沖縄県内でも有数の透明で澄み切った美しい海に囲まれ、遠く縄文から続く古神道の伝統を受け継ぐ奇跡の癒しの島々、宮古諸島。
静けさと穏やかさと温かさに包まれ、ゆっくりと流れる幽玄の時間を過ごすことのできる、神々の宿る美しい島々。
そのあまりにも希少な日本の宝と言うべき地域が、今、危機に瀕している。
この島々の比類なき環境と素朴な生活を崩壊させようと暴れまわっている無敵の怪物がいるのだ。
「その宮古島を喰い尽くそうとしている〝怪物〟とは何か?」
今回は、このテーマで述べてみたい。
沖縄県宮古島。正確には、宮古島(44000人)と長い橋で繋がっている池間島(621人)、来間島(165人)、伊良部島(6300人)、下地島(48人)の4島を含めて、今、宮古諸島地域は、狂乱家賃バブルの最中にある。
ともかく、宮古地方の全島で、土地と特に賃貸物件の家賃が、去年の夏頃から、ありえないほど急上昇しているのだ。もともと、相場が、1Kで4〜5万円と、離島としては異常に高かったのが、わずか半年で倍近くに跳ね上がった。この高騰ぶりは、もはや、尋常ではない。
今や、新築どころか、昔から人が住んでいる中古アパートの家賃でさえ、1Kで月10万円が相場というところまで、家賃が高騰している。中にはワンルーム13万円などという新築物件まである。誰が住むのかと思うが、それでも借り手がいるのだ。異常としか言いようがない。
そもそも、那覇市で最も家賃が高い新都心でも、1Kで月6万円もしない。古都首里あたりでも、3DKで6.5万円程度が相場である。1K月10万円では、もはや、東京の都心並みではないか。
現在、宮古島の久松に建設中のワンルーム・コンテナハウスが、月6万5千円である。また、宮古島市の中心近い下里でトイレ・シャワー・キッチン・ランドリー共有のワンルームが月5万4千円である。1Kの新築物件となると、8万円以下で借りるのは、まず考えられないという状況だ。笑うしかない。
こうした地価高騰の直接の原因は建設ラッシュにあるが、この建設ラッシュを引き起こした原因は、観光客の異常な増加である。そして、観光客増加の原因は、空と海の玄関口の間口が急に広がったことだ。
那覇空港を超える規模(3000✖️60m)を有する沖縄最大の下地島空港を、航空自衛隊に使用させていれば、ここまでのことにはならなかったろうに、香港からの航空便、韓国からの冬のチャーター機などに使用させるなどして、国土防衛に活躍するはずの沖縄一立派な空港が、今や、海外からの資本進出の窓口になってしまった。2020年には、下地島空港だけで、年間30万人の旅客受け入れを目指している。
日本最長の無料橋である全長3540mの伊良部大橋で結ばれた宮古島と伊良部島を中心として、池間大橋・来間大橋で結ばれた人口5万人の島々に、宮古空港・下地島空港という二つの立派な空港があるのだ。このうち、下地島空港は、沖縄県最大の空港で、国際空港の機能を持っているということだ。
加えて、年間140隻以上(2018年度143回/約40万人)の中国などからの大型クルーズ船の受け入れも相まって、内地・中国・香港・韓国資本が参入しての分不相応の建設開発ラッシュが加熱し、わずか1年余りで、こうした極端なバブル状態になってしまったのだ。
特に、下地島空港に隣接する伊良部島の沿岸部の地所の価格は、坪単価2000円程度だったのが、坪100万円で取引されるようになり、すでに、ほとんどの海岸部の土地が島外の資本に売り払われた。わずか数年で、地価が500倍になったところもあるということだ。これでは、固定資産税も納めきれず、その気もなかったのに、土地を売り払う人が続出することになるわけだ。土地を売って、たとえ大金が入っても、慣れ親しんだ島にはもう住めない。知り合いや友人もいない、風習も方言も違う沖縄本島でマンションでも買って、孤独に余生を過ごすのか。
そこには、島民の本当の幸せはない。目の前に積まれた大金は、いっときの興奮を与えてくれる麻薬に過ぎないのだ。
また、クルーズ船の中国人(2018年度40万人)は、お金はほとんど落とさないのに、ゴミは大量に落としていく。ビーチは飛び交う中国語と散乱するゴミでいっぱいだ。レストランやカフェに入っても、声の大きい横柄な中国人ばかりで、落ち着けるものではない。
クルーズ船が入港すると、宮古島市のイオンでは、「トイレが足りない!」と、中国人客が手洗いシンクで子どもに排尿・排便させる事件が相次いでいる。ともかく、クルーズ船の入港で中国人観光客が殺到する水曜日を、島民は「魔の水曜日」と呼んで恐れているのだ。
宮古島は、もともと、地元業者によるゴミの不法投棄が非常に多く、市の行政自体、身内の不法投棄を黙認しており、島民の多くは、島の自然を守ることにも、ゴミを散らかさないことにも無関心で、環境保全にほとんど神経を使ってこなかったことに加えて、マナーを知らない外国人の傍若無人な行動によって、いよいよもって沖縄一の「ゴミの島」という異名にふさわしい状態である。
とりわけ、今年は、ビーチや街のゴミが、さらに目立って酷いことになっている。スーパーのベンチにもバスのシートにも、ゴミは置きっ放し。特に、中国人の使用するトイレはひどい。水を流さず出てくる中国人が多いのだ。また、ビーチ以外の清掃の入らない沿岸は、中国語や韓国語の表記のあるペットボトルなど、海岸が漂着ゴミで埋め尽くされる。そこにまた、外国人観光客から地元の人間までもが、ペットボトルやゴミをほうり捨てる、野糞もする。まさしく宮古島地域の海岸は、天然のトイレ兼ゴミ捨て場と化している。
