先月21日に発表された2015年度内閣府調査によると、「愛国心を育てる必要」についての質問で、「必要がある」75%、「必要がない」12%という解答でした。また、過去には、2008年の読売新聞の世論調査で、「日本人であることを誇りに思う」人が93%、「国の役に立ちたい」人が73%という数字も出ています。さらに、この国の過半数の人々が、「自分は人並み以上に愛国心を持っている」と考えている(55.4%/2015年内閣府調査)ことも、統計で現れています。
しかし、たとえ、ご本人が、自分は愛国心がたっぷりあると考えているとしても、それと当人の愛国心の程度や性質は、また別の問題です。では、現時点での、貴方自身の愛国心の程度はどうなのでしょうか。ここに、それぞれの人の愛国心の〝質〟を問う3つの質問を用意しました。各自で選択した解答番号を合算してみてください。
(1)もう一度、生まれ変わるとしたら?
①何度、生まれ変わっても、日本人以外には絶対に生まれ変わりたくない。
②次も、できれば、日本人に生まれ変わりたい。
③次に生まれる国は、日本か、他の自分の好きな国か、どちらかに生まれ変わりたい。
④生まれ変わるなら、今度は、日本よりも、他に生まれ変わりたい国がある。
⑤もう一度、生まれ変わるとしたら、今度はぜひ日本以外の国に生まれ変わりたい。
⑥もう二度と、日本人には生まれ変わりたくない。
*2013年の文部科学省の調査では、①②の合計が83%を占めました。前回2008年の調査では77%でした。また、20代の男女では、73%(2008/59%)が「日本人に生まれ変わりたい」を選びました。2008年から2013年にかけて、日本人に生まれ変わりたい人が増えていますが、福島の放射能被害などにもかかわらず、2011年の東日本大震災を挟んで、日本人に生まれ変わりたい人が増えた理由は何でしょうか?
これまで経験したことのない未曾有の危機に際して、日本人としての連帯感や団結心が覚醒した面もあるのかもしれません。
(2)もしも、外国と紛争になったら?
①当然、国内にとどまり、いざとなれば、国防に協力したいし、場合によっては戦う。
②こういう国家の大事にこそ、家族で国内にとどまって、しっかり日々を過ごしたい。
③紛争が悪化した場合には、子どもたちだけでも、海外に留学させておきたい。
④紛争が始まったら、できれば、自分以外の家族は安全な第三国に居留させておきたい。
⑤紛争が静まるまで、家族で外国に緊急避難する。しばらく外国暮しを満喫してもいい。
⑥なりふり構わず外国に脱出する。居心地が良ければ、そのまま移住してもいい。
*2010年の国際世論調査で、日本は「もし戦争になったら、国のために戦う」が15%でした。どうも、日本人の愛国心は、国防意識にほとんど直結していないようです。
ちなみに、イタリアですら「国のために戦う」は37%います。ドイツでは42%です。第二次世界大戦の敗戦国の中でさえ、日本の「国のために戦う」比率は際立って低いということです。スイスやカナダは、53%が「戦う」と回答しています。イギリスやロシアやフランスは56%、アメリカは58%です。比べると、日本人の「国を守る」という意識の希薄さが目立ちます。
参考に、韓国は63%、中国は73%です。日本より格段に戦う意欲が高い韓国や中国が、なぜ「現代の日本は軍国主義的傾向を強めている」と、非難するのでしょうか。意味がわかりませんね。
(3)天皇制について、どう思うか?
