【朝日の主張の変転①~「強制連行」から「狭義の強制性」さらに「広義の強制性」へ】
慰安婦問題に関して、朝日新聞が、故吉田清治氏による「旧日本軍の兵士として、済州島で朝鮮人民間女性に対する強制連行、いわゆる〝慰安婦狩り〟を行った」「自分が先頭に立って、銃で脅して200人は狩り出した」「狩り出した女性を何人も強姦して殺した」という証言を、1982年(清田記者)から1990年代(植村記者)にかけて計16回報道したことについて、報道内容がまったく事実に反しており、記事に記載した証言内容は、すべて吉田氏の〝大ボラ噺〟であったことを認めました。生前すでに、吉田氏自身が認めていたように、氏の証言は〝すべて根も葉もない嘘だった〟ということです。
済州島では、誰がどれほど徹底的に目撃証言を探しても、慰安婦強制連行の目撃に繋がる証言は一切出てこなかったのです。済州島出身の呉善花(オソンファ)さんが著書の中で仰っていたように、済州島のお年寄りで、日本のことを悪く言うお年寄りは皆無だったのでしょう。むしろ、多くのお年寄りは、日帝時代を懐かしく語るばかりだったと言います。
こうして、慰安婦の「強制連行」についての唯一の証言が、フィクション(作り話)であったということを、朝日新聞がようやく公式に認めたことによって、「慰安婦は日本軍に強制連行された」という妄言は、日本国内ではほぼ一掃されたことになります。本当に長い道のりでした。
しかし、吉田証言の虚偽捏造を認めるかなり以前から、すでに朝日新聞は「慰安婦の『強制連行』が実際におこなわれた」と主張することをやめていました。その代わりに「慰安婦の募集については、軍の関与による〝強制性〟が認められる」という、実に曖昧な表現をするようにシフトしていました。
この不明確な表現の中身を、より具体的に解説すると、「たとえ朝鮮人少女を朝鮮人売春業者に売り渡したのが実の親だとしても、その朝鮮人業者が日本軍をお得意様とし、さらに、日本軍が慰安所の設営を業者に認可し、衛生管理を監視し、民間人移送を担当していた以上、軍の関与は明白である」ということです。加えて「慰安所で兵士たちがお金を払い、慰安婦に大卒者の初任給の10倍以上の給料が払われていたとしても、彼女たちはまさしく〝性奴隷(Sex Slave)〟と言うにふさわしい過酷な状況にあった」という主張も含みます。
そして「慰安婦には休暇もあって、休日に街に出て遊ぶのも自由な上、業者に借金さえなければ、いつ辞めるのも自由だったとは言っても、戦時下の過酷な状況を考えれば、それでもなお十分〝強制労働〟になりうる」と言うのです。さらに「いや、もと朝鮮人慰安婦たちの証言から考えるに、まず間違いなく、旧日本軍の慰安所の実態は、過酷な強制労働の収容所そのものだったのだ」と信じている人も多いのです。
しかし、この「軍による強制性」という言葉が、そもそも〝嘘〟であり〝ごまかし〟なのです。本来「強制性があった」という言葉が意味するものは、「慰安婦が自分の意志に反して慰安婦にされた」ということです。そして、それと並列に「軍の関与があった」という言葉を並べると、「軍が少女たちを無理やり慰安婦した」「軍が少女たちに買春を強要した」と多くの人々は読んでしまいます。しかし、事実はまったく違います。
慰安婦の多くは自主的に軍の公募に申し込んだのであり、一部の少女たちも食べられないから家族によって売られたのですから、〝少女の意志に反して〟という部分に、軍はまったく関与していません。ですから、「軍による〝狭義の強制性〟はなかった」ということが明白です。
そこで吉見氏などが持ち出したのが〝広義の強制性〟という考え方です。「慰安婦は軍の要請によって業者が集めたのであり、集められた慰安婦を戦地に輸送したのも軍だし、慰安所を衛生面で管理していたのも軍だ。だから、当時は『軍の意向である』ということが、無言の強制力を持った」と主張し始めたのです。無言の威圧=広義の強制性というわけです。
けれども、軍の意向で行われた公募に、慰安婦たちが応じたのが、本人の意志に反していたと主張するのは、かなり無理があります。多くの場合、慰安婦になったのは自主的なものでしたし、悪徳朝鮮人業者が無理やり少女を引っ張ってきた場合には、事が露見すると業者に厳しい処分がなされていました。日本政府は朝鮮人業者の横暴や人身売買を取り締まっていたのです。


