これからの中国は、特に2012年以降、日本にとって非常に怖い国になる。おそらくは戦後、最も怖い中国が姿をあらわそうとしている。
もともと中国の政治には二つの顔がある。一つは、周恩来・鄧小平以来の人間的な表情を持ち、深い叡智をたたえた、老獪だが信頼するに足る良き政治の顔だ。そしてもう一方は、毛沢東・江沢民といった、目的のためなら手段を選ばぬのみならずいかなる犠牲をも厭わない、非人間的で冷酷この上ない表情を持った傲慢極まりない権力の権化の顔だ。
前者の政治は、中国国内はもとより海外にも大変良い影響を及ぼした。周恩来の善隣外交や、鄧小平の改革開放路線のように。
一方で後者の政治は、中国国民を過酷な状況に叩き落としたのみならず、海外にも大きな脅威を与えた。毛沢東の文化大革命や江沢民の反日教育のように。
そして、現在の胡錦濤主席・温家宝首相はと言うと、明らかに江沢民路線を脱却して周恩来・鄧小平路線への復帰を目指し、日本に対しては善隣外交、国内では道徳教育の復興を試みてきた。
しかしその間にも、江沢民路線への復帰を望む、軍や共産党古参幹部二世の派閥は、習近平をリーダーとして反胡錦濤色を強めてきた。
習近平は、小沢一郎を利用して天皇陛下との会談を無理やり実現させたり、昨年の反日デモを陰で画策したりと、現政権の足を引っ張りながら、次期国家主席としての地位を着実に固めてきた。
今年の春、4月には、天安門広場の巨大な孔子像が、一夜にして突如姿を消した。その素早さは、党中央の意向であることをうかがわせる。が、これまでずっと孔子崇拝を訴えてきた胡錦濤が、急に心変わりしたとは考えにくい。むしろそこには現胡錦濤政権の政策を、真っ向からくつがえそうという、次期国家主席習近平の意志と刃(やいば)が伺える。習はもともと、かつて孔子批判を行い、儒教道徳をないがしろにした毛沢東の信奉者だからだ。
GDPで日本を抜き、太平洋の制海権を狙って動きはじめている今の中国は怖い。日本の土地を買いまくり、アフリカの資源を買い叩く今の中国は怖い。
しかし、何よりも怖いのは、習近平が国家主席になってからの、これからの中国だ。
もともと中国の政治には二つの顔がある。一つは、周恩来・鄧小平以来の人間的な表情を持ち、深い叡智をたたえた、老獪だが信頼するに足る良き政治の顔だ。そしてもう一方は、毛沢東・江沢民といった、目的のためなら手段を選ばぬのみならずいかなる犠牲をも厭わない、非人間的で冷酷この上ない表情を持った傲慢極まりない権力の権化の顔だ。
前者の政治は、中国国内はもとより海外にも大変良い影響を及ぼした。周恩来の善隣外交や、鄧小平の改革開放路線のように。
一方で後者の政治は、中国国民を過酷な状況に叩き落としたのみならず、海外にも大きな脅威を与えた。毛沢東の文化大革命や江沢民の反日教育のように。
そして、現在の胡錦濤主席・温家宝首相はと言うと、明らかに江沢民路線を脱却して周恩来・鄧小平路線への復帰を目指し、日本に対しては善隣外交、国内では道徳教育の復興を試みてきた。
しかしその間にも、江沢民路線への復帰を望む、軍や共産党古参幹部二世の派閥は、習近平をリーダーとして反胡錦濤色を強めてきた。
習近平は、小沢一郎を利用して天皇陛下との会談を無理やり実現させたり、昨年の反日デモを陰で画策したりと、現政権の足を引っ張りながら、次期国家主席としての地位を着実に固めてきた。
今年の春、4月には、天安門広場の巨大な孔子像が、一夜にして突如姿を消した。その素早さは、党中央の意向であることをうかがわせる。が、これまでずっと孔子崇拝を訴えてきた胡錦濤が、急に心変わりしたとは考えにくい。むしろそこには現胡錦濤政権の政策を、真っ向からくつがえそうという、次期国家主席習近平の意志と刃(やいば)が伺える。習はもともと、かつて孔子批判を行い、儒教道徳をないがしろにした毛沢東の信奉者だからだ。
GDPで日本を抜き、太平洋の制海権を狙って動きはじめている今の中国は怖い。日本の土地を買いまくり、アフリカの資源を買い叩く今の中国は怖い。
しかし、何よりも怖いのは、習近平が国家主席になってからの、これからの中国だ。