ところが、これだけ観光公害が顕著になっているにもかかわらず、宮古島市は、これからも、ますますクルーズ船を増やす方針だというのだ。石垣島が、「もう、これ以上は、御免こうむる」と拒絶したクルーズ船を、代わりに全部受け入れて、この島は、いったいどうするつもりなのだろうか。ゆっくりとした時が流れる静かで穏やかな島の環境など、もはや、どこにもない。
タクシーは、島民が電話で呼んでもまったくつかまらず、外国人観光客の危険運転によるレンタカーの事故は急増し、道路は工事車両とツアーバスなど大型車両でごった返している。
市民は、空いている賃貸アパート物件がゼロな上に、突然の家賃値上げに怯えて暮らしている。建築費用も高騰していて、坪単価150万円もかかる(県内平均の約2倍)ので、家の新築も望めず、途方にくれるばかりだ。住環境は最悪である。これでは、どこに住めと言うのだろうか。地主でない貧乏島民は、皆、島から出て行けということか。これでは、昔の水呑百姓の扱いと変わらない。これまでも、人口は若干減り気味だったのが、これから、ますます人口減少していくのではないだろうか。
それにも関わらず、市議会も宮古島市行政も市民団体も、このような市民生活に密着した深刻な事態は完全に放置しておいて、陸自の弾薬庫は作らせないと大騒ぎする。そもそも、弾薬のない駐屯地に何か意味があるのか。宮古人は、「国土防衛などいらない」「金さえ儲かればそれでいい」という異常事態である。
それにしても、人口5万人の島に、観光客を年間100万人以上も呼んでどうするつもりなのだろうか。2018年の年間観光客は石垣島を超える114万人に達した。そのうち半数以上が、中国人など外国人である。それなのに、宮古島市は、さらに年間観光客数200万人を目指すと言う。もはや、正気の沙汰ではない。
来年度の大型クルーズ船用の桟橋の整備完了と今年から始まった下地島空港の国際便乗り入れによって、今の調子なら、来たる2020年度には、早々に来訪客数年間200万人を突破するだろう。そうなれば、毎週5万人が島を訪れる計算である。しかも、その年間訪問者のうち、100万人以上が外国人となるだろう。その外国人客の数が、やがて300万、400万人になり、島の人口は、「常時、島に滞在しているのが、島民より、外国人観光客の方が多い」という日が、遠からずやって来るかもしれない。
しかし、観光客の激増によって儲けているのは、ごく一部の人々だけだ。ほとんどの庶民の給料は、何も変わらない。土地を売った連中や土地を貸している連中、建設業、レンタカー会社やタクシー、バス会社や飲食店など一部の業種だけが、ホクホク顔だ。それ以外の膨大な利益は、大型ホテルやショッピングセンターなどの内地企業がほとんど持っていってしまう。そうした施設の訪問客も、半分は外国人で、半分は内地からの観光客だ。地元の庶民は、実はあまり潤っていないし、施設の恩恵にもあずかっていない。生活の利便性も、何も向上していない。むしろ、島全体が、外から一時的に入ってきた人々によって占領されてしまったようなものだ。
それなのに宮古島市は、陸上自衛隊の駐屯地には弾薬庫をつくらせない一方で、中国からの巨大クルーズ船が停泊できる専用岩壁を整備し、下地島空港には香港や韓国からの国際便を乗り入れさせ、台湾の大学の分校までできるというのだ。これでは、あまりに節操がなさ過ぎる。この島は、いったいどうなってしまうのだろう。
宮古は、もともと、ただでも賃貸アパートの空き物件が乏しいことで、以前から有名だった。それでも、数年前までは、ワンルームで月3万円程度が相場だったのだ。沖縄本島と、そう変わらないレベルだった。それが、今では、家賃が3倍近くに跳ね上がり、それでも空き物件が全くない状態が半年以上続いている。
現状、内地から増員されるホテルの従業員や建設作業員の増加で、ともかくアパートが足りない。また、この状況が緩和される目処もたたない。それに便乗して、大家が家賃をとめどなく値上げする。一般の賃貸アパート生活者は、まともな家賃で住める物件がなく、生活に困窮して悲鳴を上げている。しかも、この状態は、ますます悪化するばかりである。
現在、予想されているように、あと5年ほども、この状態が続き、事態が悪化の一途を辿れば、遠からず、一般の人々の市民生活は破壊されてしまうだろう。
「ともかく、観光客は来ればくるほどいい」という、宮古人の意地汚く節度のない精神が、この止めどない地価高騰の事態を招いている。
その結果、貧富の差が、とめどなく拡大している。一般の人は、給料が手取りで15万円ぐらいしかない。急に家賃を月に3万円も値上げされては、生活もままならない。
例えば、給料は、夫婦共がせぎで、手取りで夫婦合計月25万円もないのに、今月まで10年暮らした築20年の3DKのアパートの家賃が月6万円だったのが、「来月から月9万円に値上げする」と突然、宣告されたら、どうやって子どもを育てていけばいいのか、途方にくれるばかりである。実際に、そういう状況に陥っている人も多い。
この状況、どうすればいい?
