いつでも何度でも | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。



ついに明日は「ババール」コンサート。
ご近所S子さんご夫妻によるピアノ演奏と「ぞうのババール」のお話のナレーションは子供達を引き込むのは100%間違いなし。

その後に続く子供たちのコーラスは、イタリア人にどう反応を及ぼすか、実は非常にどきどきしている。イタリア人の子供たちはよく学校の学年末やクリスマスに、保護者に歌を披露することもあるが、じっとして歌える子は少ない。音痴な子も多し。専門のコーラス・グループでもないのに、ちょっとの時間であそこまで上手に歌える日本の子供たちを見てほしい。そんな気持ちでいっぱい。

今回、グループが歌うジブリアニメ「千と千尋の神隠し」の主題歌となった 『いつも何度でも』という曲は、昨年12月の在ミラノの日本人会のイベントで急きょ作られた子供たちのコーラス・グループが歌った曲。それを今回も歌うことになったのだが、個人的に、宇宙観、時空観、死生観、無常観・・・なんともいえない思いを込めた詩を聞いていると、ぐっとこみあげてくるものがあり、今回もこの歌を歌うのなら、是非我が家の子も参加させてほしいと思った。

前回は、まったく参加しようともしなかったひねくれ屋の次男さえが、すんなりと参加し、一緒に歌っている!奇跡だ!!はじめは、半分ふてくされ体を隠すようにしていたそうだが、だんだん指揮者のKさんの迫力に引き込まれたのか、一生懸命歌っている姿を見て、ほ~っと感動。

この曲は、これを歌われた木村弓さんが、阪神淡路大震災で被災した叔母さんを見舞ったときの町の惨状を見て、震災に対する想いをイメージされ、作曲されたものが、後に「千と千尋の神隠し」の曲として使われたのだそう。その16年後の311震災・・・。

明日の当日(実際には数時間後)皆で心を合わせて、一生懸命、日本に向けて歌います。イタリアの子供たち驚くなよ~。

「いつも何度でも」 
作詞: 覚 和歌子
作曲: 木村 弓

1.呼んでいる 胸のどこか奥で
  いつも心躍る 夢を見たい
  かなしみは 数えきれないけれど
  その向こうできっと あなたに会える

  繰り返すあやまちの そのたび 人は
  ただ青い空の 青さを知る
  果てしなく 道は続いて見えるけれど
  この両手は 光を抱ける

  さよならのときの 静かな胸
  ゼロになるからだが 耳をすませる
  生きている不思議 死んでいく不思議
  花も風も街も みんなおなじ

2.呼んでいる 胸のどこか奥で
  いつも何度でも 夢を描こう
  かなしみの数を 言い尽くすより
  同じくちびるで そっとうたおう

  閉じていく思い出の そのなかにいつも
  忘れたくない ささやきを聞く
  こなごなに砕かれた 鏡の上にも
  新しい景色が 映される

  はじまりの朝の 静かな窓
  ゼロになるからだ 充たされてゆけ
  海の彼方には もう探さない
  輝くものは いつもここに
  わたしの中に 見つけられたから