次男,10歳 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 
次男10歳の誕生日。
毎年思うが,あっという間だったな。

初めてのエコーで男の子とわかった時,ドクターに「おっ侍がいるぞ!!」と言われた。既に長女,長男がいたので,性別はどちらでも良かった。お腹にいた頃から大きかったので,「大」という字を使った名前にしようと思い「大ちゃん」と呼びかけて来たっけ。

お腹が大きくなり,子供の送り迎えを気遣ってくれた友人が,チームを作って,少なくとも朝は迎えにきてくれていた。産後は運動のため,自分で行くから..といったのに,結局半年以上友人達が来てくれた。その割に遅刻気味だったので,子供達は一緒に行くのをいやがっていたのだが。苦笑

臨月に入っても,何かと活動をしており,友人に電話をかける度、「どうした?」「陣痛来た?」と慌てられたが,いやあ,パンの発酵のさせ方が今ひとつわからないから...なんて言おうものなら,じっとしてなさいよ!!と言われたものだ。笑

彼が生まれれからの10年間は、上の子達の生活に待ったなし!だったから、いつでもスリングやベビーカーでどこでも行った。今思えばすごいエネルギーだったと思う。

ただ可哀想なのは、上の子達中心の生活だったしなぜか次男の行くクラスでは、家を行き来するような友達もおらず来てしまった。3番目は勝手に自立していくものかと期待していたが、逆に常に時間がないと言って、手を出しすぎたかもしれない。靴紐が結べない。あー面倒だ。靴はバリバリピタッのスニーカー。ジーンズのホックがうまく止められない。いいよ、ゴムパンで・・・私の怠慢により、又彼の怠惰な性格により、どう仕様も無い子になって来てしまった。

ところで今朝出かける際、バスの終点での乗り降りで、次男の保育園時代の先生に偶然あった。「マエストラ!!」「Dのマンマ!!」あちらも私のことをしっかり覚えてくださっている。外国人の多い保育園だったが、彼ほど泣いた乳幼児はいないだろう。毎朝大泣きする彼を連れて行くと、朝からため息をつかれる。逆に次男に対し罪悪感を感じてしまったくらいだ。
こちらは卒園の際,先生が乳幼児全員に作ってくれた手作りアルバムの一ページ。
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どんだけ骨が折れたか!
どんだけ泣いたのか!
母子分離は本当に大変でした。
それでもあなたのマンマは立派で、いつも協力的で、最高の激励を維持してくれました。

と書かれてある。私は、単に先生に対し、絶大の尊敬の念を持っていた。

Itamaでも母子分離に手間取る乳幼児が毎年いる。今年は,生後数ヶ月の妹がいるために余計に嫉妬と甘えたいが為に、泣いて騒いで嘔吐までする子にかかりきり。エジプト人の母親は,皆の前で子供をどなったりはしないが、。あからさまに嫌な顔をするので,家庭でどう過ごしているのだろうか?と気になるところだが,早かれ遅かれ,皆母親から上手に離れスパッツィオビンビを好きになってくれる。だから、私たちも子供達の笑顔に励まされながら逆にエネルギーをもらえるので、今改めて、保育園や幼稚園の先生に感謝したい気持ちになる。
 
話は基、次男現在、現地校小学校5年生。
来年9月からの中学進学に向けて現在オープンスクールを毎週末回って歩いている。彼の希望は、第2外国語がドイツ語の学校。(第1は大抵英語。第2はフランス語やスペイン語が混ざっており選択制のところもある。)
 
ちなみに、長女,長男はフランス語だったが。敢えて自分でドイツ語を,と言ってきたのは意外だった。2つある選択肢のうち一校にしぼろうと思うが、やはり本人の意思表示は大切だ。
 
ところで,今日の夕食は本人のリクエストによりカレーライス。日本のカレーにしてね!ということだった。昨夜に栗のティラミスを作り、今日は一日出ていたので、夕方帰宅し、空手教室に連れて行く間に、野菜を切りカレーライスの煮込みの部分だけやって行こうと思ったら,カレーのルウがない!!♪たらり~ん,鼻から牛乳... 仕方ないからシチューにしない?といっても日本のカレーという。しゃあないな...バターと小麦粉とカレー粉で昭和の味のカレーライス。「なんか違う...」とぶつぶつ言われる。
 
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肝心なプレゼントは本人の希望によりスーパー•エッセルンガのポイントのカタログにあったリモコンヘリコプターがいいという。内心ラッキー!!と思ったが,なんと100数点ポイントが足りずもらえず。あちゃー。じゃあさ、クリスマスプレゼントと一緒に大きいの一つってのはどう?というと、「頼んでないんだよな...」という。誰に?と聞くと「えっバッボ・ナターレに」という。
 
えっまだサンタを信じてたの?と思い、ふと長男の方をむくと、ニヤリと彼も笑う。そうだったのか...まだ信じていたか。「でもさ,おかしいんだよね。バッボ•ナターレに手紙書いていない年も,欲しかったものが届いた年があるんだよね。」という。「寝言で欲しいものいったんじゃないの?!」と私。この年になっても,こんな会話をするとは...爆
 
最近,私の影響か?なぜか♪おてもや~ん、とか♪やっしょーまっかしょ!などとよく歌っている。端からみるとおかしな家族なんだろうなあ。
 
あと3,4年もすればぐっと少年度もあがるんだろうか?笑