女性の日 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで31年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。




明日3月8日は「女性の日」。

起源は1904年にさかのぼる。アメリカのNY市で、女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こし129人の女性が焼死したことなのだが、これを受け1910年にコペンハーゲンで行なわれた国際社会主義者会議で「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日とするよう提唱したことから始まった。 

そして、国連は1975年(国際婦人年)の3月8日以来この日を「国際婦人デー」と定め、現在は国連事務総長が女性の十全かつ平等な社会参加の環境を整備するよう、加盟国に対し呼びかける日となっている。 

イタリアでは、男性から女性へ、女性同士でもミモザの花をプレゼントし合う。当日、信号待ちをしていると、どこからともなく、バングラデッシュ人が、ミモザの花を持って売りにくる。笑 1日前の今日も、花屋ではミモザがすでに花束になって売られていた。また、女友達で出かけるというと、まだまだ家族に気を使ったりするが、この日は堂々とアペリティーボに出かけたり、食事に出かけたりできる日でもある。笑

ところで、現在NHK連続ドラマ小説「あさが来た」を見ている。大阪を拠点に活動した明治を代表する女性実業家•広岡浅子の物語である。キリスト教と女子教育に貢献されたが、テレビでは、さすがにキリスト教には触れていないが、明治以降の女子教育とキリスト教の布教の関係は大きく、男女に差がない「人間の可能性を一人一人の中から引き出し、能率的・効果的に成長を促す」教育理念は当時画期的なものだったことだろう。

現在では、欧米に比べれば、まだまだ日本は女性の政治家も少なく思えるが、女性政治家、キャリアウーマン、女性学、フェミニズムから始まり、女性差別、セクシャルハラスメント、などなど性別に関する問題、研究課題は多い。そして日本は男社会で女性の仕事の地位は、先進国の中では最低だと聞いた。難しい問題だが、個人的には、女武士道、たおやかで、しなやかで、一見か弱そうに見えて、実は世界一強い「屈強」な女性を目指したい。苦笑

生きる時は生き、死ぬ時は死ぬ。良きも悪しきもも受け止めて、最善を尽くす。腹を括って生きている女性は凛としており勇気があって美しい。

...というわけで、明日は毎年恒例の女子会がある。四旬節ではあるが、楽しみ。



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