ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで31年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 

 

いきなり寒くなったミラノ。朝方は寒くて目が覚めてしまう。

 

特に今日は曇りで後からしとしと雨が降り出した。着るものがない‼︎

 

秋物を探しながら、そのまま衣替えをしてしまった!早すぎたか…?

 

ミラノはこの春、急激に暑くなったが、また急激に寒くなった。

 

ところで、中高時代の制服の衣替えはどうだったかな?と思い調べてみたら、大体6月初めから9月いっぱいが夏服。その前後2週間くらいは調整期間として、特に10月中で著しく気温が高い場合は、夏服を着用し、健康面を優先するよう注意が促されていた。

 

地球温暖化が進み、冷暖房も整い、1年を通して同じような服装で過ごせる現代だと、あまり衣替えをしない人もいるのかもしれない。(我が家の次男なんぞ一年中Tシャツとジーンズ)それはそれで合理的かもしれないが、日本やイタリアはせっかく四季があるのだから、やはりその変化に美を見出し、四季に寄り添いながら、生活をする。季節にあった生地やかたちがあるからこそ、衣替えという文化が定着したのではないだろうか。

 

話は変わるが、今日の夕方、シッター先の三男とツインズを迎えに行くと、長男が水をこぼしてしまい着替えをさせようとしたら、個人の着替え用の袋に半ズボンしか入っていなかった。寒くなってきたので、長めのズボンと長袖のシャツを持って来てほしい、と言われた。

 

考えてみたら、前日も水をこぼしたとかで、学校のジーンズをはいて帰って来たのであった。一応ママさんには伝えたが、放っておくと何日もそのままになってしまうので、学校のジーンズは洗ってアイロンをかけて返さなければならないし、幼稚園用の着替えのバッグにスエットのパンツと長袖のシャツ、そしてまた暑さがぶり返す可能性も見越して、半ズボンと半袖Tシャツもそのまま入れておいたので、明朝そのまま幼稚園へ持っていくよう伝えた。(私の方が把握している!)

 

これもある意味「衣替え」。

 

自分の衣替えをしたついでに、数シーズン着ていない服は、大きな紙袋にまとめて、古着屋さんへ早速持って行った。前日も靴を持って行っている。多少家も片付けなきゃ...。

 

いずれにしても「暑さ寒さも彼岸まで」と言う。凄く言い当てているな。

 

暑くてノースリーブのTシャツしか着ていなかった夏が嘘のよう。

 

素足で歩くのも寒い。足のサンダル焼けだけが暑かった夏の証拠。

 

今日の一句

寒くなり 帽子もバッグも 衣替え