ドウモ広場 ~ 椰子の木出現 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 
ミラノのドウモ広場に突如として椰子の木が出現し、反発を招いている。

この植樹プロジェクトは、第一弾として高さ5メートルもある椰子の木が42本植えられたのだが、今後はバナナの木も植える予定だと言う。ミラノ南国化計画?!

しかも、そのプロジェクトの後援が今年の秋、ついにミラノにオープンするStarbucksだから、余計に反発を覚えている人も多いようだ。今まで何度もStarbucksがオープンするという話はあったが、イタリアのバール協会がかなり反発していたという話。バールは、小銭ではあるが、一番収入のある仕事だと言われている。それが外国勢が入ってきてしまっては、今後の経営もたまったもんじゃない!と言うことで、一斉に反対しているようだ。

また、TwitterやInstagramを見ると、この話題がもちっきりで賛成、反対と分かれているようだ。

反移民、反EUを掲げる政党「レガ•ノルド(北部同盟)」のサルビー二書記長は「ドウモ広場に椰子の木とバナナ!あとはラクダと猿を連れて来れば、イタリアの中にアフリカが完成する!」と、痛烈な皮肉を言っている。
 


しかし、ミラノ市長である中道左派のジュセッペ•サーラ市長も100%納得していないようで、「現時点、一人の市民として」の意見、判断は差し控えるとし、「基本的には嫌いではないが、歴史的な建造物がある」と濁している。

少なくとも、4月に始まる聖週間の初日である「枝の主日」はオリーブの枝ではなく、ドウモ限定で、「椰子の枝」というのも、悪くはないかもしれない。苦笑
 
ちなみに、イタリアの中世後期を代表する画家·Giottoが描く、「エルサレム入城」では、ナツメヤシが描かれている。