【朝日の主張の変転②~「超広義の強制性」を経て、「強制性の有無は問題ではない」と結論】
さらに、〝広義の強制性〟を「戦時下の経済的窮乏によって朝鮮民衆が、娘を慰安婦に売らざるを得ない状態に追い詰められたこと」と考える河野洋平氏のような考え方も存在します。確かに少女の貧しい親にしてみれば、「貧困に苦しみ、泣く泣く娘を売ったのだ」と言いたいかもしれません。しかし、その状況に「軍による強制性」を認めるというのは、あまりにひどいこじつけと言うよりほかありません。
戦時でなくとも貧困を理由に身を売る羽目に陥る人は、はるか昔から現代に至るまで、世界中にいっぱいいるではありませんか。ドストエフスキーが著した『罪と罰』も、19世紀末のロシアでの貧困に苦しむ人々を描いた話です。ヒロインは飲んだくれの父親と病気の母親と幼い弟妹たちを抱え、食べるものもない家族のために身を売る売春婦です。
今でも、韓国や東南アジアやインドやアフリカで、いいえ、アメリカでもヨーロッパでも、世界中で貧困のために身売りする女性がいます。沖縄でも戦後しばらくは、人身売買が普通に横行していました。
わたしの知り合いでも、現在70歳ぐらいの人で、幼い頃、親の酒代のために、ウミンチュ(漁師)に売られて、首に縄を付けられて、舟から海に落とされ、貝や魚をとってくるよう強要された人たちがいます。サメに食べられた子もたくさんいたそうです。当時は〝糸満売り〟と言って、庶民の間で、子どもの売り買いはよく行われていたのです。別に「軍による強制性」とは何の関係もありませんでした。
この辺りの事情は、韓国でも同じでしょう。むしろ、韓国では現在も、大規模な女性の奴隷的人身売買の問題が、毎年のように事件になっているではありませんか。
ですから、史実としては認め難い『軍による強制性』を、無理やり連想させるという点で、明らかに不適切かつ理不尽な「河野談話」は、絶対に見直されるべきなのです。ちなみに、朝日新聞は今に至るもなお、このあり得ない〝広義の強制性〟の信奉者であり、「河野談話」の絶対擁護者です。しかし、その立ち位置は、近年ますます危ういものになりつつあります。
そして、最近、ますます窮地に陥った左翼学者たちが言い始めた新手の非難の仕方は、「強制性の有無など、本当は問題ではない」「軍が慰安所を作ったこと、それ自体が一番の問題なのだ」というものです。つまり、「軍による強制性」について争うのは、真実が一般の人たちにもばれてきた昨今は、どうも分が悪いのでもうやめにして、「軍による関与があった」ということだけに、慰安婦問題に関する非難・攻撃を集中することにしたのです。
その主張は「軍が慰安婦を業者に集めさせて、人身売買された女性(Sex Slave/性奴隷)も含む慰安所を設営するなんて、人権侵害も甚だしい」というものです。そして、「第二次世界大戦の期間に限れば、慰安所を設営した軍は、ナチスドイツと日本軍だけだ」と言うのです。言外に示唆されている印象操作は「旧日本軍の非道さは、ナチスに匹敵する」という事です。現在、朝日・毎日などの論陣は、このラインに沿っているものと思われます。
この主張の卑怯な点は、戦後GHQが日本政府に作らせた米兵用慰安所や、朝鮮戦争以後1990年代まで韓国政府が運営した米軍向け慰安所、ベトナム戦争で韓国軍が南ベトナムに作った慰安所など、日本以外の諸外国が作らせた慰安所については、完全に無視していることです。その点について指摘すると、今度は「韓国軍の上層部が旧日本軍出身だから、悪しき伝統が受け継がれたのだ」とか、「他国でもあるからと言って、自国の問題を見過ごすのか」という、まったく見当違いな反論が返ってきます。2014.9.27のテレビ朝日の「朝まで生テレビ」でも、朝日側の主張は、そうした屁理屈に終始していました。
また、「これほど多くの被害者からの訴えにさらされている国は日本の他にない」という主張もあります。しかし、1980年代以降、韓国はじめアジア諸国をまわって、もと慰安婦の人たちに訴え出るようにと、わざわざ焚きつけたのは日本の左翼運動家たちではありませんか。貧しい国々をまわって、「訴えたら金になる」と入れ知恵してまわったたのです。それ以前には、慰安婦の訴えなど一つもありませんでした。そして、もっとも数が多いはずの日本人慰安婦からの訴えなど、今に至るまで一つもありません。そもそも訴えるべき理由がないからです。先人を貶めるにもほどがあります。まったく罰当たりな話です。
