先日冷えについて書き、また明石家さんまさんの『「ホンマでっか!?」で 肩凝り・冷え性・乾燥肌18の解消法』を見たばかりであったが、ついに来てしまった冷えによる偏頭痛。
ここ十数年、年に数回起こるのだ。朝起きた直後はなんでもないのだが、10時、11時くらいから首筋、目の奥が痛み、目が開けられなくなる。大抵は午後には落ち着くのだが、耐えられない時だけ薬を飲む。
ベッドから出て、温かった体が、室温低めの部屋で徐々に血管が収縮して血流が悪くなり、その寒暖差で三叉神経が刺激され偏頭痛や眼痛を引き起こすようだ。今回は吐き気も伴った。
さくらんぼの種で作ったクッションをレンチンし、首元と目の周りを温めた。痛みが和らいでいく感覚を感じる。
そしてホカロンを腰と胃、肩甲骨の間と両肩にはり、テープのない小さなカイロはスカーフにくるみ、首に巻いた。どんだけ!
出かけなくてはならなかったので、手の甲の親指と人差し指の骨が合流する少し手前のくぼみにある「合谷」ごうこくと呼ばれる、頭痛や肩こり、また緊張を緩和するツボをぐいぐい押しながら歩いた。
このツボは万能のツボと呼ばれ、何にでも効くので、若い頃から良く押している。ひどいとそこがあざになっている時さえある。笑 ここを押すと胃が動き出すので、来たな!(体が詰まって来た)と思った時、ゆっくり呼吸と共に押すとゲップが出始め、体が楽になっていくのだ。
しばらくして、嘘のように偏頭痛と吐き気が消えた。
普段、シャワーの生活なので、湯船に浸かりたいのはやまやまだが、家の給湯はガスではなく、電気の給湯機なので、湯船にお湯をためる前に、タンクが空になってしまい、またお湯もすぐに冷めてしまうのだ。鍋にお湯を沸かして入れるにも、量がおいつかない。
お湯が出る分だけバスタブにお湯をため、頂き物の入浴剤をいれてみた。しかし、入ってみると、腰湯にさえならない。よく友人と「土左衛門風呂」と言っては、笑ったのだが、寝転んで背中だけ温めようとしたが、そうすると足が寒くなり、今度は起き上がり、足を温める…これを繰り返していたら、お湯がぬるくなってきてしまった。
慌てて、熱いシャワーを出そうとしたら、もうほとんど水に近く、これじゃ風邪ひくわ!と思い、すぐに出た。
朝も、起きたらすぐに足湯。とにかく寒冷刺激を避けることが基本。また湿気があると悪化しやすい。以前ミラノ在住のロシア人がミラノはロシアより寒いと言っていたのを記憶している。やはり湿気が骨に沁みるのだ。
ところで、何年も前からホームドクターから薦められていた、頸動脈エコーを来週することになっている。これで動脈硬化の有無や進行度、血管の狭窄度、プラーク(コレステロールなどの脂肪沈着)の状態などがわかるのだそうだ。
この時期、60歳前後で心筋梗塞や脳梗塞で倒れた友人、知人が多い。やはり、心筋梗塞や脳梗塞などの発症リスクを評価し、早期に適切な対策を取ることも必要であろう。
痛みが過ぎてしまうと、その痛みでさえ忘れがちだが、キーンと痛くなるとやはりいろんな不安が頭をめぐるもの。
いやいや、いろんな事を考える年齢になったものだなあ。
今日の一句
隠れ冷え 自覚はなくても 温活を!