なんだか、大正時代の成金と米騒動の話のようだ。格差は開くばかりで、人情など、どこにもない。
そこまで、お金にガツガツして、全国版ニュースにまでなって、世間の人に呆れられ、日本中の笑い者になって、「あまりにひど過ぎる」と非難されても、宮古人は、金さえ入れば、どこ吹く風である。恥も慎みも、あったものではない。
地元の長老が「そこまでしてはいけない」と、何を言って諭しても、誰も聴く耳を持たない。宮古人の〝ゲンナマ信仰〟ここに極まれり。ガッポガッポと入ってくる現金にウハウハの野卑で下品極まる地主や不動産業者や政治家、タクシー業者や観光業者や飲食店主らが、庶民の苦しみなどどこ吹く風で、勝手に浮かれまくる恥ずかしい様子が、今年、何度、全国ニュースで流れたことか。その泥まみれ金塗れ精神を白日の元に晒されている恥を、何ら恥と感じないところが、宮古人の救えないところだ。
『だから、何か?』『知ったことか!関係ない!』『金が入るんだ、何が悪い!』という汚い根性が強すぎるのだ。宮古人が、すべてそうとは言わないが、「沖縄のユダヤ人」と言われる理由の一つではある。
空いている賃貸物件がないのをいいことに、「払えないなら出て行ってくれ」と、大家は、わけもなく強気で、傲慢極まる態度である。法的には、明らかに民法違反の不当な便乗値上げなのだが、宮古島市役所も宮古島市議会も、身内の悪行には完全に見て見ぬ振りだ。政治家も、何もしないどころか、自分もバブルに便乗して、土地で儲けている。島国ヤクザ根性、ここに極まれり。
労せずに、濡れ手で粟で、お金がガッポガッポと入って笑いが止まらない者たちは、住む場所もなくなってホームレスとなる者たちのことなど見向きもしない。まるで、アフリカなどの途上国のようだ。
このままでは、島内の貧富の格差が、あまりにひど過ぎる状態である。第一、島に赴任する公立の学校の先生すら、借りられる賃貸物件がなくて困っている。学校に寝泊まりしろと言うのだろうか。
たとえ、地主やタクシー運転手や建設業者など、一部の人が、お金が儲かっても、一般の島民が、土地も高すぎて買えない、家も建築費が高すぎて建てられない、アパートも家賃が高すぎて借りられない、まともに生活できない島に、どんな未来があるというのだ。
青い海と美しい自然に惹かれて、世界中から人々はやってくる。しかし、住んでいる人間の精神に幻滅することになる。
こんな汚い酷薄な島は、海に沈んだ方が良い。もっとも、それより先に、中国資本によって島が乗っ取られる可能性の方が高いが。
日本政府も、中国資本による土地の買い占めを表立って規制するより、本土資本を使って買い占めを阻止させる方向で働きかけているのかもしれないが、そうした安易な方策が、宮古島バブルをさらに加熱させているのではないか。
対馬や北海道の場合もそうだが、外国資本による土地の買い占め阻止は、国防上の観点、および公共の福祉の観点から、キチンと法律によって規制すべきだ。地域住民の共同体が崩壊してしまっては、本末転倒である。
地主、政治家、建設業、観光業、タクシーなど、利益を享受し、「他人のことなど知ったことか」という観光客歓迎派の人たちと、徐々に生活が破壊されていくことに不安を抱く一般の地域住民たちの意識の格差は、これから一層広がっていき、やがては香港のように両者の対立も深刻なものになっていくだろう。
欲望の資本主義が、島を食い荒らしている。
【資料】
2018年度/外国クルーズ船寄港地ランキング
1位 博多港 263回
2位 那覇港 236回
3位 長崎港 215回
4位 平良港 142回←宮古島
5位 石垣港 105回
5位 佐世保港105回
7位 鹿児島港 96回
2019年度/外国クルーズ船寄港地ランキング
1位 那覇港 260回
2位 博多港 229回
3位 横浜港 188回
4位 長崎港 182回
5位 石垣港 148回
6位 平良港 147回⇦宮古島
7位 神戸港 134回
※2020年4月より、平良港のクルーズ船専用岩壁が運用開始の予定。2020年度の平良港のクルーズ船寄港回数目標は250回。⇦昨今の日本のオーバーツーリズムの悪しき見本となりそうだ。
※2019年4月より、宮古島検疫所が設置されているが、中国人観光客があまりにも多く、対応は必ずしも十分でなく、検疫体制も徹底されているとは言えないのが現状である。そんなさなか、2019年12月、中国の武漢で新型コロナウィルスの人への感染が発生した。12月中旬には「人から人へ」の感染が始まり、12月末にはアウトブレイク(大流行/集団感染)の可能性が指摘されるようになった。2020年1月には、武漢を中心に湖北省でアウトブレイクが発生した。
そして、「だから、何か?」「関係あるか?」という根性が強すぎる宮古島では、感染爆発が起こる可能性が、県内では最も大きい。
※2020年1月25日旧正月(春節)の中国人大移動によって、観光以外に日本に避難目的で滞在する中国人も多く、特にクルーズ船で小さな島に大量に中国人が上陸する宮古島などは、新型コロナウィルスが真っ先に蔓延しそうだ。
中国政府は、24日から国内の団体旅行を、27日から海外団体旅行を、全面禁止とするも、既に、海外への感染は広まっており、世界的ウィルス拡散を食い止められるかどうかは、甚だし心許ない。
武漢市では、1月23日から、鉄道、地下鉄、旅客機、バスなどの交通手段が遮断され、武漢中心部では、26日から、許可された一部の車両以外の道路通行が禁止されるなど、街は事実上封鎖されている。しかし、26日の市長の記者会見によると、春節の里帰りや旅行、あるいは感染を避けるための避難目的で、人口1100万人のうち、すでに半数近い500万人が武漢市を脱出し、そのうち4000人は香港や海外に出ているという。つまり、封鎖の効果は極めて限定的、ということだ。
➡︎1月26日現在、中国国内での感染者は2000人を超え、死者は56人である。
➡︎1月27日現在、中国国内の感染者は2744人、死者は80人。
➡︎1月28日現在、中国国内の感染者は4515人に急増し、死者は106人である。日本国内でも、武漢からの中国人観光客を乗せて大阪・東京間の9日間のバスツアーを行った奈良県在住の運転手の感染が確認された。初めての日本人の感染であった。
➡︎1月29日現在、中国国内の感染者は5974人、死者は132人。感染した運転手と同じバスに乗っていたバスガイドの女性も感染していることが判明した。また、政府は、武漢から全日空チャーター便で、邦人希望者の帰国を開始。第一便では、206人が羽田に到着。12人が発熱などの症状で入院。その後、5人の感染が確認された。
