声が出ない 〜 その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

蜂蜜を舐め、カシスを飲み始め2日目。
相変わらず声がかすれる。

午前中買い物へ行く前に薬局に行きマスク購入。
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6枚で5ユーロ。鼻がすっぽり入るが鼻が低いせいかゴムがゆるゆる。耳にかけてちょうどいい位。苦笑

日本のに比べ、呼吸は十分にで来るが周りの人の目が気になる。以前マスクをして歩いていたらSARS, SARSと囁かれたという話を聞いた位、こちらでは珍しいと言うか何か危険なウイルスでも保持しているかのような目で見られる。

メルカートでは、自分の欲しいものを、どれ位、と言って注文しとってもらうが、声が出ないから、思い切り大きな声を出すつもりでいきむといきなり太い声だったり、声が裏返っちゃったり、自分でもあれれれ...と思ってしまった。その分スーパーはいい。話さなくてもいいからだ。

帰りがけに行きつけの中華食材店へ行くと、「今日は仕事が休みかあ?」と聞いてきた。何度仕事はしていないといえばいいのだろう?もう面倒だから、「そうそう、今日は休み。」と言うと「声がないのか?そりゃ大変だ。お茶飲みなさい。」と言ってお店の奥に行ってしまった。「緑茶は家にあるから大丈夫!」と言ったら、「はい、声が出ない人のためのお茶」と言ってこれを出して来た。

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本当かなあ? それにしても名前がいい。「金銀花茶。」何かのハーブか? 「これ飲んでピピーたくさん出すといいね!帰ったら直ぐ飲むね!」と言って渡された。もちろん支払ったけれど。

帰宅し、夫に電話をすると夫の声も変。「あれっどうしたの?」と言うと、「昨日からこうだぞ!」と気付かなかったのか?とでも責めるような言い方。あれそうだった?話しかけても、うんともすんとも言わないし、いやその前に何も会話しなかったのか?それさえも記憶にない。

午後から在ミラノの日本人会の古本市のお手伝いがあった。これで3年目。喋らなきゃいいし、と思ったが、次から次へと知り合いばかり。その度に「声どうしたの?」と聞かれた。「飲み過ぎでしょう?今度誘ってよ~」という人もいれば、「歌いすぎ?」そして昨日の日記やつぶやきで事情をご存知の方は、私に合わせて声をからせて話す...森進一ごっこかい?!爆

「T子さん、男になったらしいで~」と会場で言いふらす友あり。おーい、いい加減にしろ~。

その後、地元パロッキアの現地校中1の生徒たちの堅信式に参列。歌いたくてもとてもじゃないが声が出ず。

どうでもいいけど、この綿毛なんとかして~。