①天皇制は、日本が日本である証であり、両陛下はすべての日本人の心の父母であると思う。
②天皇制は、日本にとって、なくてはならないもので、両陛下は国民の心の支えだと思う。
③天皇制は、古代から続く大切な伝統的制度であり、この国の文化的な象徴であると思う。
④天皇制には、あまり関心がない。個人的には、あってもなくても、どっちでもいいと思う。
⑤天皇制は、できれば、ない方がいいし、天皇家の人々を、もう自由にしてあげた方がいい。
⑥天皇制は、かつての忌むべき軍国主義の残滓であり、この国に天皇はいない方がいい。
*2010年の世論調査では、「皇室に親しみを感じる」が60%、「親しみを感じない」が40%でした。また、天皇制のあり方については、「今のままがよい」が82%、「天皇は政治的権限を持つべき」が6%、「天皇制は廃止すべき」が8%でした。
左翼の天皇制廃止論は、いまだに根強いものがあるようです。また、4割もの人が、皇室にさしたる関心を持っていないという現実も浮かび上がっています。
自分の選択した各マル数字を合算します。
3点➡貴方は愛国心の非常に強い人です。貴方のような人が、この国を影で支えているのです。
4~6点➡貴方は愛国心のある人です。貴方のような人が多数派であれば、国の未来は明るい。
7~9点➡貴方は、おそらく人並みには愛国心を持っています。日頃、意識しないでしょうが。
10~12点➡貴方は、どちらかと言えば、愛国心の薄い人です。関心がないということです。
13~15点➡貴方の愛国心はかなり希薄です。日本人という意識すらあまりないようです。
16~18点➡貴方の心には、おそらく愛国心はありません。そもそも日本が嫌いなのです。
もしも、この国の人々が、自分都合の勝手な言い分で、単に生きていく上で、他国より有利だからと、日本人に生まれ変わりたいと願い、単に国力が他国よりあるからと、日本に誇りを抱くのであれば、それはちょっと、どうなのでしょう。そういう利己的な愛国心は、あまり褒められたものではないという気がします。
ですから、「半数近くの人が、皇室にはあまり関心がなく、その上、国防意識も世界一低い」という現実を踏まえて考えると、たとえ過半数の人が、「人並み以上に愛国心がある」と自負しているとしても、はたして「日本は他国より愛国心が満ちあふれている」と言えるか、はなはだ疑問です。
どうも、「国に誇りを持つ」ということが、「日本人である自分を誇る」ことにすり替えられてしまい、その人の自慢の種というか、拠って立つバックボーンというか、ある種のファッション(お飾り)になってしまっている面もあるのではないか、と思います。
もちろん、「国のために役に立ちたい」人が、7割もいるということも忘れてはなりません。利己心ばかりではないということです。実際、大災害の時など、危機に際しての人々の行動を考えると、日本人の利他心は、まだまだ捨てたものではありません。
このように、愛国心について考える場合、正の面、負の面、いろいろな角度から多面的に考えてみることが必要です。
しかし、たとえ、ご本人が、自分は愛国心がたっぷりあると考えているとしても、それと当人の愛国心の程度や性質は、また別の問題です。では、現時点での、貴方自身の愛国心の程度はどうなのでしょうか。ここに、それぞれの人の愛国心の〝質〟を問う3つの質問を用意しました。各自で選択した解答番号を合算してみてください。
(1)もう一度、生まれ変わるとしたら?
①何度、生まれ変わっても、日本人以外には絶対に生まれ変わりたくない。
②次も、できれば、日本人に生まれ変わりたい。
③次に生まれる国は、日本か、他の自分の好きな国か、どちらかに生まれ変わりたい。
④生まれ変わるなら、今度は、日本よりも、他に生まれ変わりたい国がある。
⑤もう一度、生まれ変わるとしたら、今度はぜひ日本以外の国に生まれ変わりたい。
⑥もう二度と、日本人には生まれ変わりたくない。
*2013年の文部科学省の調査では、①②の合計が83%を占めました。前回2008年の調査では77%でした。また、20代の男女では、73%(2008/59%)が「日本人に生まれ変わりたい」を選びました。2008年から2013年にかけて、日本人に生まれ変わりたい人が増えていますが、福島の放射能被害などにもかかわらず、2011年の東日本大震災を挟んで、日本人に生まれ変わりたい人が増えた理由は何でしょうか?
これまで経験したことのない未曾有の危機に際して、日本人としての連帯感や団結心が覚醒した面もあるのかもしれません。
(2)もしも、外国と紛争になったら?