最近、ようやく1990年代まで韓国内の米軍向け慰安所で働いていた韓国人女性たち100人が、売春を強制されたと韓国政府に訴えを起こしています。「境遇は同じなのに、どうして太平洋戦争戦争当時の慰安婦だけが重んじられるの?」という意識からです。けれども、この韓国軍慰安所の慰安婦たちは、韓国社会の中では、ほぼ完全に無視されています。むしろ、「なぜ自国の恥を海外にまで大声で広めるのか?」と非難の対象になっている向きもあります。
というのも、韓国人にとっては、慰安婦問題が実は人権問題ではなく、本音のところでは、ただの日本たたきの口実として捏造されたフィクションだからです。
日本としても、1990年代まで慰安所を設けて、慰安婦を性奴隷なみに扱ってきた韓国やアメリカに、太平洋戦争時の慰安所の人権問題についてああだこうだと言われたくはないものです。


【日本国内の議論と、韓国・国連での「朝鮮人慰安婦=20万人の性奴隷」説との乖離の問題】
問題なのは、日本でなされているこのような議論と、世界での日本非難の内容が、まるでレベルが違うことです。世界的には韓国のディスカウントジャパンのせいで、「日本軍は、韓国人少女20万人を強制連行し、慰安所に拉致監禁して、日本兵のための性奴隷とした」「日本政府の韓国統治は、ナチスのユダヤ人支配に匹敵するほど残虐非道なものであった」という認識になりかけているようです。そして、もちろん、多くの韓国人は、今では完全にそう信じこんでいます。
韓国人の思い込みは本当に徹底しています。「日帝時代(日本に韓国が併合されていた時代)は良かった」と言った95歳の老人が、たまたまそれを聞いていた38代の男に撲殺される(2013)ほどです。しかも、韓国の世論は、この殺人者を英雄視するものでした。ここまで洗脳されると、もはやカルト国家と言うしかありません。
しかし、そもそも、この〝朝鮮人慰安婦20万人の強制連行〟というあり得ない説についても、元はと言えば、朝日新聞が今回間違いを認めた「女子挺身隊と慰安婦との混同」に端を発しています。女子挺身隊というのは、工場労働への徴用であって、慰安婦の徴用ではありません。しかも、この挺身隊でさえ、韓国で20万人の徴用がなされたという事実はありません。
つまり〝20万〟という数字自体が、まったくのでっち上げなのです。この数字は、実は日本国内(内地)での女子挺身隊の総動員数です。しかも、日本本土で挺身隊の徴用が始まっても、朝鮮半島での徴用は、長く見送られていました。そして、いよいよ半島での国民徴用の辞令が下ったのは、1944年の秋(10月)のことで、しかも、その時でさえ、「女子を除く」とされていました。しかも、それから終戦までは、一年もありませんでした。
ですから、朝鮮人少女の挺身隊「強制動員」の事実はなかったのです。1944年3月から始まっていた実際の挺身隊〝公募〟数は4000名程で、しかも、そのうち内地に送られた人数は、極めて少数だったはずです。ですから本土への朝鮮人少女の強制連行など、たとえ挺身隊であっても、まずあり得ない話です。
さらに言えば、〝挺身隊〟と〝慰安婦〟の違いなんて、小学生でも歴史の得意な生徒なら知っている事実です。また韓国で、米兵用慰安婦を〝洋公主〟、韓国軍慰安部隊を〝挺身隊〟〝毛布部隊〟などと呼ぶようになるのは、朝鮮戦争以降のことです。ですから「当時は研究が進んでいなかった」という朝日の言い訳は、お笑い種にもなりません。これこそ、デマ・捏造と言っていいでしょう。
しかし、これほど明確な〝嘘〟であるにも関わらず、今では全世界に韓国が国をあげて建設を進めている「慰安婦少女の碑」に、〝朝鮮人性奴隷20万人〟〝強制連行〟という記述がはっきりと彫られているのです。さらに、朝鮮日報はじめ、すべての韓国紙が、『日本軍による朝鮮人少女慰安婦20万人の強制連行』を、史実と断定しています。韓国内で、少数の勇気ある誠実な現代史家たちが、『慰安婦の強制連行などない』と声を上げても、たちまち国を挙げて言論封殺されてしまいます。そのため、これを理由に、海外で日本人の子どもたちが虐められるなど、本当に酷いことになっているわけです。
