日本出発の前に朝顔の種をまいていった。
いくつか芽が出ていたけれど、結局育ったのは、2つ。けれど、その1つはまだ双葉状態。どうなっちゃったの?
バルコニーは西側であまりにも、午後陽が日強く、そして遅くまででているので、東側にうつし、リボンをはって蔓をまいてあげた。
朝顔栽培は日本では、小学校1年生でするので、簡単なものだと思っていたけれど、意外に芽が出づらかったり、伸び悩みなど問題はあるもの。
日本への到来は、奈良時代末期に遣唐使がその種子を薬として持ち帰ったものがはじめとされる。(Wikipedia参照)。粉末にして下剤や利尿剤に使用するそうだが、毒性が強いという。
ところで、朝顔は茶花としてあげられる草花だそうだが、千利休の屋敷には朝顔が咲き乱れていたという。朝の茶会に豊臣秀吉が訪ねてみると、庭の朝顔はすべてぬかれており、あっけにとられながら茶室に入ると、床には見事な朝顔が一輪だけ入れてあり、これには秀吉も大いに感心したという。美しい朝顔を沢山見せるのではなく、選りすぐれた
一輪を見せるというのも、大胆な趣向だわ。
そして、観賞用として楽しむようになったというのは、江戸時代。
垣根や家の壁面などを翠のカーテンとして多い尽くすのも素敵ですね。
垣根や家の壁面などを翠のカーテンとして多い尽くすのも素敵ですね。
またまた驚いたのは、『朝顔』は夏ではなく秋の季語であるということ。旧暦ってことかな?
朝顔に つるべ取られて もらひ水 (加賀千代女)
朝顔に つるべ取られて もらひ水 (加賀千代女)
意味がわからず調べてみたら、こういう背景があったようだ。
やはり、私でもつるがかわいそうで、そこの水は汲めないかなあ・・・


