1月は浄化の月。油物も避けて節制しよう・・・と思いつつ、気づくとミラノのパン屋さん、ケーキ屋さんはカルネヴァーレのお菓子の山。それってほとんどが油であげたものばかりなんですね。
今年のパスクワ(復活祭)は4月24日と遅い分、四旬節の40日間をさかのぼり、カルネヴァーレも例年よりも少し遅い3月7-8日。ミラノはアンブロジアーノ典礼にのっとり、カルネヴァーレ・アンブロジアーノなので、3月10-12日。
カルネヴァーレは無礼講。でもそのあとの四旬節は静かに節制・・・とまじめに守っているイタリア人、カトリック信者はどれくらいいるだろう?
私は「いけない」「節制」といわれると、なぜか逆に、ぐらぐらゆれるのだ。あー食べたい、食べたい、食べたい・・・。欲しい,欲しい、欲しい・・・。
聖書には、イエス・キリストが悪魔から受ける『誘惑』の箇所がいくつもあるが、誘惑には「悪意」のみならず、相手を試すまたは自分が試される誘惑と、自分の欲望、欲求の誘惑があるように思える。楽な方を選びたい、面倒なことを避けたい、他人よりもまず自分といった自分の心との闘い・・・いろいろある。
その誘惑が悪いものとは限らない。けれどその欲望に溺れてしまえば、人に迷惑をかけたり、害になったり、罪になる。人間は弱いからこそ、「人間」なのだけれど、常に自己との闘い。反省の毎日。
皆さん、こういうときってどうしてますか?