夏の課題 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

1年ぶりに、聖母病院・チャプレンであるヴァレンタイン・デ・スーザ神父様の聖書の集いとミサに与ってきた。 

毎回、沈黙から始まる。呼吸と心を整えるのだ。 

聖書の方では、マタイ13章34-43節、たとえを用いて語る部分。 

「子供たちに物事を教えるとき、あーしろ、こーしろではなく、行いを示す。又、押し付けてはいけない。感情が入ったらおしまいですよ。体に解け、体験させることが大切。悟らせること・・・。」 

あちゃ~。分かっちゃいるが、全部失敗・・・反省。 

わたしは口を開いてたとえを用い、天地創造の時から隠されていたことを告げる。(詩篇78:2) 

「親は子供によいものを与えたい。くずは与えないでしょ?子育ては、育てながら親も成長していくもの。でも親も完全ではありませんね。」 

そうそう・・・思い切り、大きく頭を振ってしまう。 

「(自分が)生きている、(自分が)関わっている、(自分が)育てているところ・・・そこが、自分を生かすところ」なんだとおっしゃる。又、「(自分のいる)環境が素晴らしいと思い、関わると素晴らしい結果となる。その逆は結果も逆。ポジティブに生きるか、ネガティブに生きるか、置かれた場所で、いかに花を咲かせるか、結果は毎日がその繰り返し」だとも。 

正しい人々は父の国で太陽のように輝く 

「自分の持っているものを磨き、人々に与えていく・・・それはロウソクに似てますね。」周りを明るくし、小さくなっていく。それは、私たちの生きる目的かもしれない。 

耳のある者は聞きなさい。 

神父様は敢えて『聴く』という字を好むとおっしゃった。「人の話を心から聞く。偏見は無いですか?型にはめた見方はしていないですか?その方が楽だけれど、そうやって知らないうちに命を粗末にしてしまいます。」 

時に習慣は恐ろしい。毎日、心を硬く、また曲げしまうと、そう簡単には治らない。「柔軟性を持ってください。」。やわらかさを循環させていく。 

「以上、この夏の課題にしてください。」と神父様。 
自分の悟りから成長につながるのだろう。自分のために何かしなくてはならない。 

そして、神の恵みへの賛美と感謝をこめて、再び沈黙のうちに終了。 

その後、大聖堂に移動し、ごミサに与った。今日の朗読は、マタイ13章1-9節『種をまく人』のたとえ。

種がどんなにすばらしい生命力をもっていたとしても、まかれた土地のあり方、種の落とされた土地のいかんで、その生育はさまざま。道端、石地、いばらの中、そしてよい土地。私たちの心の状態はどうだろうか? 

そして、朗読最後の言葉も、『耳のある者は聞きなさい。』だった。 受けた御言葉を育てたいかどうかが、問われるのかもしれない。私たち一人ひとりの土壌に蒔かれている種は、どんな状態にあるのだろうか? 心から言葉に耳を傾けられるように、この夏の課題にしたい。 



http://ameblo.jp/sofiamilano/archive7-201207.html