➡︎1月30日現在、中国国内の感染者は7711人。死者は170人。武漢からの政府チャーター機の第二便が、邦人210人を乗せて羽田に到着。26人が発熱などの症状で入院。アメリカ国務省は、自国民へ向けて「中国全土への渡航禁止」を勧告した。
➡︎1月31日現在、中国国内の感染者は9809人。死者は213人。中国以外の23の国と地域で、感染者は131人となった。WHOは、新型肺炎の感染拡大は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」であると宣言した。武漢からの邦人149人を乗せたチャーター機の第三便が羽田に到着し、8人が入院。2人の感染が確認された。
➡︎2月1日現在、中国当局の発表によれば、中国国内の感染者は1万1791人、死者は259人である。さらに、中国以外の26の国と地域で、感染者は158人である。ところが、武漢からの邦人帰国者の感染率は、2〜3%とかなり高く、武漢1100万市民の感染率を同程度とするなら、実際の感染者数は20万人を超えている可能性もある。さらに、致死率を1〜2%とすると、実際の死者は2000人を超えている可能性もある。
➡︎2月2日現在、当局の発表による中国国内の感染者は1万4380人、死者は304人。また、中国以外の26の国と地域で170人の感染者。2月2日の段階で、自国民を除く中国からの入国禁止措置をとっている国は、米国・オーストラリア・ニュージーランド・シンガポール・フィリピン・モンゴルの6カ国。湖北省からの入国禁止措置をとる国は、日本・韓国・香港の2カ国と1地域。
➡︎2月3日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は1万7205人、死者は361人。中国以外でも、フィリピンで中国人1名が死亡。
➡︎2月4日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は2万438人、死者は425人。その他、香港で1名が死亡。
➡︎2月5日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は2万4324人、死者は491人。中国以外でも、27カ国・地域で235人に感染。日本でも、オーストラリアのシドニーから中国経由で横浜に入港しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客・乗組員のうち、10人の感染が判明した。これが国内初の集団感染である。
➡︎2月6日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は2万8018人、死者563人。中国以外の感染者は、27の国と地域で、254人。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者数は、新たに10人増えて計20人となった。
➡︎2月7日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は3万1161人、死者は636人。横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者は、新たに日本人21人を含む41人の感染(1人は重症)が確認され、計61人となった。現在、別のクルーズ船「ウエステルダム」号が、1日に香港を出航後、台湾に寄港を拒絶され、日本を目指しているが、今日、予定していた石垣港への入港を取りやめ、さらに北上を続けている。羽田には、政府チャーター機の第四便が、日本人やその中国人配偶者ら198人を乗せて武漢から到着した。これにより、湖北省に住む邦人の大部分の帰還が完了した。また、12月末の段階で、ネット上でウィルスに関するデマを流したとして処罰された武漢の医師が、自身も院内感染によりウィルスに感染し、今日死亡した。
➡︎2月8日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は3万4546人、死者は722人。横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、新たに3人の感染が確認され、感染者は64人となった。
➡︎2月9日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は3万7198人。死者は811人だが、そのうち湖北省での死者が780人。横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、新たに6人の感染が判明し、感染者は70人となった。さらに、船内には発熱している者が多数いると言われている。
➡︎2月10日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は4万171人。死者は908人。また、中国以外の27の国と地域で381人の感染が確認された。そのうち、日本が最大の96人。しかし、さらに、その後、横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、新たに65人に陽性反応が認められ、クルーズ船での感染者が135人となった。やはり、密閉された船内では、感染が広がりやすいのだろう。クルーズ船の感染者を除けば、日本の国内感染者数は27人。
➡︎2月11日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は4万2638人、死者は1016人。
➡︎2月12日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は4万4653人、死者は1113人。クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの乗船者では、新たに39人の感染が判明し、感染者数は174人となった。さらに、検疫官1人の感染が判明し、国内の感染者数は29人となった。