朝日側の奇妙な点は、そうした海外のとんでもない誤認を、彼らが率先して助長してきたことについて、何一つ後悔も反省もしていないことです。それどころか、「自分たちは正しいことをしてきた」と今でも思い込んでいるのです。それは、日本の評判を地に落とすディスカウントジャパンに執念を燃やす韓国人たちが、自分たちは正しいことをしていると思い込んでいるのによく似ています。
つまり、「嘘をついてでも、記事を捏造してでも、あり得ない歴史を創造してでも、相手の評判を貶めることで、周囲からの非難を集中させて、結果として相手を屈服させることができる」「世の中、声の大きい方が勝つのだ」「そうして一度屈服させれば、後はいかようにでも相手を自由に矯正することが可能になる」という論理です。
このような一方的で身勝手な考え方を、彼らは何故するようになったのでしょうか。それは、人間の価値を、上下の優劣でしか見ようとしない、彼らの無意識の支配欲に原因があります。他者を支配したいという醜い欲求を、彼ら(韓国人や朝日新聞)は、自分を絶対的な正義・善の側と考えることで、さらには相手を絶対的な悪と信じ込むことによって、心の中で見事に正当化しています。それにしても、そのような勝手な思い込みが、どうしてできるのでしょうか。
この一方的な思い込みは、上から目線の歪んだ自尊心の頑なさと、真実を直視しきれない幼稚な自己中心性という土壌から生じます。そして、朝日新聞関係者においても、そうした大人になりきれない幼児性が見られるように思います。


【現時点の朝日の主張~「慰安所をつくったこと自体が、女性の性奴隷化」という論理の飛躍】
彼らは「自分たちは現代のガリレオだ」とでも信じているのか、「それでも、結局は、最終的には、我々は正しいのだ」「それでも慰安婦問題の本質は変わらない」と口にし、態度にもあらわします。
「慰安婦問題の本質は何かというと、慰安所を作るという行為を通して、日本軍が性奴隷の存在を看過・助長したということだ。その点において、日本軍の人権侵害は大いに責められるべきだ。」これが今現在の朝日側の論理です。まるで「日本が世界最大の人権侵害大国である」とでも言うように。
しかし、第二次世界大戦中、慰安所を作らず、民間慰安婦も存在しなかったソ連軍においては、占領地での強姦・虐待が横行しました。また、ベトナム戦争でも、当初、アメリカ軍・韓国軍は慰安婦を連れて来なかったため、現地のベトナム人女性への強姦・虐待・殺害が凄惨を極めました。そのため、慌てて慰安所を設置した経緯があります。つまり、慰安所を作るのは、そうした戦地での現地女性への暴行・虐待をできうる限り防ぐためだったのです。
しかし、そんな理屈は彼らには通じません。ともかく、あらゆる手段をもってしてでも〝日本軍〟を貶めたいのでしょう。「日本人は史上最低の民族だから、たとえ世界中の国が軍隊を持っても、日本だけは絶対に軍隊を持ってはならない。」これが日本の自衛権を極力小さく抑えたい朝日や韓国の主張です。
なぜなら、朝日や韓国にとっては、日本が戦争を起こさないようにすることが、絶対善だからです。当然のことですが、日本さえ軍隊を持たなければ、絶対に戦争は起きません。そして「戦争さえ起こらなければ、祖先の名誉・民族の名誉など、どうでもよい」と、朝日関係者は思っているのでしょう。
軍隊がなければ、確かに戦争は起きないでしょうが、その代わり、侵略されて無血占領されてしまったら、チベットやウイグルのように、相手に好きなように蹂躙され虐待される恐れもあります。一般に互角に戦う戦争よりも、何の力もなく一方的に蹂躙される侵略の方が、はるかに被害の規模が大きく悲惨なものになるものです。しかも、戦争は一時期の悲劇ですが、占領・支配は永遠の牢獄となる恐れがあります。
しかし、どれほど世界の現状を見てきても、曇りきった彼らの目には、世界の真実の姿が見えません。彼らの想像力は、日本が他国を侵略するという方向にはまざまざと鮮明に働くのに、日本が侵略されるという方向にはまったく働かないのです。
それにしても、朝日も韓国も、本当に〝日本が嫌い〟なようです。日本軍・政府が悪であればあるほど、現在のスタンスでの自らの存在意義が高まるからかもしれません。左翼や韓国人が自己否定に陥らないためには「日本は悪である」という大前提が必要ということです。さもなければ、彼らは今まで無視してきた、尊大で陰険で嫉妬深い等身大の真実の自分と向き合わなければならなくなります。日本が邪悪である方が、彼らにとっては都合がいいのです。
