イタリアのプロバイダー関係は本が書けるほどいろいろ経験している。
今回、いきなりインターネットが使えなくなった。モデムには赤いランプが...モデムの故障?それともモジュラージャック(その名前さえ知らなかった!)の問題なのか、全く理解できず。
だいたいADSLと光ファイバーの違いさえよくわからないのに、壁から出ているのは何?といったレベル。次男がバランスボールに乗ってフラフラしながら、PCをするので、特にゲームで興奮してくると、足元をバタバタさせたりしてそこらへんのものに当たるのではないか?
また、毎日掃除をしていても、なぜかPCのある机の下だけが埃だらけ。なぜ???と思っていたら家にいても靴下を履き、スリッパを履かないので、結局家中のゴミやら埃を雑巾のようにこすり回し、PCをしながら足をばたつかせるから、そこに全て埃が落ちるのだろうと後になってわかった。
そんなわけで、いつしかそのモジュラージャックが壁から落ち、コードを蹴ったのだろうと確信。
よーく見ると、壁から出ている線から髪の毛よりも細い緑色とオレンジ色のコードが枝毛のように分かれているが、その先がどこにも繋がれておらず。これが切れたか...これって光ファイバー回線???
けれどプロバイダーに問い合わせをしたくても、イタリア語での呼称もわからず少なくとも、それがわからなくては、話にならず。携帯のモバイルで朝方3時まで検索してみたが、眠気に勝てず。
翌朝、調べ直しなんとなくわかってきた。
しかし、プロバイダーのフリーダイヤルに電話したところで、30分や1時間待ちは当たり前。固定電話からだと無料だが、携帯電話からだとお金がかかる。いやだわ〜。どんだけかかるの〜。
...と思っていたら、一発でかかってしまったではないか!ノートにあらかじめメモを書いておいたので、それを読み上げると、「うわっ!そりゃ大変」「困りましたね〜」とオペレーターが共感してくれる。話している途中に、???とこちらのイタリア語が理解できない、みたいな態度をされると、こちらも話す気が無くなってしまうことは度々あったが、そういうこともなく、「すぐになんとかしましょう。専門技師を探します」と言ってくれた。
それでも巷はすでに夏休み。明日から海。一度帰宅してから1日あけて帰国。こちらの都合に合わせてきてくれるだろうか?間に合わなければ夫に託したいが、夫が了承してくれるとは思えず...9月だろうなあ。でもダメ元で...と思っていたら、「今日の12時から13時くらいの間にお伺いさせます。」というではないの!!
うっそ〜。こちらを喜ばせておいて、やっぱりいけない!と言われるのが見え見え。期待しておくのはやめよう。とりあえず友人と約束があったので出かけた。
すると友人と会っている間に見知らぬ番号から電話。業者か?と思ったら、案の定そうだった。「今、お宅の近くにいるのですが、伺っても良いでしょうか?」という。まだ10時やーん。30分以内に帰ります、といって友人との朝バールから退散。
すぐにやってきた。壁の状態を見て、うわっ!とリアクション。車に道具を取りに行ってきます、と一度家を出て行った。ここで、機材がなかったとか言って、今日できないのでは?なぜかネガティブ発想な私。待つこと10数分。結局モジュラージャックなど全て新しいものに取り付けられた。既に蓋を閉めている。「ネットにつないでみてください」と言われ、ネットで友達にメッセージを送ったらすぐに返事がきた!!やった〜!!家にも電話をしてみたら、繋がっている。
ちなみに、出張料及びモジュラージャック交換云々、全て無料。書類にサインをして終了。
(PC周辺のコードやケーブルの配線整理すっきりさせたーい!)
それにしても、奇跡だ〜!!爆
技術者が帰って行った後、すぐにFastwebからメール受信。彼の仕事の評価をお願いします、ということだった。そりゃあ100点満点!!
その後、家を出たり入った入りする用事があり、一度帰宅すると、まだもやモデムに赤いランプが付いており、インターネットがつながっていない!えっなんで〜?! すぐに出かける予定があり、様子を見ている暇さえなし。自転車で家を出ると、近所中アラームがなっているではないか?玄関の電気は付いていたが、もしや地域の電話がダウン?
外出中帰省した長女から電話が入った。玄関を鳴らしても誰も出てこないけど、誰もいないの?という。そんなことないけど...結局停電だったようだ。
インターネットは元どおりになった。良かった〜。
帰国までにオーダーしなければならないものがいくつかあり、TVや電子ジャーなんぞなくても生活はできるが、ネットがないと生活できないなんて、情報過多だし、五感が鈍るばかりだよな...とほほ。
とはいえ、あっぱれFastweb!!これで、もっと値下がったらいうことないのだけれど。