絆 ~ まさかの友は真の友 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。


東日本大震災が発生して、昨日でちょうど1か月。

人々の生活は変わってしまった。遠く離れた私でさえも、食は進まないし、大好きなドラマさえ、見れず。(見る気、見たい気になれない、まっそれが普通かもしれないが)こんな私でも何ができるだろうか・・・そんなことを思いつめては、とにかく動き回っている一か月だった。朝目が覚めて、生きている!食べ物がある!普通に生きている!今まで当たり前であったことが、いかにありがたいことか思い知った。

そして、地震がもたらした被害はあまりにも大きい。地震や津波は天災であるが、原発事故はあくまでも人災。ここ、イタリアでは6月12-13日に憲法改正・法律制定などの重要事項について、その可否を直接に有権者の投票により決定する、いわゆる「レファレンダム」(国民投票)が行われる。原発導入に賛成か反対かの是非が問われる。それに先がけて今週末(4月16日)には、イタリア中では、デモが行われたり、ビラが配られる予定である。
http://sireferendumday.blogspot.com/

さて、日本政府は世界各国の主要紙に、東日本大震災への支援を感謝する菅直人(Naoto Kan)首相のメッセージ広告を掲載した。

「Thank you for the Kizuna(きずなをありがとう)」と題されたメッセージは、>「津波被災地には食料も水も電力もなく、生存者は通信手段もありませんでした」

>「その絶望的な時期に、世界中の人びとがわれわれのもとに集まり、希望を生みだし、励ましてくれました」

>「世界中の友人たちが示してくれたKizunaに深く感謝し、すべての国や機関、人びとに心からの感謝を表明します」

そして、「A friend in need is a friend indeed(まさかの友は真の友)」と結ばれていた。http://www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201104/11kizuna.html

まさかの友が真の友
困ったときの友が本当の友・・・ということ。うれしい時よりも、困難な時にこそ、話を聞いてくれる人がいない、ということはないだろうか?

海外では、遠くにいる分、できることとして、まずは義捐金援助のために立ち上がっている人たちが多いように思われるが、そういう取り組みも、イベント感覚で、やりとげたら、おしまい、ということではないだろう。一人でも多くの人が、同じ問題を認識して、ともに声を上げることが大切なのでは?声を出すのも大切。そして、耳を傾けるのも大切なんじゃないかな?

「私はここで聞いてますよ。あなたのことを思っていますよ」と。