①当然、国内にとどまり、いざとなれば、国防に協力したいし、場合によっては戦う。
②こういう国家の大事にこそ、家族で国内にとどまって、しっかり日々を過ごしたい。
③紛争が悪化した場合には、子どもたちだけでも、海外に留学させておきたい。
④紛争が始まったら、できれば、自分以外の家族は安全な第三国に居留させておきたい。
⑤紛争が静まるまで、家族で外国に緊急避難する。しばらく外国暮しを満喫してもいい。
⑥なりふり構わず外国に脱出する。居心地が良ければ、そのまま移住してもいい。
*2010年の国際世論調査で、日本は「もし戦争になったら、国のために戦う」が15%でした。どうも、日本人の愛国心は、国防意識にほとんど直結していないようです。
ちなみに、イタリアですら「国のために戦う」は37%います。ドイツでは42%です。第二次世界大戦の敗戦国の中でさえ、日本の「国のために戦う」比率は際立って低いということです。スイスやカナダは、53%が「戦う」と回答しています。イギリスやロシアやフランスは56%、アメリカは58%です。比べると、日本人の「国を守る」という意識の希薄さが目立ちます。
参考に、韓国は63%、中国は73%です。日本より格段に戦う意欲が高い韓国や中国が、なぜ「現代の日本は軍国主義的傾向を強めている」と、非難するのでしょうか。意味がわかりませんね。
(3)天皇制について、どう思うか?
①天皇制は、日本が日本である証であり、両陛下はすべての日本人の心の父母であると思う。
②天皇制は、日本にとって、なくてはならないもので、両陛下は国民の心の支えだと思う。
③天皇制は、古代から続く大切な伝統的制度であり、この国の文化的な象徴であると思う。
④天皇制には、あまり関心がない。個人的には、あってもなくても、どっちでもいいと思う。
⑤天皇制は、できれば、ない方がいいし、天皇家の人々を、もう自由にしてあげた方がいい。
⑥天皇制は、かつての忌むべき軍国主義の残滓であり、この国に天皇はいない方がいい。
*2010年の世論調査では、「皇室に親しみを感じる」が60%、「親しみを感じない」が40%でした。また、天皇制のあり方については、「今のままがよい」が82%、「天皇は政治的権限を持つべき」が6%、「天皇制は廃止すべき」が8%でした。
左翼の天皇制廃止論は、いまだに根強いものがあるようです。また、4割もの人が、皇室にさしたる関心を持っていないという現実も浮かび上がっています。
自分の選択した各マル数字を合算します。
3点➡貴方は愛国心の非常に強い人です。貴方のような人が、この国を影で支えているのです。
4~6点➡貴方は愛国心のある人です。貴方のような人が多数派であれば、国の未来は明るい。
7~9点➡貴方は、おそらく人並みには愛国心を持っています。日頃、意識しないでしょうが。
10~12点➡貴方は、どちらかと言えば、愛国心の薄い人です。関心がないということです。
13~15点➡貴方の愛国心はかなり希薄です。日本人という意識すらあまりないようです。
16~18点➡貴方の心には、おそらく愛国心はありません。そもそも日本が嫌いなのです。
もしも、この国の人々が、自分都合の勝手な言い分で、単に生きていく上で、他国より有利だからと、日本人に生まれ変わりたいと願い、単に国力が他国よりあるからと、日本に誇りを抱くのであれば、それはちょっと、どうなのでしょう。そういう利己的な愛国心は、あまり褒められたものではないという気がします。
ですから、「半数近くの人が、皇室にはあまり関心がなく、その上、国防意識も世界一低い」という現実を踏まえて考えると、たとえ過半数の人が、「人並み以上に愛国心がある」と自負しているとしても、はたして「日本は他国より愛国心が満ちあふれている」と言えるか、はなはだ疑問です。
どうも、「国に誇りを持つ」ということが、「日本人である自分を誇る」ことにすり替えられてしまい、その人の自慢の種というか、拠って立つバックボーンというか、ある種のファッション(お飾り)になってしまっている面もあるのではないか、と思います。
もちろん、「国のために役に立ちたい」人が、7割もいるということも忘れてはなりません。利己心ばかりではないということです。実際、大災害の時など、危機に際しての人々の行動を考えると、日本人の利他心は、まだまだ捨てたものではありません。
このように、愛国心について考える場合、正の面、負の面、いろいろな角度から多面的に考えてみることが必要です。