このあたりの精神構造については、シンシアリーさんの「韓国人による恥韓論」及び続編の「韓国人による沈韓論」に詳しく書かれています。韓国人の精神構造が、朝日の精神構造と似かよってくるのは、やはり「類は友を呼ぶ」ということなのでしょうか。
何れにしても、世の中全体を自己正当化の道具としか見ない幼児の集団には、残念ながら自浄作用などまったく期待できません。反日意識は自己肥大化し、反日妄想も膨らむ一方で、反日言動は年々エスカレートしていきます。
そんな朝日の関係者に贈りたい言葉があります。
「誰よりも権力が嫌いな貴方は、誰よりも権威主義的だった。」
「誰よりも権力を憎んだ貴方は、誰よりも偉そうだった。」
「誰よりも理不尽な不正を憎んだ貴方は、誰よりも理不尽で無責任だった。」
「誰よりも権力の横暴を憎んだ貴方は、誰よりも身勝手で横暴だった。」


【韓国の妄想を焚きつけた朝日の偏見~日本軍の慰安婦は性奴隷に違いないという幻想の起源】
しかし、わたしがこれを書くのも、ある意味では、朝日に対する〝期待〟なのかもしれません。何と言っても、朝日の主張は、1980年代までの日本では、世の中の主流と言えるものでした。多くの日本人が、当時は朝日的な考え方を〝正しい〟と思っていたのです。
当時の日本人の歴史観は、控えめに言っても非常に自虐的なものでした。それに、日本的な〝謝罪文化〟が、海外でも同様に通じるものと思い込んでいたのです。特に同じ東アジア圏である中国・韓国には当然通じるだろうという認識の甘さがあったのです。
諸国民の正義と公正に信頼して、日本側が周辺二国に謝罪するのは、愚か者の大失策・大失態だということに、全国民が気づくまでに、あとどのくらいかかるのでしょうか。
自分の目の前に立ち現れる他者の姿は、すべて自分の心を見せてくれる写し鏡です。同類の魂が引き合って、どこかで縁するのでしょうか。吉田清治という男が、朝日新聞の清田記者や植村記者とめぐり逢ったのも、そういうことだったのかもしれません。
ただ、この二人の記者の過ちは、捏造とまでは言えず、せいぜい過失・脚色と考えるのが妥当でしょう。彼らの感覚で言えば、「少々筆がすべった」という程度のことです。とかく朝日の記者は、重度の反日感覚に冒されているために、極端にバイアスがかかる傾向があるのです。
しかし、問題なのは、真実が明らかになった後も22年間、最初の記事が書かれてから考えれば32年間もの長きにわたって、記事の訂正がなされなかったことです。これは朝日新聞社全体の問題であり、記者の個人的な資質や過失の問題として片付けられることではありません。
また、この後に及んでも、朝日側が、自らの主導・煽動したジャパンディスカウントの惨憺たる成果(?)から目を背けて、ひたすら全社をあげて自己正当化に終始している現状があります。それが「慰安婦問題の本質は変わらない」という馬鹿げた主張にも現れています。ある意味、これこそが、もっとも〝救い難いこと〟〝罪深いこと〟と言えるのではないでしょうか。
国連やアメリカの人権派は、旧日本軍の慰安所・慰安婦は、1990年代までアメリカ軍が韓国で利用していた慰安所・慰安婦と、何の違いもないということをまるで認識していません。もちろん、慰安所を設営していた韓国においてもです。
ただ、朝鮮戦争当時においては、韓国軍が設営した慰安所や慰安部隊では、北朝鮮の女性や国内の共産党シンパとされた女性たちが拉致・監禁され、性奴隷(Sex Slave)と言っていい状態に置かれていた場合もあったようです。
なにしろ韓国軍が、済州島で島民8万人を凌辱・虐殺し、さらに保導連盟(共産党シンパ)の民間人20万人(~110万人)を虐殺していた時期ですから、もともと日本では考えられないほど男尊女卑の伝統が根強いこともあり、自国民慰安婦の性奴隷化という非道がまかり通るのも想像はつきます。
現在、韓国人女性の売春輸出と、韓国人男性の買春旅行が、各国で大きな問題になっていますが、韓国人男性の問題として各国で挙げられていることは、そのあまりの横柄さと傍若無人さです。韓国では「男は王様、女は奴隷」という感覚が一般的で、そのため、20代の韓国女性のアンケートでは「生まれ変わるなら、もう韓国人には生まれ変わりたくない」と答えた人が、50%近くにものぼったそうです。ただし、これは無作為抽出の一般女性の場合で、情報量の多いネットユーザーへのアンケートでは、67%の男女が韓国には生まれ変わりたくないと答えています。(中央日報2006.9.5)
