フィエラ日記 2019 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

 

ミラノの物産展(Artigiano in Fiera)が始まり数日。とにかく毎日すごい人だ。

 

私のシフトは午後2時から閉館の10時半まで。しかし10時半になったからといってさっさと帰れるわけではない。諸々の片付けがあり、それが終われば毎晩11時過ぎ。帰宅すれば12時を回ってしまうこともしばしば。まだ私なんぞ家が近いからいいものの、電車で1時間かけて通っている人もかなりいるし、車で30分という人もいる。

 

仕事は若い人に囲まれ、いい人ばかりでとても楽しいが、なにせ立ち仕事。毎晩足がパンパンになってしまう。また、家を開けることで家事のしわ寄せ...結局、家を出るのがゆっくりでもそちらに手がかかってしまい、結局フルタイム+残業をしているような感覚。

 

とはいえ、とにかく面白いのは人間観察。

 

ミラノの祝日、12月7日(ミラノの守護聖人である「聖アンブロージョの祝日」)とカトリックの祝日8日(「無原罪の御宿りの祝日」)がアンブロジアーノ休暇と呼ばれ、年によっては、その前後の週末と合わせて長くなったりし、この十日前後の見本市は、カレンダーによって人の出入りが変わる。

 

ちなみに今年はカレンダー通りの9日間の見本市。週末はもちろんどっと人が来たが、平日は意外に人の波が読めない。午前中にどっと来たり、夜から食事にやってくる人もいる。10時半までとはいえ、周りのブースは意外に10時前後からさっさと片付けてしまう。けれど、私のいるブースには酒バーがあり、またねぶた祭りの大灯篭があるので、この前で画像を撮る人が最後の最後までいるので、閉めるに閉められない。

 

 これはなんなの?どういうストーリーがあるの?と聞いてくる人は、意外に少ない。だからと言って、全く関係ない漢字の意味を聞いてくるお客さんもいる。自分のTシャツやら商品の暖簾にある歌麿の絵の説明やら漢字の読み方などなど...何事も勉強だと思う。

 

画像の前での撮影はカップル、家族、友人同士もいれば、意外に一人で自撮りしている人も多い。一緒に撮ってもいいか?と言われ、ただ横に並んだら、人の頭に顔を寄せてくる男性?!(キモー!!)(ちなみにバイトのイタリア人の女の子が、ぼそって”変態”と日本語で言ったのには笑えた!)いきなり抱きしめてくる女性! 驚きの毎日だ。

 

夕方の30分の休憩は、お弁当を食べ、毎日ヨーロッパ館に行っては、一口サイズのサングリアで喉を潤す!爆

 

 

まだまだ続く楽しい人間観察... (続く。多分...)