ディスカバリー・ドバイ 〜その④ | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

17日の早朝日本を発ち、5時間時差のあるドバイに朝の5時45分に到着。朝の7時にガイドさんと合流しフルに動いた三日間。最終日はデザートサファリなる砂漠ツアーに参加した。とにかく日中は暑いのでツアーは夕方から。それまで海とプールで癒される。

ホテルから車で約45分位移動するといきなり砂漠地帯に突入する。砂は非常に細かくサラサラとしていながら、暑いので柔らかい。思ったよりもオレンジ色をしているのは、鉄分が多いからだそうだ。ツアーは四駆の安定した、それでいて馬力のある車だ。砂漠に入るとタイヤの空気を抜く。そうすることでタイヤの面積が広がり車体が安定するのだという。
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ツアーは2、3台の車がつるんで走り出す。斜面上はさすがに怖い。ガイドが「ヒューっ!!」と大声を毎回出すので、その度に内臓が縮みそうだった。何度両目を固く閉じてしまっただろうか。隣で長女は「楽し〜!」と叫んでいるのに。苦笑 途中で砂漠上で休憩が入ったが私は背中や腰が汗でじっとりとし、首や肩が思い切り凝っていた。
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思わず裸足になり斜面を座って滑り出す次男。砂丘で空手の型で記念撮影。笑

一度一般道に入り、レース用のラクダの牧場見学。柵の手前にメスラクダ。向こう側にオスラクダがかったるそうにこちらを眺めていた。一緒にさせると喧嘩をし始めるようだ。ちなみにヒトコブラクダは暑さに強く、逆にフタコブラクダは寒さに強いのだと言う。一度に100リットル位の水を飲むそうだが、2-3週間は水分無しで生きていられるという。そういえば、スーパーにラクダのミルクが売られていた。水分不足で熱中症になる人間の血液はドロドロになりやすいというが、ラクダのミルクはドロドロなのか?味は濃いのか?気になりつつも飲むのはちょっとゴメンかな。
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再び車を走らせキャンプ場へ到着。19時に陽が沈むというので、明るいうちにラクダに乗ろうと思いつつ、トイレへ行ったり、お茶を飲み、ヘンネを試していたら、あらっ真っ暗。
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ビュッフェ式の食事だったが、どれも美味。絨毯に卓袱台のようなテーブルが並び、クッションが置かれている。足を伸ばして座るとホッとする。キャンプの中央では、ベリーダンスを始めアラブの民族ダンスが披露された。男性のただただ回りながら、お盆のようなものを広げたり、衣装の一部をキラキラ回したり圧巻であった。しかも彼はショーの直前、更衣室から出てくる際、ゆっくりタバコを吸い込んで、ショーに臨んだのだ。かなりのスピードで回り続けるダンスは10分以上にわたっていた。どんな肺をしているのか。
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あっという間にツアーも終了。翌朝はついにミラノに出発。玉手箱を開け、年老いた爺になる浦島太郎の気分だあ。