イタリアで地震 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

イタリアは同じヨーロッパのギリシャやトルコと同様に、地震の多い国であり、古代・中世以降の地震被害の記録が数多く残されている。ユーラシアプレートとアフリカプレートの境界部分には断層が多いといわれているし、なんといっても火山もある。 

1997年イタリア中部ウンブリア地方で起きた地震。アッシジの聖フランチェスコ大聖堂のドーム天井や屋根の崩壊や2009年のイタリア中部ラクイラ地震は記憶に新しい。 

そして、今朝9時過ぎに北イタリア地方でも地震が起きたという。・・・というのが、私は家にいたにも関わらず気付かず。PCを付けMixiやFacebookをあけた途端、在ミラノ邦人やらイタリア人のつぶやきがドーーーーーーーーーーーーーっ。驚いた。いついつ?どれくらい??? 

レッジョエミリアが震源地でマグニチュード4.9。
 

その頃、トイレとお風呂の掃除をしていたので、体を揺らし、気付かなかったのだろう。ちなみに昨夜ヴェローナが震源の地震も起きていたというし、調べてみると、今年に入って、なんだかんだ4,5回はイタリアで地震が起きていることが判明。 

いやいや、「震災は忘れた頃にやってくる・・・」とにかく、イタリア人を見ているとパニックになってはいけない、と人のふりみてなんとやら。先日のクルーズ客船コスタ・コンコルディア座礁事故でも、やはりパニックに陥り海に飛び込んだ人も少なくなかったという。 

防災訓練・・・一定の訓練を繰り返し、緊急事態を模擬的に体験することで、そのような事態への耐性を高め、パニックによる事故を未然に防ぐ効果がある・・・とされていても、どんなに経験豊かな日本人であっても、避けられないものはあった。では、被害を最小限に食い止めるために必要なものは? 

昨年、イタリアでは、ラクイラの地震予知の失敗で、学者らが刑事責任が問われるという、世界的にも異例な裁判が始まった。http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011092001000471.html そこを攻めたところで、何がどうなるのだろう?と思いつつも、人はきっと『絶対安心』という備え・支えをもっていたい、ということなのだろうか。 

こちらは大騒ぎして、皆外にあふれたイタリア人画像↓ 
http://www.corriere.it/gallery/cronache/01-2012/terremoto/01/studenti-impiegati-si-riversano-strada_156240a6-473b-11e1-8fa7-b2a5b83c8dfe.shtml#1 

http://www.earthquake.it/