夢(自分)ノートのすすめ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

今日、面白い記事をネットで読んだ。

 

オリンピックのフィギュアスケートで二連覇した羽生選手をはじめ、サッカーの本田選手などなど道を究めた人は「夢(自分)ノート」を子供の頃から書き綴っているという。

http://toyokeizai.net/articles/-/212804

 

記事にもあるように、書くことは考えること。頭の中で混沌としていることを整理できる。

 

過去に何度も書いているが、私は子供の頃からメモ魔で日記、読書感想文ノートをはじめ、思いついたことは、手帳や手帳がないとレシートの裏や何かしら紙片を見つけては、書き込む癖がある。今でも、あちこちに書き込むので絶対どこかに書いてあるはず!という確信があっても、どこに書いたか思い出せず宝探しのようにあちこち探し回っていることも多い。爆

 

また全く関係ないのだが(爆)苦手な相手からの電話中、手持ち無沙汰で相手の言葉を全てメモしていて、後で読み返したら、それって言葉の暴力?なんで私はそこで反論しなかったんだ?ということもあった。もちろん破り捨てたし、その後何を言われても同じ土俵に立ちたくないので、常に知らぬ顔を押し通しているが....苦笑。

 

目標、決意、モチベーション。ドラマのセリフから読んだ本や新聞雑誌の好きなフレーズ、気になる意見にレシピ。それを元にブログにする。子供の頃からお小遣い帳もつけていて家計簿もつけていたが、その辺はそこそこに自分でうまくやりくりできるとたかをくくっているので、辞めた。

 

学生時代の作文·ノート、来伊してからの25年間の手帳、20年来の聖書研究ノート、子育て日記(出産前から1年-3年x3人分、12年来のブログ...読み直すことで初心に戻れたり、新たな気付きがある。またネットで調べ物をしていると、自分のブログにヒットし大笑いすることもある。

 

ところで、我が家が所属する空手のイタリア本部は師範が非常に面白い経歴の持ち主の方なので、常に物を考えているようで(実際は知らない!)、2008年のミラノ道場を開いてからのニューズレターが非常に興味深いのだ。

 

この空手教室では、単に空手の技を習得するだけではなく、精神面も同時に強化することを目的としているが、この高度情報化社会のめまぐるしい世の中でいかに的確な判断をその都度、その都度下していくか?空手の練習を行うことにより、瞬時の判断、つまり直観力は鍛えられるが、明確かつ正確な判断基準、つまり「常識」というフィルターが必要になるのだが、その「常識」力そして柔軟性、創造/想像力のアップのためのセルフ•コーチングとして師範のメッセージは非常に面白い。(が、残念ながらどこまで門下生や父兄が感じているかは別の話...)

 

単に形や組手などの技だけ教える道場ならば「道」のつかない空手でしかないが、月心会は「心の空手道」と謳っているいるように、「心」の空手道を学ぶ道場。イタリア本部は18歳まで昇級のたびにテーマの課題があるのだ。(私は是非やりたいが、それを言ってしまったら他の大人から100%ブーイングが出るだろう!爆)そして、まだ色帯だからのうのうと言えるのかもしれないが、指導者はやはり「高い理想」、「高い意志」、「高い意識」が求められるはず。そういう意味では、非常に多くのことを学ばせていただいている。しかも私は、子供のお月謝分だけで自分の分は支払ってないし、申し訳ないくらいだ。爆

 

...といつものごとく、話が思い切り逸れてしまったが、思いつくことは何でも書いてみる。課題と反省。それは大事。

 

本田圭佑プロデュース「夢ノート」於2014年在ミラノ日本人学校

https://www.youtube.com/watch?time_continue=158&v=-sT2rNeYelA

 

本田選手は98年より100冊以上にわたる夢ノートがあると言う。

初めは3食に何を食べたという程度のものだったが、徐々にサッカーの技術を書いた。細かい練習メニューとその反省点を書き、成長につなげた。今でも毎日、欠かさない。

出典 日刊スポーツ2010年5月22日号

 

思い立ったら、吉日。自分の道を究めてみよう。