朝活 ~ その3 アラブ人ショップ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

 

毎日3人の猛獣の幼児たちを相手にし、心身共にへとへとであり、土曜日は目覚ましをかけずに寝ていたが、8時過ぎに友人からメッセージが入った。

 

9時45分あたりに朝バールしないか?ということであった。お互い夏のお土産やら、製作中のバッグに利用できる生地をくれるというので、9時45分ならまだ時間があるか…。9時半に出れば間に合うな…と思いシャワーを浴びたり準備をしていたら、9時25分に「どんな感じ?」と連絡が来た。えええ…まだ家なんだけど。

 

では我が家の近所に来てくれるということになった。

 

その後、私はメルカートに出かける予定だったので、送ってくれるということになったが、近所にアラブショップがあるから寄ってみる?と声をかけてみた。

 

もともとアラブ人ショップには、たまたま入りパンが安くて通い始めた。パニーノに使えるようなミニバゲットみたいなものもあるが、クレープのような薄いパン。それよりは多少あつく、いわゆるピアディ―二に使うようなパンやら、ピタパンなどなど。

 

どれも一袋に数枚入って60セントとか80セント。もうイタリアのスーパーで買うのがバカバカしくなってしまうような値段だ。しかも、添加物や変なものが混ざっていないので、置いておけばすぐにカビが生えてくる。

 

友人にはこの夏、クスクス料理を紹介し、またケフィをお裾分けし、それに合う濃厚なジュースがアラブ人ショップにあり、しかも安いと教えると、マンゴージュースでゼリーを作ったとのこと。

 

ちなみに1.5リットルのジュースは一般のスーパーでは1.5ユーロ以内で買えることはほとんどない。2ユーロ超えることも多いし、まずおいしいものが少ない。しかし、アラブ人ショップでは1ユーロ。どれも味が良く、お気に入りはグアバやアップル、ザクロジュース。

 

最近、経営者が変わったのか?店主が変わったのか?キャッシャーにいる人が変わり、なぜかそのおじちゃんが非常に親切で、行く度に「WELCOME JAPAN!」といって、ブリックパックのミニジュースや瓶のジュースをおまけに入れてくれることが数回あった。しかもおいしい!でも、ウエルカムジャパンってようこそ、日本!でしょうが…爆

 

一度彼がいない時にジュースを3本買ったら、一本1.5ユーロに計算されていたことがあり、油断も隙も無いのだが…苦笑

 

今回友人は数種類のパンやら、横で私が勧めるままクスクス、ジュースをかごに。あっこれ…といって指差したのが、タヒ二。

 

タヒニは生ゴマをすりつぶしてペースト状にしたもので、栄養価が高く美容にも効果的。私は料理によくゴマを使うが、そのまま食べるよりもすりつぶして摂取したほうが吸収率は高いそうだ。そのタヒニ、一本2.5ユーロであったが、失敗したらどうしよう…数種類置かれていたが、端の方に小さいボトルを発見!早速彼女も私もかごへ…

 

また、今回友人にグーラッシュの素を上げたので、牛肉も買ってみようかな?と肉コーナーでオーダーしていたので、私も真似っこをして、そこでひき肉を買ってみた。1キロ7.9ユーロ。

 

ところでイスラム教では、ハラールという言葉をよく聞くが、イスラーム法において合法なものの事をハラールといい、非合法なもののことをハラームという。それらは、ムスリムの生活全般を含んでおり、現世と来世における幸福へ導く玄関口であり、不幸へ迷い込む岐路でもあるという。食べ物や飲み物についてだけではなく、一般の生活にもいえるそうだが、豚肉を食さないのはよく知られている話。

 

話は基、香辛料の種類の多さ、そして安さがまたまた嬉しい。

 

タヒニでどんなドレッシングや料理ができるか研究してみようっと…。