さらに、韓国の国籍放棄者数は、10万人あたり1680人で、日本の20倍であり、先進国中では最も高いそうです。毎年2万人以上が、韓国を捨てて外国に移民しているのです。(京郷新聞)それだけ「韓国の国民でいたくない」と考える人(特に女性)が多いということです。
そして、慰安婦の性奴隷化についても、「自分たちもやったのだから、日本もやったに違いない」という身勝手な決めつけや思い込みが、韓国内に蔓延しているだろうということは容易に推測ができます。「日本を平伏せさせたい」という抗い難い国民的欲求を強く刺激することもあって、この強固な思い込みは、カルト信仰のレベルにまで凝り固まっています。朝日の報道が信じ込ませた、その偏見・妄想を払拭するのは、容易なことではないでしょう。
事ここに至って、朝日新聞に可能な唯一の贖罪の道は、「旧日本軍の公募した慰安婦は職業売春婦であり性奴隷ではなかった」と紙面を通じて明言し、世界に広まっている「日本軍設営の慰安所=Sex Slave施設」説を完全に否定することです。ともかく真実を語ること、それしかありません。


【朝日的文化感覚の極限にあるもの~「韓国軍慰安婦の性奴隷化」を生んだ格差意識の問題】
それから、「旧日本軍の慰安婦=性奴隷」説を主張する人々が必ず持ち出す『白馬事件(スマラン事件)』についてですが、「日本軍が占領地インドネシアでオランダ人慰安婦の一部(オランダ側主導の報復裁判でさえも、300人中65名)を強制連行したのだから、自国内である朝鮮半島でも行ったのだ」というのは、まったく論理の飛躍した話です。しかも、この時の首謀者たちは事件の発覚後に更迭され、慰安所も閉鎖されているのです。当時の軍の指令では、慰安婦の強制は禁じられていたからです。さらに、戦後は連合軍の裁判によって責任者は処刑されています。逆にいえば、こうした例外中の例外の非道行為を持ち出す以外に、「慰安婦=性奴隷」説を支える論拠が存在しないということでもあります。
もちろん、日中戦争において日本軍が占領地の中国民衆に対して、各地で残虐な行為を行ったことは事実です。太平洋戦争では東南アジア諸国でも婦女子への暴行がありました。しかし、当時は自国民である朝鮮の民衆に対しても、日本軍が同様の行為を行ったと言うのは、まったくあり得ないことです。
米軍が戦地ベトナムで無差別民間人虐殺・凌辱を行った(ソンミの虐殺など)からといって、基地のある自国の一部とも言える沖縄でも、同様の大規模な民間人虐殺・凌辱をやったでしょうか? 終戦直後の占領期を除けば、それはないでしょう。
それとまったく同じことで、「日本軍は敵国民である中国人やオランダ人にも性的残虐行為を行ったのだから、当時自国民であった朝鮮人に対しても残虐な性奴隷化を行ったのだ」という韓国側の主張は、とんでもないデマです。
通常であれば誰も信じない、このような明白なウソを、韓国人や左翼や朝日新聞関係者が簡単に信じることができるのは、一体なぜでしょう? それについて考える上で、まずは韓国人の場合について考察してみましょう。
まずおさえておきたいことは、朝鮮半島では終戦直後、半島に住んでいた日本人女性に対して、韓国人による凄惨な凌辱・虐殺が横行したことです。「これは日本の支配が圧政的で残虐であった反動だ」と考える人もいるでしょう。しかし、わたしはそうは思わないのです。
というのも、その後、韓国軍は、済州島では何の罪もない島民を8万人虐殺し、さらに国内の自国民を20万人も、女子供老人含めて問答無用で虐殺しているからです。理由は「たとえ自国民であっても共産主義者だから」です。さらに韓国軍は、ベトナム戦争ではベトナムの民間人を手当たり次第に凌辱・虐殺しています。しかも、その虐殺の規模の大きさは米軍の比ではありません。理由は「格下の東南アジア人だから」です。強烈な儒教的格差意識から、そのような暴挙ができてしまう韓国人のメンタリティーは、仏教的な命の平等感を文化の基調に持つ日本人には、まったく相入れない異質なものです。
常に「どちらが上か」という格差意識に支配され、下と認識した相手は人間扱いしない。それが韓国的文化意識の一つの顕著な特徴です。ですから終戦直後の韓国人にとっては、「指導者の地位から滑り落ちた、もはや格下の日本人は好きなように凌辱・虐殺してよし」だったのです。