➡︎2月13日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は5万9804人、死者は1367人。クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの乗船者では、新たに44人の感染が判明し、感染者数は218人となった。その他、日本国内の感染者数は、検疫官1人、チャーター機の12人、その他の国内感染者が16人。神奈川県の80代女性が死亡。感染者の死亡は国内初。
➡︎2月14日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は6万3851人(無症状感染者含まず)、死者は1380人。沖縄で、初の感染者1名が発覚。クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスが1日に那覇港に寄港した際に、上陸した乗客を4人乗せたタクシーの運転手。
➡︎2月16日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は6万8500人、死者は1665人。一方、中国以外の28の国と地域で感染者は693人、死者は4人。そのうち、日本は、国内で53人、クルーズ船の乗客・乗員285人を合わせると338人で最多となる。
➡︎2月18日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は7万2000人、死者は1863人。3月5日に開幕する予定の全人代が延期となる模様。WHOは、新型コロナウイルスの感染者の致死率は2%と述べた。
➡︎2月19日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は7万4185人、死者は2004人。船内感染者542人を出したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの乗客の下船が始まった。
➡︎2月21日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は7万5465人、死者は2236人。
※2003年に、中国発で、世界的に流行したSARSコロナウィルスでは、発生源であった香港を中心に、世界37カ国で合計8096人が感染し、774人が死亡した。致死率は10%であった。しかし、当時は、中国は今よりはるかに貧しく、また、沖縄での感染可能性に関して考えてみても、例えば、宮古島に来る外国人など、当時はほとんどいなかった。今回の発生とは、条件が違う。
静けさと穏やかさと温かさに包まれ、ゆっくりと流れる幽玄の時間を過ごすことのできる、神々の宿る美しい島々。
そのあまりにも希少な日本の宝と言うべき地域が、今、危機に瀕している。
この島々の比類なき環境と素朴な生活を崩壊させようと暴れまわっている無敵の怪物がいるのだ。
「その宮古島を喰い尽くそうとしている〝怪物〟とは何か?」
今回は、このテーマで述べてみたい。
沖縄県宮古島。正確には、宮古島(44000人)と長い橋で繋がっている池間島(621人)、来間島(165人)、伊良部島(6300人)、下地島(48人)の4島を含めて、今、宮古諸島地域は、狂乱家賃バブルの最中にある。
ともかく、宮古地方の全島で、土地と特に賃貸物件の家賃が、去年の夏頃から、ありえないほど急上昇しているのだ。もともと、相場が、1Kで4〜5万円と、離島としては異常に高かったのが、わずか半年で倍近くに跳ね上がった。この高騰ぶりは、もはや、尋常ではない。
今や、新築どころか、昔から人が住んでいる中古アパートの家賃でさえ、1Kで月10万円が相場というところまで、家賃が高騰している。中にはワンルーム13万円などという新築物件まである。誰が住むのかと思うが、それでも借り手がいるのだ。異常としか言いようがない。
そもそも、那覇市で最も家賃が高い新都心でも、1Kで月6万円もしない。古都首里あたりでも、3DKで6.5万円程度が相場である。1K月10万円では、もはや、東京の都心並みではないか。
現在、宮古島の久松に建設中のワンルーム・コンテナハウスが、月6万5千円である。また、宮古島市の中心近い下里でトイレ・シャワー・キッチン・ランドリー共有のワンルームが月5万4千円である。1Kの新築物件となると、8万円以下で借りるのは、まず考えられないという状況だ。笑うしかない。
こうした地価高騰の直接の原因は建設ラッシュにあるが、この建設ラッシュを引き起こした原因は、観光客の異常な増加である。そして、観光客増加の原因は、空と海の玄関口の間口が急に広がったことだ。
那覇空港を超える規模(3000✖️60m)を有する沖縄最大の下地島空港を、航空自衛隊に使用させていれば、ここまでのことにはならなかったろうに、香港からの航空便、韓国からの冬のチャーター機などに使用させるなどして、国土防衛に活躍するはずの沖縄一立派な空港が、今や、海外からの資本進出の窓口になってしまった。2020年には、下地島空港だけで、年間30万人の旅客受け入れを目指している。
日本最長の無料橋である全長3540mの伊良部大橋で結ばれた宮古島と伊良部島を中心として、池間大橋・来間大橋で結ばれた人口5万人の島々に、宮古空港・下地島空港という二つの立派な空港があるのだ。このうち、下地島空港は、沖縄県最大の空港で、国際空港の機能を持っているということだ。
加えて、年間140隻以上(2018年度143回/約40万人)の中国などからの大型クルーズ船の受け入れも相まって、内地・中国・香港・韓国資本が参入しての分不相応の建設開発ラッシュが加熱し、わずか1年余りで、こうした極端なバブル状態になってしまったのだ。
特に、下地島空港に隣接する伊良部島の沿岸部の地所の価格は、坪単価2000円程度だったのが、坪100万円で取引されるようになり、すでに、ほとんどの海岸部の土地が島外の資本に売り払われた。わずか数年で、地価が500倍になったところもあるということだ。これでは、固定資産税も納めきれず、その気もなかったのに、土地を売り払う人が続出することになるわけだ。土地を売って、たとえ大金が入っても、慣れ親しんだ島にはもう住めない。知り合いや友人もいない、風習も方言も違う沖縄本島でマンションでも買って、孤独に余生を過ごすのか。
そこには、島民の本当の幸せはない。目の前に積まれた大金は、いっときの興奮を与えてくれる麻薬に過ぎないのだ。
