ATM 値上げ 〜 その5 2023年版 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

今朝仕事に行く途中、ミラノの地下鉄のM5からM1へ乗り換える通路でいきなり、乗車チケットのコントロールに遭った。

 

通路をふさぐように4,5人立っていただろうか?朝から?と思ったが、改札口でもやはりコントロールされていた。

 

 
考えてみれば、今週月曜日9日からATM(ミラノ交通)は値上げをしていた。

 

ミラノ市内であると、90分有効で2ユーロが2.2ユーロに。10回分の回数券(Carnet)は18ユーロから19.5ユーロに。一日券が7ユーロから7.6ユーロ。3日有効券が12ユーロから13ユーロへ。しかし、定期券のみ変更なし。26歳までの学生は一か月22ユーロ。それ以上の大人は39ユーロだ。
高い!と思っていたが、ヨーロッパの中では安い方だとミラノ市長が言っているという話だが、先週ローマへ旅行した際、ローマのATAC(ローマ交通)は100分有効が1.5ユーロであった。ちなみに10回分の回数券が15ユーロ。一日(24時間)券が7ユーロ。2日(48時間)券が12.5ユーロ。またローマならでは、観光とコラボしたチケットも販売されている。
しかし、同じイタリアでこれだけ違うとは!
 
車券値上がりに関し、イタリア中道右派と中道左派の間の激しい政治闘争があったというが、経済状況も関連し料金調整を見合わせてきたというが、やはり、国家交通基金の配分を見直すことは絶対に必要であり、路線の改善に投資し続ける人々を支援しないのはどういうことか?という問題もあったという。もちろん、それは理解できる。
 
ちなみに調査では、毎日乗客の平均12%が無賃乗車だという。これは、コロナ禍より9%増加しているのだという。
 
偏見ではないが、某国系の乗客は大抵は地下鉄の出入り口を飛びぬけたり、柵を開けて出入りしたりしているのをよく見かける。ジンガリ(ジプシー)などもそうであろう。こちらはまじめに支払っているのだし、特に公共機関で悪さをしたり、人に迷惑をかけるような人たちは徹底的にチェックし、罰して欲しいと思うのは私だけだろうか?とはいえ、ATM職員に暴力を振ることも多いようで、それはそれで問題のようだ。
 
ところで、興味本位で2023年度の初ショペロを調べたら、1月13日金曜日とあった。
 
えっ明日??? けれど、ミラノ郊外のLegnano と Rho を結ぶ電車が4時間止まるということだが、何時からと詳細はネットにも書かれておらず。
 
とはいえ、値上がった分、ショペロ(ストライキ)は勘弁して~!!