ですから、日帝時代を知らない今の韓国人が、「併合当時の日本人は、〝格下の朝鮮人〟に対して、今の自分たちの感覚と同じように、非道に振る舞ったにちがいない」と考えるのは、ある意味、極めて自然なことです。そして、朝鮮戦争当時、自国政府による半島のアウシュビッツ化を経験した韓国人は、「戦前の日本もわれわれを同様に扱ったのだろう」と信じるのです。そこから「日帝時代の朝鮮半島は、ナチスによるユダヤ人支配に匹敵するもので、当時の朝鮮半島はアウシュビッツも同様だった」というとんでもない妄想が生まれるわけです。
また、そうした〝格下〟〝格上〟意識に支配された文化感覚は、日本の左翼文化・朝日関係者の心性を考える上でも、大いに示唆に富んでいます。彼ら朝日系文化人もまた、自分たちの思想・人間性は、この国の一般の人々より、ワンランク上だと考えています。もちろん、「戦前の軍国主義者の思想・人間性とは比べるべくもない」と信じています。だから、平気で先人を貶めることもできるし、どれほど的をついた批判をされても、心からの反省がないのです。「自分(朝日)の方が、思想的にも人格的にも、彼ら(批判側)より〝格上〟だ」と信じているからです。


【なぜ、朝日新聞の社長は謝罪しなかったのか~「謝罪したら負けだ」という価値観の蔓延】
今回の朝日の問題に関して、社長の謝罪がなかったということが、大きな問題点となりました。謝罪をしないということは、責任を認めないということです。どれほど重大な問題を引き起こしても、その責任を認めず、謝罪をしないというのは、朝日的精神文化の最大の特色です。人に心から「済まなかった」と頭を下げることができないのです。
これは、セウォル号の事件を通して見えてきた韓国社会の性質と酷似しています。誰も責任を取ろうとしない社会というのは恐ろしいものです。乗客を見捨てて真っ先に逃げた船長ですらも、言い訳ばかりで自分の責任を認めようとしないのです。
逆に責任を認めて謝罪をした側は、とことんまで責められ追い詰められるのが韓国社会だとも言われます。なにしろ自殺率世界一の国です。徹底して叩かれ踏み潰されるのです。だから、「身を守るためには、決して責任を認めてはならないし、謝罪もしてはならない」と感じるのでしょう。そして、そこから「身を守るためには、どんな個人的責任も負ってはならない」という風潮が、社会全体に蔓延していきます。
結局、韓国では、ほんの少しでも「自分も悪かった」「自分にも責任がある」的な言質を与えてしまったら、検察もマスコミも世間も「責任を認めた」「謝罪した」と鬼の首を取ったような騒ぎになり、相手側はますます威丈高に高圧的になるのです。あるいは、侮蔑の意味を込めた恩赦を与えるという意味で「許してやる」わけです。そのことで、相手には一生感謝しなければならなくなります。
ですから韓国では、謝罪という行為は、謝罪する側と受ける側とで、関係性の優劣を決定付け、上下関係を定める行為となっています。それこそ〝千年経っても、謝罪した側と謝罪を受けた側の上下関係は変わらない〟のです。そんな羽目に陥るのは、誰でもごめんこうむります。当然、誰も謝らないし、責任を認めません。逆に、誰もが、生き延びるために、何としてでも言い逃れ、責任を免れようと努力します。
また、残念ながら、こうした無責任文化は、ここ沖縄にもはびこっています。たとえば建設業に関してですが、わたしが驚くのは、どんなひどい施工ミスをして建物にダメージを与えても、沖縄の業者は上は社長から下は作業員まで、一人も謝罪しないのです。これが一社や二社の話ではなく、これまで出会ったすべての業者がそうでした。
内地の業者の場合は、まずは謝罪から始まるということがあります。謝罪から始まる文化と一切の謝罪を拒絶する文化、そのあまりの姿勢の違いに驚かされます。この「決して謝罪をしない」という精神性は、朝日新聞、韓国社会、沖縄社会に共通しています。
この三つの地域の共通点は、謝罪をしない態度と無責任文化と反日姿勢です。これらは、どこかで繋がっているようです。謝罪をした側が、200%の責任を取らされ、永遠に支配を受けるという価値観を持つ人々の住む国に、日本は何度も謝罪を繰り返してきました。そして、その度に、反日の度合いがグレードアップしてきました。ですから、わたしたちが、韓国との近隣関係を正常化させるために大切なことは、多くの識者が繰り返しおっしゃっていることではありますが、韓国人に対して、これ以上、絶対に謝罪してはいけないということです。
