てるのが、彼女のやり方」と言います。一種のサイコパスであるかのような評価です。
自分がカナダで女優としての成功を手にした時点で、利用価値のなくなったハリウッドの映画プロデューサーの元夫を、唐突に切り捨て、結婚指輪を郵便で送り返したのも、その一例でしょう。メーガンさんは、相手を切り捨てるときには、無駄な時間や体力を使いません。
上述の異母姉サマンサさんは、メーガンさんの「私には『大丈夫か?』と尋ねてくれる人があまりいません(2019年10月)」という発言に対して、怒りを露わに、「じゃあそういうあなたは、父親が二度も心臓発作で倒れた時、『大丈夫か?』と尋ねたことがあったのか?」「まったく偽善も甚だしい!」と激しく攻撃しています。そして、「彼女は、自分の目的が何か、よくわかっている」「そして、欲しいものは必ず手に入れる」「私が思うに、数億円の護衛をつけて、世界中をプライベートジェットで旅する億万長者が不平不満を言うのは馬鹿げている」と、徹底的に批判しています。
現在のイギリス王室に対するメーガンさんの唐突であっさりした態度を見ると、これもいかにも〝メーガン流〟という気がして、彼ら元(?)親族の言い分を頭から否定して、「故なき逆恨みによる非難中傷だ」とは言えないのではないか、と感じてしまいます。
メーガンさん自身は、「王室引退はヘンリーにとって生涯最高の出来事」「王室生活でヘンリーの魂は潰されかけていた」「私の愛が彼を救い出した」「私たちは、どこへ行こうと何をしようと王族」「カナダでは、イギリスでは感じたことのない幸せを感じる」「15億円の豪邸には、いつまでも好きなだけ居ていいと言われている」と、あまりにもおめでたい見当違いな言い分を、友人たちに語っているという記事もあります。
一方で、カナダ人の73%は、公費での彼らの護衛に反対しています。警護費自己負担を求める署名数も、10日間で9万人を超えたそうです。「もう王室の一員じゃないし、お金あるんだから、億万長者のセレブらしく、年間総額10億円超の警護費は自費で負担してください」ということのようです。
しかし、メーガンさんは、そのうち、カナダ人にもウンザリして、カナダも切り捨て、「やっぱり、生まれ故郷はいいわ!」とロサンゼルスに戻り、手始めに、カリフォルニア知事選あたりに出馬するかもしれません。
何しろ「究極の目標は、アメリカ大統領になること」ですから。周囲のあらゆるモノを自分の野心のために利用し尽くし、要らなくなったモノは、次々と無慈悲に放り捨て、一顧だにしない。それが、彼女のやり方なのかもしれません。