また、クルーズ船の中国人(2018年度40万人)は、お金はほとんど落とさないのに、ゴミは大量に落としていく。ビーチは飛び交う中国語と散乱するゴミでいっぱいだ。レストランやカフェに入っても、声の大きい横柄な中国人ばかりで、落ち着けるものではない。
クルーズ船が入港すると、宮古島市のイオンでは、「トイレが足りない!」と、中国人客が手洗いシンクで子どもに排尿・排便させる事件が相次いでいる。ともかく、クルーズ船の入港で中国人観光客が殺到する水曜日を、島民は「魔の水曜日」と呼んで恐れているのだ。
宮古島は、もともと、地元業者によるゴミの不法投棄が非常に多く、市の行政自体、身内の不法投棄を黙認しており、島民の多くは、島の自然を守ることにも、ゴミを散らかさないことにも無関心で、環境保全にほとんど神経を使ってこなかったことに加えて、マナーを知らない外国人の傍若無人な行動によって、いよいよもって沖縄一の「ゴミの島」という異名にふさわしい状態である。
とりわけ、今年は、ビーチや街のゴミが、さらに目立って酷いことになっている。スーパーのベンチにもバスのシートにも、ゴミは置きっ放し。特に、中国人の使用するトイレはひどい。水を流さず出てくる中国人が多いのだ。また、ビーチ以外の清掃の入らない沿岸は、中国語や韓国語の表記のあるペットボトルなど、海岸が漂着ゴミで埋め尽くされる。そこにまた、外国人観光客から地元の人間までもが、ペットボトルやゴミをほうり捨てる、野糞もする。まさしく宮古島地域の海岸は、天然のトイレ兼ゴミ捨て場と化している。
ところが、これだけ観光公害が顕著になっているにもかかわらず、宮古島市は、これからも、ますますクルーズ船を増やす方針だというのだ。石垣島が、「もう、これ以上は、御免こうむる」と拒絶したクルーズ船を、代わりに全部受け入れて、この島は、いったいどうするつもりなのだろうか。ゆっくりとした時が流れる静かで穏やかな島の環境など、もはや、どこにもない。
タクシーは、島民が電話で呼んでもまったくつかまらず、外国人観光客の危険運転によるレンタカーの事故は急増し、道路は工事車両とツアーバスなど大型車両でごった返している。
市民は、空いている賃貸アパート物件がゼロな上に、突然の家賃値上げに怯えて暮らしている。建築費用も高騰していて、坪単価150万円もかかる(県内平均の約2倍)ので、家の新築も望めず、途方にくれるばかりだ。住環境は最悪である。これでは、どこに住めと言うのだろうか。地主でない貧乏島民は、皆、島から出て行けということか。これでは、昔の水呑百姓の扱いと変わらない。これまでも、人口は若干減り気味だったのが、これから、ますます人口減少していくのではないだろうか。
それにも関わらず、市議会も宮古島市行政も市民団体も、このような市民生活に密着した深刻な事態は完全に放置しておいて、陸自の弾薬庫は作らせないと大騒ぎする。そもそも、弾薬のない駐屯地に何か意味があるのか。宮古人は、「国土防衛などいらない」「金さえ儲かればそれでいい」という異常事態である。
それにしても、人口5万人の島に、観光客を年間100万人以上も呼んでどうするつもりなのだろうか。2018年の年間観光客は石垣島を超える114万人に達した。そのうち半数以上が、中国人など外国人である。それなのに、宮古島市は、さらに年間観光客数200万人を目指すと言う。もはや、正気の沙汰ではない。
来年度の大型クルーズ船用の桟橋の整備完了と今年から始まった下地島空港の国際便乗り入れによって、今の調子なら、来たる2020年度には、早々に来訪客数年間200万人を突破するだろう。そうなれば、毎週5万人が島を訪れる計算である。しかも、その年間訪問者のうち、100万人以上が外国人となるだろう。その外国人客の数が、やがて300万、400万人になり、島の人口は、「常時、島に滞在しているのが、島民より、外国人観光客の方が多い」という日が、遠からずやって来るかもしれない。
しかし、観光客の激増によって儲けているのは、ごく一部の人々だけだ。ほとんどの庶民の給料は、何も変わらない。土地を売った連中や土地を貸している連中、建設業、レンタカー会社やタクシー、バス会社や飲食店など一部の業種だけが、ホクホク顔だ。それ以外の膨大な利益は、大型ホテルやショッピングセンターなどの内地企業がほとんど持っていってしまう。そうした施設の訪問客も、半分は外国人で、半分は内地からの観光客だ。地元の庶民は、実はあまり潤っていないし、施設の恩恵にもあずかっていない。生活の利便性も、何も向上していない。むしろ、島全体が、外から一時的に入ってきた人々によって占領されてしまったようなものだ。
それなのに宮古島市は、陸上自衛隊の駐屯地には弾薬庫をつくらせない一方で、中国からの巨大クルーズ船が停泊できる専用岩壁を整備し、下地島空港には香港や韓国からの国際便を乗り入れさせ、台湾の大学の分校までできるというのだ。これでは、あまりに節操がなさ過ぎる。この島は、いったいどうなってしまうのだろう。
宮古は、もともと、ただでも賃貸アパートの空き物件が乏しいことで、以前から有名だった。それでも、数年前までは、ワンルームで月3万円程度が相場だったのだ。沖縄本島と、そう変わらないレベルだった。それが、今では、家賃が3倍近くに跳ね上がり、それでも空き物件が全くない状態が半年以上続いている。
現状、内地から増員されるホテルの従業員や建設作業員の増加で、ともかくアパートが足りない。また、この状況が緩和される目処もたたない。それに便乗して、大家が家賃をとめどなく値上げする。一般の賃貸アパート生活者は、まともな家賃で住める物件がなく、生活に困窮して悲鳴を上げている。しかも、この状態は、ますます悪化するばかりである。
現在、予想されているように、あと5年ほども、この状態が続き、事態が悪化の一途を辿れば、遠からず、一般の人々の市民生活は破壊されてしまうだろう。
「ともかく、観光客は来ればくるほどいい」という、宮古人の意地汚く節度のない精神が、この止めどない地価高騰の事態を招いている。
その結果、貧富の差が、とめどなく拡大している。一般の人は、給料が手取りで15万円ぐらいしかない。急に家賃を月に3万円も値上げされては、生活もままならない。
例えば、給料は、夫婦共がせぎで、手取りで夫婦合計月25万円もないのに、今月まで10年暮らした築20年の3DKのアパートの家賃が月6万円だったのが、「来月から月9万円に値上げする」と突然、宣告されたら、どうやって子どもを育てていけばいいのか、途方にくれるばかりである。実際に、そういう状況に陥っている人も多い。
この状況、どうすればいい?