結局のところ、自らは謝罪を拒否し、相手には謝罪を繰り返し要求する精神は、他者を支配しようとする文化的土壌から生まれたように、わたしには思えるのです。そして、この土壌は、沖縄にも朝日関係者にも、韓国ほど酷くはなくとも、やはり見られるのです。
沖縄は沖縄戦の歴史と基地問題を武器にして、日本政府を支配したいのだし、韓国は併合の歴史と慰安婦問題を武器にして、国の上下関係において日本という国を支配したいのでしょう。そして、朝日新聞関係者の場合は、軍国主義の歴史と平和主義を武器にして、マスコミとして言論形成を通して、思想的に日本社会を支配したいのだと思うのです。このような彼らの態度は、控えめに言っても、非常に強い思考呪縛、ある種の思想的〝カルト〟性を感じさせます。


【なぜ朝日は嫌われるのか?~「すべての責任は相手側にある」という思考呪縛への嫌悪感】
韓国はこれまで、親中反日路線を突き進み、日本の集団的自衛権に反対し、慰安婦問題に関する妄想を世界に広め、日本に「謝罪させる」ことを最大の外交目標としてきました。しかし、こうした政策は、次第に韓国の国際的孤立を招くようになり、産経新聞の支社長を起訴したことで、国際社会の韓国への〝違和感〟は、〝非難〟のレベルまで高まろうとしています。ところが、韓国人の多くは、「我々がこのような苦境に陥ったのは、日本が謝罪しないせいだ」と考えます。
朝日新聞はこれまで、吉田証言で韓国を焚きつけ、謝罪しない日本側を非難し、日本をバッシングする韓国側の代弁者となってきました。しかし、こうした朝日の姿勢に、次第に日本国民は〝違和感〟を覚えるようになり、やがてこの違和感は〝非難〟のレベルまで高まってきました。しかし、朝日新聞の姿勢は「我々は間違っていない」というものでした。こうした朝日の〝通じない〟態度に、国民のフラストレーションは臨界点に達しようとしています。
それでも朝日は、「植村記者への国民の抗議こそが問題だ」と主張します。たとえ一部で度を越した脅迫があったとしても、それを言論の封殺だと叫ぶ暇があったら、「なぜ自らの言論が、これほどの国民の拒絶反応を引き起こすのだろうか?」と、真剣に悩んで欲しいと思います。
けれども、韓国の典型的な反日姿勢と同様に、朝日新聞もまた、「問題は自分たちではなく、相手側(国民の側)にあるのだ」と考えるのです。それは社長の社内向けメールの言動などに、はっきり現れています。『理不尽な圧力に絶対負けないで!とことん応援します!という激励を、数多く頂いています。我々は、反朝日キャンペーンを繰り広げる勢力に、断じて屈するわけにはいきません。』
こうした態度は、韓国では通じるでしょうが、日本国内では到底通用しないでしょう。ただし、日本にも共産党志位委員長のように、まったく自己反省のできない左翼勢力がいることも事実です。10月16日、志位委員長は、朝鮮日報を通じて、『慰安婦問題に関して、韓国の主張を全面的に受け入れられない日本人は、慰安婦の強制性と性奴隷性を否定する歴史捏造勢力だ』『慰安婦が性奴隷だったことは明白』『(韓国様の言い分を無視し)歴史を捏造しようとする勢力に未来はない』と断定し、改めて韓国の人々に謝罪しました。
3.11東日本大震災の時、国中に歓喜と祝福の大合唱が満ち溢れ、震災直後に「震災をお祝いします」「天罰だ!」と多くの人々が日本に向かって言い放った国に対して、なぜ心からの謝罪をする気になれるのか、ある意味、本当にスゴイ人です。反日妄想・慰安婦妄想も、ここまで執念深く、根深い強固なものになると、この先もどんなことをしでかしてくれるのか、はなはだ見ものではあります。
今回のサンケイの件でも、「元記事を書いた朝鮮日報は許されるが、日本の極右メディアであるサンケイが、パク大統領の空白の7時間について、あれこれ韓国内の噂を日本に伝えるのは許されない!」と、韓国全体(朝鮮日報含めて)が叫んでいます。この韓国のダブルスタンダードな反日主張に関して、朝日新聞や志位委員長は、口では「韓国の言論統制を批判する」と言いながら、本気で韓国の言論のあり方を問題視する姿勢は皆無です。韓国の言論弾圧が、極めて差別的であること、さらに、その日本差別に関して、自らが強力なマッチポンプ役になっていることについては、完全に看過しています。本当に卑怯です。