『安息日のための歌』とあるが、一般の日にも読むことができるだろう。
それは、
いかに楽しいことでしょう。
主に感謝をささげることは、いと高き神よ、御名をほめ歌い
朝ごとに、あなたのいつくしみを
夜ごとに、あなたのまことを述べ伝えることは、
十弦の琴に合わせ、竪琴にあわせ、琴の調べに合わせて。
é bello dar lode al Signore e cantare al tuo nome, o Altissimo,
annunziare al mattino il tuo amore,
la tua fedeltà lungo la notte, sull'arpa a dieci corde e sulla lira,
con canti sulla cetra.
と、今日一日の恵みを喜び人に伝えている。
考えていると、毎朝起きると、「うっふぁ~今日もハードな一日だ!」「今日は何も予定がないから嬉しい。」などと、その日の予定だけで一喜一憂している。
新しい朝を迎えたことを感謝することは無いな・・・と反省。
ところで、いきなり世界の挨拶の言葉を調べてみた。
イタリア Buon giorno ボンジョルノ 「よい日を」。
フランス Buonjour ボンジュールもともとは、良い日を、という意味だったが、実際に「良い日」の意味で使う場合は[un bon jour]。
アラビア語 salām サラーム「平安」
インドネシア語 Selamat pagi スラマッパギ 「平和な朝を」
ヘブライ語 Shalom シャローム 「平和」
中国語 你好 ニーハオ 「你」と「好」で、それぞれ「あなた」「良い」。
世界の『今日は』という挨拶の言葉は、各国それぞれ意味があることがわかる。
ちなみに、日本語の『今日は』は、古くは「今日様(こんにちさま)」という言葉があったそうで、これは太陽の尊称で、「天道様」の「天道」と同じ。夏目漱石の『坊ちゃん』にも、「そんなことをしたら今日様へ申し訳ないがもし」とあるという。
そして、日本古学(国学)によると、人の生命(霊魂)は太陽と同質で、明るく照らし、心を暖める徳を備えているという。
となれば、「今日は、お元気ですか?」というのは、
太陽のように輝いていますか?となるのではないだろうか?
そして、『平和』・・・戦争が無いことだけを平和というのではなく、心穏やかに、安らかに、静かに、そして落ち着いて、一日を過ごしたいものである。
今日は・・・笑顔と人を結ぶ挨拶でありたいもの。
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