なんだか、大正時代の成金と米騒動の話のようだ。格差は開くばかりで、人情など、どこにもない。
そこまで、お金にガツガツして、全国版ニュースにまでなって、世間の人に呆れられ、日本中の笑い者になって、「あまりにひど過ぎる」と非難されても、宮古人は、金さえ入れば、どこ吹く風である。恥も慎みも、あったものではない。
地元の長老が「そこまでしてはいけない」と、何を言って諭しても、誰も聴く耳を持たない。宮古人の〝ゲンナマ信仰〟ここに極まれり。ガッポガッポと入ってくる現金にウハウハの野卑で下品極まる地主や不動産業者や政治家、タクシー業者や観光業者や飲食店主らが、庶民の苦しみなどどこ吹く風で、勝手に浮かれまくる恥ずかしい様子が、今年、何度、全国ニュースで流れたことか。その泥まみれ金塗れ精神を白日の元に晒されている恥を、何ら恥と感じないところが、宮古人の救えないところだ。
『だから、何か?』『知ったことか!関係ない!』『金が入るんだ、何が悪い!』という汚い根性が強すぎるのだ。宮古人が、すべてそうとは言わないが、「沖縄のユダヤ人」と言われる理由の一つではある。
空いている賃貸物件がないのをいいことに、「払えないなら出て行ってくれ」と、大家は、わけもなく強気で、傲慢極まる態度である。法的には、明らかに民法違反の不当な便乗値上げなのだが、宮古島市役所も宮古島市議会も、身内の悪行には完全に見て見ぬ振りだ。政治家も、何もしないどころか、自分もバブルに便乗して、土地で儲けている。島国ヤクザ根性、ここに極まれり。
労せずに、濡れ手で粟で、お金がガッポガッポと入って笑いが止まらない者たちは、住む場所もなくなってホームレスとなる者たちのことなど見向きもしない。まるで、アフリカなどの途上国のようだ。
このままでは、島内の貧富の格差が、あまりにひど過ぎる状態である。第一、島に赴任する公立の学校の先生すら、借りられる賃貸物件がなくて困っている。学校に寝泊まりしろと言うのだろうか。
たとえ、地主やタクシー運転手や建設業者など、一部の人が、お金が儲かっても、一般の島民が、土地も高すぎて買えない、家も建築費が高すぎて建てられない、アパートも家賃が高すぎて借りられない、まともに生活できない島に、どんな未来があるというのだ。
青い海と美しい自然に惹かれて、世界中から人々はやってくる。しかし、住んでいる人間の精神に幻滅することになる。
こんな汚い酷薄な島は、海に沈んだ方が良い。もっとも、それより先に、中国資本によって島が乗っ取られる可能性の方が高いが。
日本政府も、中国資本による土地の買い占めを表立って規制するより、本土資本を使って買い占めを阻止させる方向で働きかけているのかもしれないが、そうした安易な方策が、宮古島バブルをさらに加熱させているのではないか。
対馬や北海道の場合もそうだが、外国資本による土地の買い占め阻止は、国防上の観点、および公共の福祉の観点から、キチンと法律によって規制すべきだ。地域住民の共同体が崩壊してしまっては、本末転倒である。
地主、政治家、建設業、観光業、タクシーなど、利益を享受し、「他人のことなど知ったことか」という観光客歓迎派の人たちと、徐々に生活が破壊されていくことに不安を抱く一般の地域住民たちの意識の格差は、これから一層広がっていき、やがては香港のように両者の対立も深刻なものになっていくだろう。
欲望の資本主義が、島を食い荒らしている。
【資料】
2018年度/外国クルーズ船寄港地ランキング
1位 博多港 263回
2位 那覇港 236回
3位 長崎港 215回
4位 平良港 142回←宮古島
5位 石垣港 105回
5位 佐世保港105回
7位 鹿児島港 96回
2019年度/外国クルーズ船寄港地ランキング
1位 那覇港 260回
2位 博多港 229回
3位 横浜港 188回
4位 長崎港 182回
5位 石垣港 148回
6位 平良港 147回⇦宮古島
7位 神戸港 134回
※2020年4月より、平良港のクルーズ船専用岩壁が運用開始の予定。2020年度の平良港のクルーズ船寄港回数目標は250回。⇦昨今の日本のオーバーツーリズムの悪しき見本となりそうだ。
※2019年4月より、宮古島検疫所が設置されているが、中国人観光客があまりにも多く、対応は必ずしも十分でなく、検疫体制も徹底されているとは言えないのが現状である。そんなさなか、2019年12月、中国の武漢で新型コロナウィルスの人への感染が発生した。12月中旬には「人から人へ」の感染が始まり、12月末にはアウトブレイク(大流行/集団感染)の可能性が指摘されるようになった。2020年1月には、武漢を中心に湖北省でアウトブレイクが発生した。
そして、「だから、何か?」「関係あるか?」という根性が強すぎる宮古島では、感染爆発が起こる可能性が、県内では最も大きい。
※2020年1月25日旧正月(春節)の中国人大移動によって、観光以外に日本に避難目的で滞在する中国人も多く、特にクルーズ船で小さな島に大量に中国人が上陸する宮古島などは、新型コロナウィルスが真っ先に蔓延しそうだ。
中国政府は、24日から国内の団体旅行を、27日から海外団体旅行を、全面禁止とするも、既に、海外への感染は広まっており、世界的ウィルス拡散を食い止められるかどうかは、甚だし心許ない。
武漢市では、1月23日から、鉄道、地下鉄、旅客機、バスなどの交通手段が遮断され、武漢中心部では、26日から、許可された一部の車両以外の道路通行が禁止されるなど、街は事実上封鎖されている。しかし、26日の市長の記者会見によると、春節の里帰りや旅行、あるいは感染を避けるための避難目的で、人口1100万人のうち、すでに半数近い500万人が武漢市を脱出し、そのうち4000人は香港や海外に出ているという。つまり、封鎖の効果は極めて限定的、ということだ。
➡︎1月26日現在、中国国内での感染者は2000人を超え、死者は56人である。
➡︎1月27日現在、中国国内の感染者は2744人、死者は80人。
➡︎1月28日現在、中国国内の感染者は4515人に急増し、死者は106人である。日本国内でも、武漢からの中国人観光客を乗せて大阪・東京間の9日間のバスツアーを行った奈良県在住の運転手の感染が確認された。初めての日本人の感染であった。
➡︎1月29日現在、中国国内の感染者は5974人、死者は132人。感染した運転手と同じバスに乗っていたバスガイドの女性も感染していることが判明した。また、政府は、武漢から全日空チャーター便で、邦人希望者の帰国を開始。第一便では、206人が羽田に到着。12人が発熱などの症状で入院。その後、5人の感染が確認された。
➡︎1月30日現在、中国国内の感染者は7711人。死者は170人。武漢からの政府チャーター機の第二便が、邦人210人を乗せて羽田に到着。26人が発熱などの症状で入院。アメリカ国務省は、自国民へ向けて「中国全土への渡航禁止」を勧告した。
➡︎1月31日現在、中国国内の感染者は9809人。死者は213人。中国以外の23の国と地域で、感染者は131人となった。WHOは、新型肺炎の感染拡大は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」であると宣言した。武漢からの邦人149人を乗せたチャーター機の第三便が羽田に到着し、8人が入院。2人の感染が確認された。
➡︎2月1日現在、中国当局の発表によれば、中国国内の感染者は1万1791人、死者は259人である。さらに、中国以外の26の国と地域で、感染者は158人である。ところが、武漢からの邦人帰国者の感染率は、2〜3%とかなり高く、武漢1100万市民の感染率を同程度とするなら、実際の感染者数は20万人を超えている可能性もある。さらに、致死率を1〜2%とすると、実際の死者は2000人を超えている可能性もある。
➡︎2月2日現在、当局の発表による中国国内の感染者は1万4380人、死者は304人。また、中国以外の26の国と地域で170人の感染者。2月2日の段階で、自国民を除く中国からの入国禁止措置をとっている国は、米国・オーストラリア・ニュージーランド・シンガポール・フィリピン・モンゴルの6カ国。湖北省からの入国禁止措置をとる国は、日本・韓国・香港の2カ国と1地域。
➡︎2月3日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は1万7205人、死者は361人。中国以外でも、フィリピンで中国人1名が死亡。
➡︎2月4日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は2万438人、死者は425人。その他、香港で1名が死亡。
➡︎2月5日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は2万4324人、死者は491人。中国以外でも、27カ国・地域で235人に感染。日本でも、オーストラリアのシドニーから中国経由で横浜に入港しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客・乗組員のうち、10人の感染が判明した。これが国内初の集団感染である。
➡︎2月6日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は2万8018人、死者563人。中国以外の感染者は、27の国と地域で、254人。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者数は、新たに10人増えて計20人となった。
➡︎2月7日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は3万1161人、死者は636人。横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者は、新たに日本人21人を含む41人の感染(1人は重症)が確認され、計61人となった。現在、別のクルーズ船「ウエステルダム」号が、1日に香港を出航後、台湾に寄港を拒絶され、日本を目指しているが、今日、予定していた石垣港への入港を取りやめ、さらに北上を続けている。羽田には、政府チャーター機の第四便が、日本人やその中国人配偶者ら198人を乗せて武漢から到着した。これにより、湖北省に住む邦人の大部分の帰還が完了した。また、12月末の段階で、ネット上でウィルスに関するデマを流したとして処罰された武漢の医師が、自身も院内感染によりウィルスに感染し、今日死亡した。
➡︎2月8日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は3万4546人、死者は722人。横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、新たに3人の感染が確認され、感染者は64人となった。
➡︎2月9日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は3万7198人。死者は811人だが、そのうち湖北省での死者が780人。横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、新たに6人の感染が判明し、感染者は70人となった。さらに、船内には発熱している者が多数いると言われている。
➡︎2月10日現在、当局の発表では、中国国内の感染者は4万171人。死者は908人。また、中国以外の27の国と地域で381人の感染が確認された。そのうち、日本が最大の96人。しかし、さらに、その後、横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、新たに65人に陽性反応が認められ、クルーズ船での感染者が135人となった。やはり、密閉された船内では、感染が広がりやすいのだろう。クルーズ船の感染者を除けば、日本の国内感染者数は27人。
➡︎2月11日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は4万2638人、死者は1016人。
➡︎2月12日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は4万4653人、死者は1113人。クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの乗船者では、新たに39人の感染が判明し、感染者数は174人となった。さらに、検疫官1人の感染が判明し、国内の感染者数は29人となった。
➡︎2月13日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は5万9804人、死者は1367人。クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの乗船者では、新たに44人の感染が判明し、感染者数は218人となった。その他、日本国内の感染者数は、検疫官1人、チャーター機の12人、その他の国内感染者が16人。神奈川県の80代女性が死亡。感染者の死亡は国内初。
➡︎2月14日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は6万3851人(無症状感染者含まず)、死者は1380人。沖縄で、初の感染者1名が発覚。クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスが1日に那覇港に寄港した際に、上陸した乗客を4人乗せたタクシーの運転手。
➡︎2月16日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は6万8500人、死者は1665人。一方、中国以外の28の国と地域で感染者は693人、死者は4人。そのうち、日本は、国内で53人、クルーズ船の乗客・乗員285人を合わせると338人で最多となる。
➡︎2月18日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は7万2000人、死者は1863人。3月5日に開幕する予定の全人代が延期となる模様。WHOは、新型コロナウイルスの感染者の致死率は2%と述べた。
➡︎2月19日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は7万4185人、死者は2004人。船内感染者542人を出したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの乗客の下船が始まった。
➡︎2月21日現在、当局の発表によると、中国国内の感染者は7万5465人、死者は2236人。
※2003年に、中国発で、世界的に流行したSARSコロナウィルスでは、発生源であった香港を中心に、世界37カ国で合計8096人が感染し、774人が死亡した。致死率は10%であった。しかし、当時は、中国は今よりはるかに貧しく、また、沖縄での感染可能性に関して考えてみても、例えば、宮古島に来る外国人など、当時はほとんどいなかった。今回の発生とは、条件が違う。